3.37. 予算マスタ¶
本項では、予算マスタの設定方法を説明します。
3.37.1. 概要¶
予算マスタは、intra-mart Accel Kaiden! 経費旅費が使用する予算を管理します。メンテナンス、インポートの2種類の方法でマスタ設定が可能です。また、マスタ設定をエクスポート可能です。
3.37.2. メンテナンス¶
本項では、メンテナンス機能を利用したマスタ設定方法を説明します。
3.37.2.1. 新規登録¶
本項では、予算の新規登録方法を説明します。
3.37.2.1.1. 予算登録¶
「サイトマップ」→「経費精算・旅費精算」→「予算管理」→「予算」をクリックします。 一覧画面表示後、「新規登録」をクリックします。 登録/更新画面で必要な情報を入力し、「登録」をクリックします。
予算期間コード会社ごとに一意のコードを入力します。 予算期間名予算期間の名称を入力します。 開始日予算期間の開始日を入力します。 終了日予算期間の終了日を入力します。 分割設定予算期間を指定した月数で分割する場合、チェックします。
期間分割設定を行うチェックした場合、予算明細画面で予算金額を分割した期間ごとに入力します。また分割基準日、分割月数は必須となります。チェックしていない場合、予算明細画面で予算金額を単一期間で入力します。 分割基準日予算期間を分割する基準日を入力します。 分割月数予算期間を分割する月数を入力します。「1」の場合「1か月単位」で分割します。 予算単位予算で使用する予算単位を選択します。 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 新規登録することができました。
3.37.2.1.2. 予算明細登録¶
「サイトマップ」→「経費精算・旅費精算」→「予算管理」→「予算」をクリックします。 一覧画面で「検索」をクリックします。コラム
検索欄に検索したい予算の以下の項目を入力して「検索」をクリックすると、結果を一覧に表示します。
予算期間コード 予算期間名 一覧画面で対象データが表示されている行の「予算明細設定」をクリックします。コラム
一覧機能の操作方法は、 一覧画面の操作 を参照してください。 予算明細画面表示後、「新規登録」をクリックします。 登録/更新画面で必要な情報を入力し、「登録」をクリックします。
予算バージョン予算で使用する予算バージョンを選択します。 選択状況選択したした予算バージョンを有効にします。有効にした場合、他のバージョンは無効になります。 表示順予算明細の表示順を入力します。 予算単位項目予算に設定されている予算単位に紐づく予算単位項目を選択します。 予算集約区分予算集約区分を選択します。本項目は申請時の予算残高取得時に使用します。 税処理区分明細行の予算が「税込」「税抜」かを選択します。 警告設定予算金額の警告設定を「差額」「割合」で入力します。 上限設定予算金額の上限設定を「差額」「割合」で入力します。 予算金額明細行の予算金額を入力します。コラム
「組織」、「プロジェクト」、「経費区分」は、システム日付を検索基準日としています。コラム
上記の画面の場合、予算単位に「組織」、「プロジェクト」、「経費区分」が設定されています。コラム
予算集約区分は次の種類があります。
予算集約区分 説明 事前-申請 事前申請の申請時の金額を集計して、予算利用額を算出します。事前申請がない予算では予算利用額が算出されません。事前-承認 事前申請の最終承認時の金額を集計して、予算利用金額を算出します。事前申請がない予算では予算利用額が算出されません。実績-申請 精算申請が未実施の場合、事前申請の申請時の金額を集計して予算利用額を算出します。精算申請を申請済みの場合、精算申請の申請時の金額を集計して予算利用額を算出します。実績-承認 精算申請が未実施の場合、事前申請の最終承認時の金額を集計して予算利用額を算出します。精算申請を申請済みの場合、精算申請の最終承認時の金額を集計して予算利用額を算出します。精算-申請 精算申請の申請時の金額を集計して、予算利用額を算出します。 精算-承認 精算申請の最終承認時の金額を集計して、予算利用金額を算出します。 コラム
下図の通り、警告設定、上限設定を行った場合の金額は下記の通り算出されます。差額の場合予算金額+入力した金額警告設定を5000円と入力した場合、下記の通りです。
20,000 + 5,000 = 25,000 警告金額を15,000円としたい場合、「20,000 + -5,000」となるため、警告設定に「-5000円」と入力してください。%(割合)の場合予算金額 + 入力した割合×予算金額警告設定を80%と入力した場合、下記の通りです。
20,000 + 16,000 = 36,000 警告金額を16,000円(20,000円の80%)としたい場合、「20,000 + -4,000(20,000×-20%)」となるため、警告設定に「-20%」と入力してください。警告設定の入力チェックで%を選択時、-100~100の範囲チェックを行っています。また、上限設定の入力チェックで%を選択時、0~100の範囲チェックを行っています。注意
警告金額の超過判定について予算金額が警告金額より大きい場合エラーとしています。警告金額を16,000円とした場合、予算金額が16,001円以上の場合エラーとなります。コラム
予算残高は、予算金額-予算利用額で算出します。コラム
明細行の操作方法は、 明細行の操作 を参照してください。 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 新規登録することができました。
3.37.2.2. 更新¶
本項では、予算の更新方法を説明します。
3.37.2.2.1. 予算更新¶
「サイトマップ」→「経費精算・旅費精算」→「予算管理」→「予算」をクリックします。 一覧画面で「検索」をクリックします。コラム
検索欄に検索したい予算の以下の項目を入力して「検索」をクリックすると、結果を一覧に表示します。
予算期間コード 予算期間名 一覧画面の対象データが表示されている行をクリックします。コラム
