intra-mart Accel Kaiden! 経費旅費 / 管理者操作ガイド 第26版 2023-12-22

3.41. 従業員住所マスタ

本項では、従業員住所マスタの設定方法を説明します。

3.41.1. 概要

従業員住所マスタは、従業員の住所を管理します。
設定はユーザ単位で行い、複数の住所情報を管理できます。
メンテナンス、インポートの2種類の方法でマスタ設定が可能です。
また、マスタ設定をエクスポート可能です
メンテナンスの他に申請機能(住所変更申請)でも、従業員住所の登録が可能です。

コラム

住所変更申請では、最終承認後に従業員住所が登録(更新)されます。
住所変更申請の詳細は、『intra-mart Accel Kaiden! 経費旅費 / ユーザ操作ガイド』を参照してください。

3.41.2. メンテナンス

本項では、メンテナンス機能を利用したマスタ設定方法を説明します。

3.41.2.1. 新規登録

  1. 「サイトマップ」→「Kaiden!」→「マスタメンテナンス」→「従業員住所」をクリックします。
  2. 一覧画面表示後、「新規登録」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0119.png
  3. 登録/更新画面で必要な情報を入力し、「登録」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0219.png
    • 変更事由
      住所を変更した事由を選択します。
    • 住所種別
      対象住所の種別を選択します。
    • 郵便番号
      郵便番号を入力します。
      「住所検索」をクリックすると、住所を検索できます。
    • 都道府県
      都道府県を選択します。
    • 群市町村
      住所のうち、群市町村を入力します。
    • 丁目・番地
      住所のうち、丁目・番地を入力します。
    • ビル・建物名
      住所のうち、ビル・建物名を入力します。

    コラム

    「従業員」、「変更事由」、「住所種別」は、システム日付を検索基準日としています。

    コラム

    明細機能の操作方法は、 明細行(カード形式)の操作 を参照してください。
  4. 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0319.png
  5. 新規登録することができました。
    ../../../_images/mainte_0419.png

3.41.2.2. 更新

  1. 「サイトマップ」→「Kaiden!」→「マスタメンテナンス」→「従業員住所」をクリックします。
  2. 一覧画面で「検索」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0519.png

    コラム

    検索欄に検索したい従業員口座の以下の項目を入力して「検索」をクリックすると、結果を一覧に表示します。
    • 従業員コード
    • 従業員名
  3. 一覧画面の対象データが表示されている行をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0619.png

    コラム

    一覧機能の操作方法は、 一覧画面の操作 を参照してください。
  4. 登録/更新画面で情報を編集し、「更新」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0719.png
    次の項目は編集不可項目です。
    • 会社
    • 従業員
    • 開始日
    • 終了日
  5. 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0819.png
  6. 更新することができました。
    ../../../_images/mainte_0919.png

3.41.3. 住所検索機能

住所検索機能は、郵便番号マスタのインポートを実施している場合使用できます。
  1. 「住所検索」ボタンをクリックします。
    ../../../_images/mainte_101.png
  2. 検索条件を入力し、「検索」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_11.png
  3. 反映したい行をクリックします。
    ../../../_images/mainte_12.png
  4. 「郵便番号」、「都道府県」、「群市町村」、「丁目・番地」が反映されます。
    ../../../_images/mainte_13.png

3.41.4. インポート

本項では、インポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。

3.41.4.1. インポートデータ作成

インポートするデータを作成し、ストレージにアップロードします。
作成するインポートデータの形式は、次の通りです。
  • ファイル形式
    ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。
    以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のファイル形式です。

    ファイル名 import_header.csv import_detail.csv
    文字コード UTF-8
    区切り文字 ,
    囲み文字

  • データ形式
    import_header.csv

    No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考
    1 会社コード 100  
    2 ユーザコード 100  
    3 期間コード 50 半角英数字、「_」「-」を設定可能です。
    4 開始日   10
    yyyy/MM/dd形式
    インポートモードが
    4、5の場合、使用されます。
    5 終了日   10
    yyyy/MM/dd形式
    インポートモードが
    4、5の場合、使用されます。
    3 事由分類コード   100 「100012-6」を指定してください。
    3 事由コード   100  
    6 削除フラグ 1
    0:有効
    1:無効

    データサンプル
    "comp_sample_01","hayashi","term01","1900/01/01","1999/12/31","100012-6","100001","1"
    "comp_sample_01","hayashi","term02","2000/01/01","2999/12/31","100012-6","100001","0"
    

    コラム

    項目を省略する場合でも、「”」で囲んでください。

    コラム

    「期間コード」は、「会社コード」、「ユーザコード」が同じデータ単位で期間(開始日・終了日が同一)ごとに一意の値を設定します。
    「会社コード」、「ユーザコード」が異なるデータに対しては、期間コードに重複する値を設定可能です。


