intra-mart Accel Platform 2024 Spring(Iris) リリースノート 初版 2024-04-01

9.8.1. 互換

9.8.1.1. 旧バージョンから移行して互換機能を利用する場合は、version 7.2 においてIM-共通マスタとアプリケーション共通マスタが同期されている必要があります。

  • version 7.2 においてIM-共通マスタとアプリケーション共通マスタが同期されている状態から移行作業を行う必要があります。
    詳細は「移行ガイド」を参照してください。
    なお、移行ではなく新規インストールにおいて、互換機能を利用する場合は「互換ガイド」を参照してください。

9.8.1.2. 新旧のマスタで許可されている文字に差異があります。

  • アプリケーション共通マスタから移行したデータにIM-共通マスタで(ユーザコード等で)
    許可されていない文字を利用している場合、取り扱うことができません。

9.8.1.3. ドキュメントワークフロー(BPW)の制限事項は intra-mart Web Platform 7.2 の制限事項に準拠します。

  • ドキュメントワークフロー(BPW)の制限事項は intra-mart Web Platform 7.2 の制限事項に準拠します。

9.8.1.4. プロセス定義名、タスク名に「,(半角カンマ)」および「#(半角シャープ)」は使用できません。

  • プロセス定義名、タスク名に「,(半角カンマ)」および「#(半角シャープ)」が含まれていると代理設定画面でエラーが発生します。

9.8.1.5. ドキュメントワークフローの「BPW管理者」ロールは削除しないでください。

  • ドキュメントワークフローでは、テナント環境セットアップで設定されたロールを元に管理者権限の判定を行っています。ロールを削除すると判定処理が正常に動作しません。
    管理操作を行う場合は、ユーザに「BPW管理者」ロールを付与してください。

9.8.1.6. パスワード保存方式が「ハッシュ化」の場合、アカウント情報のパスワードが取得できません。

  • パスワード保存方式が「ハッシュ化」の場合は平文のパスワードを取得できないため、AccountManager等で扱われるAccountからパスワードの値が基本的に取得できません。このため、互換機能におけるアカウント操作については、動作の保証外です。

9.8.1.7. 互換機能の制限事項は intra-mart Web Platform 7.2 の制限事項に準拠します。

  • 互換機能の制限事項は intra-mart Web Platform 7.2 の制限事項に準拠します。

9.8.1.8. ドキュメントワークフローにて、intra-mart Web Platform 利用時より入力可能文字数が少なくなる場合があります。

  • intra-mart WebPlatform(以下iWP) を運用時のサーバエンコーディングがShift_JIS/EUCの場合、intra-mart Accel Platform(以下iAP) 移行後の入力可能文字数が少なくなる場合があります。
    対象の入力項目は以下の通りです。
    • プロセス名
    • 申請時コメント
    • 審議コメント
    ドキュメントワークフローの入力文字数チェックでは、String#getBytes(引数なし)の戻り値であるbyte配列の長さと、各入力項目の許容byte数(定数)を比較しています。
    UTF-8で運用されている環境においては、String#getBytes(引数なし)を実行すると、UTF-8でエンコーディングされたbyte配列が返却されます。
    入力した文字列がUTF-8で3byteまたは4byteにエンコーディングされる場合、iWP利用時のbyte配列の長さより大きくなります。したがって入力文字列によっては、iWP利用時で許容された入力文字数が、iAP利用時には許容されなくなる場合があります。