一覧機能の操作方法は、 一覧画面の操作 を参照してください。 登録/更新画面で情報を編集し、「更新」をクリックします。次の項目は編集不可項目です。
- 会社
- 予算期間コード
コラム
予算明細がすでに登録されている場合、開始日、分割設定、予算単位の編集および予算期間の削除が行えません。 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 更新することができました。
3.37.2.2.2. 予算明細更新¶
「サイトマップ」→「経費精算・旅費精算」→「予算管理」→「予算」をクリックします。 一覧画面で「検索」をクリックします。コラム
検索欄に検索したい予算の以下の項目を入力して「検索」をクリックすると、結果を一覧に表示します。
予算期間コード 予算期間名 一覧画面で対象データが表示されている行の「予算明細設定」をクリックします。コラム
一覧機能の操作方法は、 一覧画面の操作 を参照してください。 予算明細画面表示後、対象データが表示されている行の「表示」をクリックします。 登録/更新画面で情報を編集し、「更新」をクリックします。次の項目は編集不可項目です。
- 予算バージョン
- 選択状況
確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 更新することができました。
3.37.2.3. コピー¶
本項では、予算のコピー方法を説明します。
3.37.2.3.1. 予算コピー¶
「サイトマップ」→「経費精算・旅費精算」→「予算管理」→「予算」をクリックします。 一覧画面で「検索」をクリックします。コラム
検索欄に検索したい予算の以下の項目を入力して「検索」をクリックすると、結果を一覧に表示します。
予算期間コード 予算期間名 一覧画面の対象データが表示されている行をクリックします。コラム
一覧機能の操作方法は、 一覧画面の操作 を参照してください。 登録/更新画面表示後、「予算コピー」をクリックします。 登録/更新画面で情報を編集し、「コピー」をクリックします。
予算期間コード会社ごとに一意のコードを入力します。 予算期間名予算期間の名称を入力します。 開始日予算期間の開始日を入力します。 終了日予算期間の終了日を入力します。 分割設定予算期間を指定した月数で分割する場合、チェックします。
期間分割設定を行うチェックした場合は、予算明細画面で予算金額を分割した期間ごとに入力を可能とします。チェックをしていない場合は、予算明細画面で予算金額を単一期間で入力します。 分割基準日予算期間を分割する基準日を入力します。 分割月数予算期間を分割する月数を入力します。 予算単位予算で使用する予算単位を選択します。 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 コピーすることができました。コラム
予算マスタ一覧画面で、コピーされた予算を確認してください。
3.37.2.3.2. 予算明細コピー¶
注意
コピー機能を利用して新たなバージョンを作成する場合、行削除を行わないでください。コピー画面で行削除を行った場合、新たに削除した行と同一の予算単位を持つ予算を追加しても予算コードは異なるコードで作成されます。また、行のコピー、貼付け機能を使用した場合も同様に予算コードは異なるコードで作成されます。予算コードが異なる場合、元の予算コードに紐付く予算としては予算残高の集計が行われません。
「サイトマップ」→「経費精算・旅費精算」→「予算管理」→「予算」をクリックします。 一覧画面で「検索」をクリックします。コラム
検索欄に検索したい予算の以下の項目を入力して「検索」をクリックすると、結果を一覧に表示します。
予算期間コード 予算期間名 一覧画面で対象データが表示されている行の「予算明細設定」をクリックします。コラム
一覧機能の操作方法は、 一覧画面の操作 を参照してください。 予算明細画面表示後、対象データが表示されている行の「コピー」をクリックします。 登録/更新画面で情報を編集し、「登録」をクリックします。次の項目は編集不可項目です。
予算バージョン予算で使用する予算バージョンを選択します。 選択状況選択したした予算バージョンを有効にします。有効にした場合、他のバージョンは無効になります。 表示順予算明細の表示順を入力します。 予算単位項目予算に設定されている予算単位に紐づく予算単位項目を選択します。 予算集約区分予算集約区分を選択します。本項目は申請時の予算残高取得時に使用します。 税処理区分明細行の予算が「税込」「税抜」かを選択します。 警告設定予算金額の警告設定を「差額」「割合」で入力します。 上限設定予算金額の上限設定を「差額」「割合」で入力します。 予算金額明細行の予算金額を入力します。コラム
上記の画面の場合、予算単位に「組織」、「プロジェクト」、「経費区分」が設定されています。コラム
予算集約区分は次の種類があります。
予算集約区分 説明 事前-申請 事前申請の申請時の金額を集計して、予算利用額を算出します。事前申請がない予算では予算利用額が算出されません。事前-承認 事前申請の最終承認時の金額を集計して、予算利用金額を算出します。事前申請がない予算では予算利用額が算出されません。実績-申請 精算申請が未実施の場合、事前申請の申請時の金額を集計して予算利用額を算出します。精算申請を申請済みの場合、精算申請の申請時の金額を集計して予算利用額を算出します。実績-承認 精算申請が未実施の場合、事前申請の最終承認時の金額を集計して予算利用額を算出します。精算申請を申請済みの場合、精算申請の最終承認時の金額を集計して予算利用額を算出します。精算-申請 精算申請の申請時の金額を集計して、予算利用額を算出します。 精算-承認 精算申請の最終承認時の金額を集計して、予算利用金額を算出します。 コラム
予算残高は、予算金額-予算利用額で算出します。 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 コピーすることができました。コラム
予算明細一覧画面で、コピーされた予算明細を確認してください。
3.37.2.4. アップロード¶