  • データ形式
    import_detail.csv

    No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考
    1 会社コード 100  
    2 ユーザコード 100  
    3 期間コード 50 半角英数字、「_」「-」を設定可能です。
    4 タプルID 18  
    5 行番号 18  
    6 住所種別 100 住所種別マスタの住所ID
    6 郵便番号 7  
    6 都道府県 100 項目マスタの項目ID
    6 郡市区町村   200  
    6 丁目・番地   200  
    6 ビル・建物名   200  

    データサンプル
    "comp_sample_01","hayashi","term01","0","1","10001","1070052","100013-13","","",""
    "comp_sample_01","hayashi","term02","0","1","10001","1070052","100013-13","","",""
    

    コラム

    項目を省略する場合でも、「”」で囲んでください。

    コラム

    「import_header.csv」、「import_detail.csv」で設定された「会社コード」、「ユーザコード」、「期間コード」が同一の場合、同じデータのヘッダ部分・明細部分として扱います。

  • アップロード先
    ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。
    以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のアップロード先です。

    ディレクトリ kaiden/generic/master/empAddress
    ファイル名 import_header.csv import_detail.csv

    コラム

    インストール直後などはアップロード先のディレクトリが作成されていません。
    ディレクトリの作成方法やファイルのアップロード方法は、次のドキュメントを参照してください。

3.41.4.2. ジョブネットの設定

インポート機能用のジョブネットの設定を行います。
  1. 「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。
  2. ジョブネット一覧(画面左部)の「従業員住所」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_0120.png
  3. 「編集」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_0220.png
  4. 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。
    ../../../_images/jobnet_0320.png

    コラム

    設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。
    トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    コラム

    複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。
    ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
    ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー)
    kaiden-job-master-import-empaddress Kaiden! / マスタ / インポート / 従業員住所
  5. 編集後、「更新」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_0420.png
  6. 確認ポップアップの「決定」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_0520.png
  7. ジョブネットが設定されました。
    ../../../_images/jobnet_0620.png

    コラム

    ジョブネットの設定(実行)後、メンテナンス機能でインポートが正しく実行されたことを確認してください。

3.41.4.3. 実行パラメータ

設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値
エラースキップ
error_skip
処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。
(省略時:false)
ロック待ち時間
lock_wait
ロックの待ち時間を設定します。
(省略時:10秒)
処理対象会社グループセットコード
company_group_set_cd
インポートを行う会社の会社グループセットコードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
処理対象会社グループコード
company_group_cd
インポートを行う会社の会社グループコードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
処理対象会社コード
company_cd
インポートを行う会社の会社コードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
コンダクター
conductor
ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。
カンマ区切りで複数指定できます。
AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。
(省略時:コンダクターを使用しません。)
インポートモード
import_mode
インポートの処理モードを設定します。
(省略時:1)
  • 1 : 単一期間(差分)モード
  • 2 : 単一期間(一新)モード
  • 3 : 単一期間(入替)モード
  • 4 : 複数期間(差分)モード
  • 5 : 複数期間(入替)モード
開始日
start_date
インポート期間の開始日(yyyy/MM/dd)を設定します。
(省略時:ジョブの実行日)
終了日
end_date
インポート期間の終了日(yyyy/MM/dd)を設定します。
(省略時:システムの終了日)
シフト日数
shift_date
インポート期間の開始日に対する増減日数を設定します。
「-2147483648~2147483647」の範囲で設定してください。
(省略時:0)
インポートファイルのパス
file_path
インポートファイルのstorage以降のパスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/master/empAddress/import_header.csv import_detail.csv)
処理後のインポートファイルの操作モード
file_mode
処理後のインポートファイルの操作モードを設定します。
(省略時:1)
  • 1 : 操作なし
  • 2 : コピー(copy)
  • 3 : アーカイブ(move)
  • 4 : 正常終了(警告含)時アーカイブ(move)、エラー終了時操作なし
  • 5 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時アーカイブ(move)
  • 6 : 削除(delete)
  • 7 : 正常終了(警告含)時削除(delete)、エラー終了時操作なし
  • 8 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時削除(delete)
アーカイブ先パス
archive_path
インポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/master/empAddress/import_header_{YMDHMSN}.csv import_detail_{YMDHMSN}.csv)
文字コード
character
インポートファイルの文字コードを設定します。
(省略時:UTF-8)
  • UTF-8
  • SHIFT-JIS
区切り文字
delimiter
インポートファイルの区切り文字を設定します。
(省略時:,)
  • , : カンマ
  • \t : タブ
囲み文字
enclosing
インポートファイルの囲み文字を設定します。
(省略時:”)
  • ” : ダブルクォーテーション
読込開始行数
start_rows
インポートファイルの読込開始行数を設定します。
(省略時:0)
ガジェットクラス
gadgetClass
インポートするマスタのガジェットクラスを設定します。
従業員住所マスタインポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「master」を設定しています。
ガジェットバリエーション
gadgetVariation
インポートするマスタのガジェットバリエーションを設定します。
従業員住所マスタインポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「empAddress」を設定しています。
{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式

