6.22. 申請書を取り消す方法¶
本項では、申請書を取り消す方法を説明します。申請書を取り消すための申請書を作成して取消を実施します。使用には以下の手順が必要です。
- ガジェットのインポート
- コンテンツ定義の作成
6.22.1. 申請書を取り消す申請書の作成手順¶
6.22.1.1. ガジェットのインポート¶
申請書を取り消す申請書を作成する場合、以下のガジェットのインポートが必要です。ガジェットの定義ファイルは「%システムストレージ%/kaiden/generic/gadget」に格納しています。『intra-mart Accel Kaiden! GadgetBuilder 設定ガイド』-「基本」-「設定の流れ」-「動作確認」-「GadgetBuilder定義インポート」を参照して実施してください。
ファイル名 ガジェット名 searchCancelMatter_v01.xml 案件検索(取消用) matterDetail_v01.xml 案件明細
6.22.2. 検索対象となる申請書¶
以下の条件に一致する申請書が案件検索(取消用)機能で検索対象となります。また、自分が申請した申請書のみを取り消し可能です。
最終承認済の一般申請書
最終承認済の事前申請書
最終承認済の精算申請書
最終承認済の請求書払申請書
コラム
以下のガジェットを含む申請書は検索対象となりません。
ファイル名 ガジェット名 cancelDetail_v01.xml 取消明細 chgCommRoute_v01.xml 通勤経路 chgEmpAddress_v01.xml 住所変更 chgEmpBank_v01.xml 従業員口座 chgEmpFamily_v01.xml 家族異動 journalDetail_v01.xml 費用振替明細 matterDetail_v01.xml 案件明細 payeeRegister_v01.xml 支払先申請 childcareLeaveApply_v01.xml 育児休暇 longLeaveApply_v01.xml 長期休暇 maternityLeaveApply_v01.xml 産前産後休暇 colEmpNumber_v01.xml マイナンバー提出(従業員) colPayeeNumber_v01.xml マイナンバー提出(支払先) cancelDetailForKTB_v01.xml 取消明細(活文IDE連携) コラム
精算申請書と紐付け済みの事前申請書を取り消す場合、紐付く精算申請書を取り消してから実施してください。コラム
「決裁精算ガジェット」を含む申請書と紐付け済みの「決裁事前ガジェット」を含む申請書を取り消す場合、紐付く「決裁精算ガジェット」を含む申請書を取り消してから実施してください。
6.22.3. 申請時の注意¶
申請書を取り消す申請が最終承認されると、以下の操作が実施されます。
申請書が取り消されます。
事前申請書と紐付いた精算申請書を取り消した場合、紐付けを解除します。
「決裁事前ガジェット」を含む申請書と紐付いた「決裁精算ガジェット」を含む申請書を取り消した場合、紐付けを解除します。
取り消した申請書が仕訳出力前の場合、仕訳対象外となります。
取り消した申請書が仕訳出力済の場合、反対仕訳のデータを登録します。
取り消した申請書が仕訳出力済でFBデータが発生する場合、金額×「-1」のFBデータを登録します。
取り消した申請書が仕訳作成済でマルチバリューチャージサービスへのチャージデータが発生する場合、金額×「-1」のマルチバリューチャージサービスへのチャージデータを登録します。また、仕訳が作成済で未出力の場合、反対仕訳のデータを登録します。取り消した申請書が予算と紐付いている場合、使用した予算額を取り消します。
取り消した申請書がファイル管理のファイルと紐付いている場合、紐付けを解除し、取消した申請書で更新された電子化ステータス、精算ステータスを未処理に更新します。また、「DataDelivery」と連携している場合、DataDelivery連携取消用のファイルを出力します。取り消した申請書が「渡航情報ガジェット」を含む場合、渡航情報取消用のファイルを出力します。
取り消した申請書が「法人カードデータ(J’sNAVI Jr.)」と紐付いている場合、紐付けを解除します。
取り消した申請書が「出張手配実績データ」と紐付いている場合、紐付けを解除します。
取り消した申請書が「BTMサービス利用実績データ」と紐付いている場合、紐付けを解除します。
注意
取消した申請書にマルチバリューチャージサービスへのチャージデータの発生有無で、反対仕訳が登録される基準が異なります。マルチバリューチャージサービスへのチャージデータが発生しない申請書の場合、次の通り反対仕訳のデータを登録します。
取り消した申請書が仕訳出力前の場合、反対仕訳のデータを登録しない 取り消した申請書が仕訳出力後の場合、反対仕訳のデータを登録するマルチバリューチャージサービスへのチャージデータが発生する申請書の場合、次の通り反対仕訳のデータを登録します。
取り消した申請書が仕訳作成前の場合、反対仕訳のデータを登録しない 取り消した申請書が仕訳作成後の場合、仕訳の出力有無に関わらず反対仕訳のデータを登録する