本項では、予算のアップロード方法を説明します。
3.37.2.4.1. 予算アップロード¶
「サイトマップ」→「経費精算・旅費精算」→「予算管理」→「予算」をクリックします。 一覧画面表示後、「アップロード」をクリックします。 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 ファイル選択ダイアログが表示されますので、ファイルを選択し「開く」をクリックします。コラム
アップロードファイルの詳細は、インポートデータ作成を参照してください。 予算の情報が登録/更新されます。
3.37.2.4.2. 予算明細アップロード¶
注意
予算明細をアップロードする場合、予算コードを変更しないでください。予算コードを変更すると、変更前の予算コードに紐付く予算としては予算残高が計算されません。
「サイトマップ」→「経費精算・旅費精算」→「予算管理」→「予算」をクリックします。 一覧画面で「検索」をクリックします。コラム
検索欄に検索したい予算の以下の項目を入力して「検索」をクリックすると、結果を一覧に表示します。
予算期間コード 予算期間名 一覧画面で対象データが表示されている行の「予算明細設定」をクリックします。コラム
一覧機能の操作方法は、 一覧画面の操作 を参照してください。 一覧画面表示後、「アップロード」をクリックします。 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 ファイル選択ダイアログが表示されますので、ファイルを選択し「開く」をクリックします。コラム
アップロードファイルの詳細は、インポートデータ作成を参照してください。 予算明細の情報が登録/更新されます。
3.37.2.5. ダウンロード¶
本項では、予算のダウンロード方法を説明します。
3.37.2.5.2. 予算明細ダウンロード¶
「サイトマップ」→「経費精算・旅費精算」→「予算管理」→「予算」をクリックします。 一覧画面で「検索」をクリックします。コラム
検索欄に検索したい予算の以下の項目を入力して「検索」をクリックすると、結果を一覧に表示します。
予算期間コード 予算期間名 一覧画面で対象データが表示されている行の「予算明細設定」をクリックします。コラム
一覧機能の操作方法は、 一覧画面の操作 を参照してください。 一覧画面表示後、「ダウンロード」をクリックします。 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 予算明細の情報がダウンロードされます。
3.37.3. インポート¶
本項では、インポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。
3.37.3.1. 予算インポート¶
本項では、予算マスタのインポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。
3.37.3.1.1. インポートデータ作成¶
インポートするデータを作成し、ストレージにアップロードします。作成するインポートデータの形式は、次の通りです。
ファイル形式ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のファイル形式です。
ファイル名 import.csv 文字コード UTF-8 区切り文字 , 囲み文字 “ データ形式
No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考 1 会社コード ○ 100 2 予算期間コード ○ 100 3 ロケールID ○ 50 ja:日本語en:英語zh_CN:中国語4 開始日 ○ 10 yyyy/MM/dd形式5 終了日 ○ 10 yyyy/MM/dd形式6 予算期間名 ○ 1000 7 予算単位コード ○ 100 8 期間分割フラグ ○ 1 0:予算期間を分割しない1:予算期間を分割する9 期間分割基準日 10 yyyy/MM/dd形式10 期間分割月数 18 11 ソートキー ○ 15 12 削除フラグ ○ 1 0:有効1:無効(論理削除)コラム
複数のロケールで利用する場合は、必要な全ロケール分のデータを作成してください。データサンプル"comp_sample_01","000000","en","2020/04/01","2021/03/31","Sample Budget Period","000000","1","2020/04/01","3","1","0" "comp_sample_01","000000","ja","2020/04/01","2021/03/31","サンプル予算期間","000000","1","2020/04/01","3","1","0" "comp_sample_01","000000","zh_CN","2020/04/01","2021/03/31","样本预算期","000000","1","2020/04/01","3","1","0"コラム
上記は、日本語・英語・中国語の3ロケールを持つ場合のファイル例です。項目を省略する場合でも、「”」で囲んでください。 アップロード先ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のアップロード先です。
ディレクトリ kaiden/import/budget ファイル名 import.csv コラム
インストール直後などはアップロード先のディレクトリが作成されていません。ディレクトリの作成方法やファイルのアップロード方法は、次のドキュメントを参照してください。
3.37.3.1.2. ジョブネットの設定¶
インポート機能用のジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「予算」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-job-budget-import-budget 経費精算・旅費精算 / 予算管理 / インポート / 予算 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。コラム