3.41.5. エクスポート

本項では、エクスポート機能を利用したマスタ設定取得方法を説明します。

3.41.5.1. ジョブネットの設定

エクスポート機能用のジョブネットの設定を行います。
  1. 「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。
  2. ジョブネット一覧(画面左部)の「従業員住所」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_0719.png
  3. 「編集」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_0819.png
  4. 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。
    ../../../_images/jobnet_0918.png

    コラム

    設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。
    トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    コラム

    複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。
    ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
    ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー)
    kaiden-job-master-export-empaddress Kaiden! / マスタ / エクスポート / 従業員住所
  5. 編集後、「更新」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_1018.png
  6. 確認ポップアップの「決定」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_1118.png
  7. ジョブネットが設定されました。
    ../../../_images/jobnet_1218.png

3.41.5.2. ファイル取得

エクスポートファイルを次のエクスポート先から取得します。
  • エクスポート先
    ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。
    以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のエクスポート先です。

    ディレクトリ kaiden/generic/master/empAddress/
    ファイル名 export_header.csv export_detail.csv

    コラム

    エクスポートファイルのダウンロード方法は、次のドキュメントを参照してください。
  • データ形式
    エクスポートファイルのデータ形式です。
    export_header.csv
    項目 項目名 備考
    companyCd 会社コード  
    userCd ユーザコード  
    termCd 期間コード  
    startDate 開始日 yyyy/MM/dd形式
    endDate 終了日 yyyy/MM/dd形式
    reasonCategoryCd 事由分類コード  
    reasonCd 事由コード  
    deleteFlag 削除フラグ
    0:有効
    1:無効
    export_detail.csv
    項目 項目名 備考
    companyCd 会社コード  
    userCd ユーザID  
    termCd 期間コード  
    tupleId タプルID  
    rowNumber 行番号  
    agentUserCd 代理先ユーザコード  

3.41.5.3. 実行パラメータ

設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値
エラースキップ
error_skip
会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。
(省略時:false)
ロック待ち時間
lock_wait
ロックの待ち時間を設定します。
(省略時:10秒)
処理対象会社グループセットコード
company_group_set_cd
エクスポートを行う会社の会社グループセットコードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
処理対象会社グループコード
company_group_cd
エクスポートを行う会社の会社グループコードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
処理対象会社コード
company_cd
エクスポートを行う会社の会社コードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
コンダクター
conductor
ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。
カンマ区切りで複数指定できます。
AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。
(省略時:コンダクターを使用しません。)
エクスポートモード
export_mode
エクスポートの処理モードを設定します。
(省略時:1)
  • 1 : 全件出力モード
  • 2 : 期間モード(エクスポート対象データの検索対象日が含まれる期間を出力)
  • 3 : 更新日モード(エクスポート対象データの検索対象以降に更新されたレコードを出力)
エクスポート対象データの検索対象日
target_date
エクスポートモード2、3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日(yyyy/mm/dd)を設定します。
(省略時:ジョブの実行日)
シフト日数
shift_date
エクスポートモード2、3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日に対する増減日数を設定します。
「-2147483648~2147483647」の範囲で設定してください。
(省略時:0)
エクスポートファイルのパス
file_path
エクスポートファイルのstorage以降のパスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/master/empAddress/export_header.csv export_detail.csv)
エクスポート時の既存ファイルの操作モード
file_mode
エクスポート時の既存ファイルの操作モードを設定します。
(省略時:1)
  • 1 : 既存ファイルに追記
  • 2 : 既存ファイルを削除し、エクスポート
  • 3 : エクスポートファイルをアーカイブ(移動)し、エクスポート
アーカイブ先パス
archive_path
エクスポート時の既存ファイルの操作モードが3の場合、エクスポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/master/empAddress/export_header_{YMDHMSN}.csv export_detail_{YMDHMSN}.csv)
文字コード
character
エクスポートファイルの文字コードを設定します。
(省略時:UTF-8)
  • UTF-8
  • SHIFT-JIS
区切り文字
delimiter
エクスポートファイルの区切り文字を設定します。
(省略時:,)
  • , : カンマ
  • \t : タブ
囲み文字
enclosing
エクスポートファイルの囲み文字を設定します。
(省略時:”)
  • ” : ダブルクォーテーション
  • none : 囲み文字なし
エクスポートファイルのヘッダー出力有無
header_row
エクスポートファイルのヘッダー出力有無を設定します。
(省略時:false)
  • true : ヘッダー出力有
  • false : ヘッダー出力無
ガジェットクラス
gadgetClass
エクスポートするマスタのガジェットクラスを設定します。
従業員住所マスタエクスポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「master」を設定しています。
ガジェットバリエーション
gadgetVariation
エクスポートするマスタのガジェットバリエーションを設定します。
従業員住所マスタエクスポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「empAddress」を設定しています。
{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式