ジョブネットの設定(実行)後、メンテナンス機能でインポートが正しく実行されたことを確認してください。
3.37.3.1.3. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値 エラースキップ error_skip 会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。(省略時:false) ロック待ち時間 lock_wait ロックの待ち時間を設定します。(省略時:10秒) コンダクター conductor ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。カンマ区切りで複数指定できます。AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。(省略時:コンダクターを使用しません。) インポートファイルのパス file_path インポートファイルのstorage以降のパスを設定します。予算マスタインポートの場合は、MasterBuilderの定義ファイルの実行パラメータに「kaiden/import/{MASTER_ID}/import.csv」を設定しています。ジョブ・ジョブネットに実行パラメータを指定した場合でも定義ファイルの設定値が優先されます。 処理後のインポートファイルの操作モード file_mode 処理後のインポートファイルの操作モードを設定します。(省略時:1)
1 : 操作なし 2 : コピー(copy) 3 : アーカイブ(move) 4 : 正常終了(警告含)時アーカイブ(move)、エラー終了時操作なし 5 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時アーカイブ(move) 6 : 削除(delete) 7 : 正常終了(警告含)時削除(delete)、エラー終了時操作なし 8 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時削除(delete) アーカイブ先パス archive_path インポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/budget/import_{YMDHMSN}.csv) 文字コード character インポートファイルの文字コードを設定します。(省略時:UTF-8)
UTF-8 SHIFT-JIS 区切り文字 delimiter インポートファイルの区切り文字を設定します。(省略時:,)
, : カンマ \t : タブ 囲み文字 enclosing インポートファイルの囲み文字を設定します。(省略時:”)
” : ダブルクォーテーション 読込開始行数 start_rows インポートファイルの読込開始行数を設定します。(省略時:0) マスタID masterId インポートするマスタのIDを設定します。予算マスタインポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「budget」を設定しています。{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式{MASTER_ID}:マスタID
3.37.3.2. 予算明細インポート¶
本項では、予算明細マスタのインポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。
3.37.3.2.1. インポートデータ作成¶
インポートするデータを作成し、ストレージにアップロードします。作成するインポートデータの形式は、次の通りです。
ファイル形式ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のファイル形式です。
ファイル名 import.csv 文字コード UTF-8 区切り文字 , 囲み文字 “ データ形式
No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考 1 会社コード ○ 100 2 予算期間コード ○ 100 3 予算バージョン ○ 100 4 予算コード 100 5 組織セットコード 100 6 単位項目値1 1000 7 単位項目値2 1000 8 単位項目値3 1000 9 単位項目値4 1000 10 単位項目値5 1000 11 単位項目値6 1000 12 単位項目値7 1000 13 単位項目値8 1000 14 単位項目値9 1000 15 単位項目値10 1000 16 予算集約種別 ○ 100 10:事前-申請20:事前-承認30:実績-申請40:実績-承認50:精算-申請60:精算-承認17 税処理区分 ○ 100 1:税込2:税抜18 警告設定種別 100 300013-1:%300013-2:差額19 警告設定値 18 20 上限設定種別 100 300013-1:%300013-2:差額21 上限設定値 18 22 ソートキー ○ 15 23 予算金額 18 データサンプル"comp_sample_01","000000","000000","8eppuaviuuws5cu","comp_sample_01","dept_sample_11","000001","20100003","","","","","","","","30","1","300013-2","50000","300013-2","100000","1","250000","250000","250000","250000"コラム
上記は、予算単位に設定されている予算単位項目に「組織」、「プロジェクト」、「経費区分」を持つ場合のファイル例です。項目を省略する場合でも、「”」で囲んでください。注意
上記は、予算期間を分割している場合のファイル例です。予算マスタで予算期間を分割している場合は、分割した期間分の予算金額を設定してください。注意
インポートまたはアップロード機能を利用して予算を統合する場合は、予算コードを統合元に合わせる必要があります。 アップロード先ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のアップロード先です。
ディレクトリ kaiden/import/budget_detail ファイル名 import.csv コラム
インストール直後などはアップロード先のディレクトリが作成されていません。ディレクトリの作成方法やファイルのアップロード方法は、次のドキュメントを参照してください。
3.37.3.2.2. ジョブネットの設定¶
インポート機能用のジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「予算明細」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-job-budget-import-budgetdetail 経費精算・旅費精算 / 予算管理 / インポート / 予算明細 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。コラム
ジョブネットの設定(実行)後、メンテナンス機能でインポートが正しく実行されたことを確認してください。
3.37.3.2.3. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値 インポートモード import_mode
1 : 単一期間(差分)モード 3 : 単一期間(入替)モードコラム
1:単一期間(差分)および3:単一期間(入替)以外のインポートモードは使用できません。コラム
3:単一期間(入替)指定時は、「会社コード」、「予算期間コード」、「予算バージョン」が同じデータを削除し、インポートデータを登録します。 エラースキップ error_skip 会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。(省略時:false) ロック待ち時間 lock_wait ロックの待ち時間を設定します。(省略時:10秒) コンダクター conductor ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。カンマ区切りで複数指定できます。AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。(省略時:コンダクターを使用しません。) インポートファイルのパス file_path インポートファイルのstorage以降のパスを設定します。予算明細マスタインポートの場合は、MasterBuilderの定義ファイルの実行パラメータに「kaiden/import/{MASTER_ID}/import.csv」を設定しています。ジョブ・ジョブネットに実行パラメータを指定した場合でも定義ファイルの設定値が優先されます。 処理後のインポートファイルの操作モード file_mode 処理後のインポートファイルの操作モードを設定します。(省略時:1)
1 : 操作なし 2 : コピー(copy) 3 : アーカイブ(move) 4 : 正常終了(警告含)時アーカイブ(move)、エラー終了時操作なし 5 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時アーカイブ(move) 6 : 削除(delete) 7 : 正常終了(警告含)時削除(delete)、エラー終了時操作なし 8 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時削除(delete) アーカイブ先パス archive_path インポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。(省略時:kaiden/import/budget_detail/import_{YMDHMSN}.csv) 文字コード character インポートファイルの文字コードを設定します。(省略時:UTF-8)
UTF-8 SHIFT-JIS 区切り文字 delimiter インポートファイルの区切り文字を設定します。(省略時:,)
, : カンマ \t : タブ 囲み文字 enclosing インポートファイルの囲み文字を設定します。(省略時:”)
” : ダブルクォーテーション 読込開始行数 start_rows インポートファイルの読込開始行数を設定します。(省略時:0) 予算期間コード budget_period_cd インポートする予算明細の予算期間コードを設定します。 予算バージョン budget_version インポートする予算明細の予算バージョンを設定します。 検索対象日 target_date 予算明細をインポートする予算期間の検索対象日(yyyy/mm/dd)を設定します。(省略時:ジョブの実行日){YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式{MASTER_ID}:マスタID
3.37.4. エクスポート¶
本項では、エクスポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。
3.37.4.1. 予算エクスポート¶
本項では、予算マスタのエクスポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。
3.37.4.1.1. ジョブネットの設定¶
エクスポート機能用のジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「予算」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-job-budget-export-budget 経費精算・旅費精算 / 予算管理 / エクスポート / 予算 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。
3.37.4.1.2. ファイル取得¶
エクスポートファイルを次のエクスポート先から取得します。
エクスポート先ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のエクスポート先です。
ディレクトリ kaiden/export/budget ファイル名 export_{YMDHMSN}.csv データ形式エクスポートファイルのデータ形式です。
項目 項目名 備考 companyCd 会社コード budgetPeriodCd 予算期間コード localeId ロケール ja:日本語en:英語zh_CN:中国語budgetPeriodStartDate 開始日 yyyy/MM/dd形式budgetPeriodEndDate 終了日 yyyy/MM/dd形式budgetPeriodName 予算期間名 budgetUnitCd 予算単位コード periodDivideFlag 期間分割フラグ 0:予算期間を分割しない1:予算期間を分割するperiodDivideCriteriaDate 期間分割基準日 periodDivideMonths 期間分割月数 sortKey ソートキー deleteStatusFlag 削除フラグ 0:有効1:無効(論理削除)
3.37.4.1.3. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値 エラースキップ error_skip 会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。(省略時:false) ロック待ち時間 lock_wait ロックの待ち時間を設定します。(省略時:10秒) コンダクター conductor ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。カンマ区切りで複数指定できます。AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。(省略時:コンダクターを使用しません。) エクスポートモード export_mode エクスポートの処理モードを設定します。(省略時:1)
1 : 全件出力モード 3 : 更新日モード(エクスポート対象データの検索対象以降に更新されたレコードを出力) エクスポート対象データの検索対象日 target_date エクスポートモード3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日(yyyy/mm/dd)を設定します。(省略時:ジョブの実行日) シフト日数 shift_date エクスポートモード3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日に対する増減日数を設定します。「-2147483648~2147483647」の範囲で設定してください。(省略時:0) エクスポートファイルのパス file_path エクスポートファイルのstorage以降のパスを設定します。予算マスタエクスポートの場合は、MasterBuilderの定義ファイルの実行パラメータに「kaiden/export/{MASTER_ID}/export_{YMDHMSN}.csv」を設定しています。ジョブ・ジョブネットに実行パラメータを指定した場合でも定義ファイルの設定値が優先されます。 エクスポート時の既存ファイルの操作モード file_mode エクスポート時の既存ファイルの操作モードを設定します。予算マスタエクスポートの場合は、MasterBuilderの定義ファイルの実行パラメータに「2」を設定しています。ジョブ・ジョブネットに実行パラメータを指定した場合でも定義ファイルの設定値が優先されます。
2 : 既存ファイルを削除し、エクスポート アーカイブ先パス archive_path エクスポート時の既存ファイルの操作モードが3の場合、エクスポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/budget/export_{YMDHMSN}.csv) 文字コード character エクスポートファイルの文字コードを設定します。(省略時:UTF-8)
UTF-8 SHIFT-JIS 区切り文字 delimiter エクスポートファイルの区切り文字を設定します。(省略時:,)
, : カンマ \t : タブ 囲み文字 enclosing エクスポートファイルの囲み文字を設定します。(省略時:”)
” : ダブルクォーテーション none : 囲み文字なし エクスポートファイルのヘッダー出力有無 header_row エクスポートファイルのヘッダー出力有無を設定します。(省略時:false)
true : ヘッダー出力有 false : ヘッダー出力無 マスタID masterId エクスポートするマスタのIDを設定します。予算マスタエクスポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「budget」を設定しています。{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式{MASTER_ID}:マスタID
3.37.4.2. 予算明細エクスポート¶
本項では、予算明細マスタのエクスポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。
3.37.4.2.1. ジョブネットの設定¶
エクスポート機能用のジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「予算明細」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-job-budget-export-budgetdetail 経費精算・旅費精算 / 予算管理 / エクスポート / 予算明細 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。
3.37.4.2.2. ファイル取得¶
エクスポートファイルを次のエクスポート先から取得します。
エクスポート先ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のエクスポート先です。
ディレクトリ kaiden/export/budget_detail ファイル名 export_{YMDHMSN}.csv データ形式エクスポートファイルのデータ形式です。
項目 項目名 備考 companyCd 会社コード budgetPeriodCd 予算期間コード budgetVersion 予算バージョン budgetCd 予算コード departmentSetCd 組織セットコード unitItemValue1 単位項目値1 unitItemValue2 単位項目値2 unitItemValue3 単位項目値3 unitItemValue4 単位項目値4 unitItemValue5 単位項目値5 unitItemValue6 単位項目値6 unitItemValue7 単位項目値7 unitItemValue8 単位項目値8 unitItemValue9 単位項目値9 unitItemValue10 単位項目値10 budgetSummaryType 予算集約種別 10:事前-申請20:事前-承認30:実績-申請40:実績-承認50:精算-申請60:精算-承認taxProcessingTypeCd 税処理区分 1:税込2:税抜warningSettingType 警告設定種別 300013-1:%300013-2:差額warningSettingValue 警告設定値 limitSettingType 上限設定種別 300013-1:%300013-2:差額limitSettingValue 上限設定値 sortKey ソートキー budgetAmount 予算金額 コラム
予算マスタで予算期間を分割している場合は、分割した期間分の予算金額が出力されます。
3.37.4.2.3. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値 エラースキップ error_skip 会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。(省略時:false) ロック待ち時間 lock_wait ロックの待ち時間を設定します。(省略時:10秒) コンダクター conductor ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。カンマ区切りで複数指定できます。AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。(省略時:コンダクターを使用しません。) エクスポートモード export_mode エクスポートの処理モードを設定します。(省略時:1)
1 : 全件出力モード 3 : 更新日モード(エクスポート対象データの検索対象以降に更新されたレコードを出力) エクスポート対象データの検索対象日 target_date エクスポートモード3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日(yyyy/mm/dd)を設定します。(省略時:ジョブの実行日) シフト日数 shift_date エクスポートモード3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日に対する増減日数を設定します。「-2147483648~2147483647」の範囲で設定してください。(省略時:0) エクスポートファイルのパス file_path エクスポートファイルのstorage以降のパスを設定します。予算明細マスタエクスポートの場合は、MasterBuilderの定義ファイルの実行パラメータに「kaiden/export/{MASTER_ID}/export_{YMDHMSN}.csv」を設定しています。ジョブ・ジョブネットに実行パラメータを指定した場合でも定義ファイルの設定値が優先されます。 エクスポート時の既存ファイルの操作モード file_mode エクスポート時の既存ファイルの操作モードを設定します。予算明細マスタエクスポートの場合は、MasterBuilderの定義ファイルの実行パラメータに「2」を設定しています。ジョブ・ジョブネットに実行パラメータを指定した場合でも定義ファイルの設定値が優先されます。
2 : 既存ファイルを削除し、エクスポート アーカイブ先パス archive_path エクスポート時の既存ファイルの操作モードが3の場合、エクスポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/budget_detail/export_{YMDHMSN}.csv) 文字コード character エクスポートファイルの文字コードを設定します。(省略時:UTF-8)
UTF-8 SHIFT-JIS 区切り文字 delimiter エクスポートファイルの区切り文字を設定します。(省略時:,)
, : カンマ \t : タブ 囲み文字 enclosing エクスポートファイルの囲み文字を設定します。(省略時:”)
” : ダブルクォーテーション none : 囲み文字なし エクスポートファイルのヘッダー出力有無 header_row エクスポートファイルのヘッダー出力有無を設定します。(省略時:false)
true : ヘッダー出力有 false : ヘッダー出力無 予算期間コード budget_period_cd エクスポートする予算明細の予算期間コードを設定します。 予算バージョン budget_version エクスポートする予算明細の予算バージョンを設定します。{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式{MASTER_ID}:マスタID