4.3.4. 作業実績データ削除¶
本項では、ジョブを利用した作業実績データの削除方法を説明します。
4.3.4.1. 概要¶
作業実績データ削除では、過去の作業実績データを削除します。運用後、しばらく経つと作業実績データが肥大化し、各画面や各処理のレスポンスが悪化します。各画面や各処理のレスポンス改善のため、定期的な実行を推奨します。
4.3.4.2. ジョブネットの設定¶
ジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「作業実績データ削除」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-job-labor-dailyWorkDataDelete-dailyWorkData Kaiden! / 勤務管理 / 作業実績/作業実績データ削除 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。
4.3.4.3. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値 会社コード company_cd 作業実績データを削除する会社の会社コードを設定します。(省略時:登録済みの全会社の作業実績データを対象とします。) 削除モード dailyWorkDataDelete_period_mode 削除モードを設定します。(省略時:1)
1 : 期間指定 2 : 日付指定 削除対象判定期間/削除対象判定日付 dailyWorkDataDelete_period_value 削除対象を判定する期間、または日付を設定します。(省略時:60)
期間指定時: 月数を設定します。 日付指定時: 日付(yyyy/MM/dd)を設定します。 作業実績出力先 output_report_dir 作業実績の出力先を指定します。将来拡張用の項目です。(省略時: kaiden/{COMPANY_CD}/export/workdata_archive/{USER_CD}) 既存ファイル操作 file_operation 同名のファイルが存在する場合の操作を設定します。将来拡張用の項目です。(省略時:1)
1 : エラーを出力する 2 : 上書き保存する 出力対象ロケール target_locale 作業実績出力ファイルのロケールIDを設定します。将来拡張用の項目です。(省略時:ロケールを指定しない。){COMPANY_CD}:会社コード{USER_CD}:ユーザコード
削除対象の作業実績データ作業実績データ削除で削除対象となる作業実績データは次の通りです。但し、現在日付の1か月前の締め期間となる作業実績データの削除は行いません。
削除モード(dailyWorkDataDelete_period_mode)を期間指定(1)に設定した場合現在日付から削除対象判定期間に設定した月数分前の日付より、締め期間の終了日が過去となる締め期間の作業実績データを削除します。削除対象判定期間を設定しない場合は、現在日付から60か月前の日付より、締め期間の終了日が過去となる締め期間の作業実績データを削除します。コラム
例①削除モード:1、削除対象判定期間:12、現在日付:2015/03/25 の場合
締め期間がyyyy/MM/01~yyyy/MM/末日の作業実績データ→ 2014/02/28以前の作業実績データ を削除します。 締め期間がyyyy/MM/21~yyyy/MM/20の作業実績データ→ 2014/03/20以前の作業実績データ を削除します。コラム
例②削除モード:1、削除対象判定期間:1、現在日付:2015/03/25 の場合
締め期間がyyyy/MM/01~yyyy/MM/末日の作業実績データ→ 2015/01/31以前の作業実績データ を削除します。 締め期間がyyyy/MM/21~yyyy/MM/20の作業実績データ→ 2015/02/20以前の作業実績データ を削除します。 削除モード(dailyWorkDataDelete_period_mode)を日付指定(2)に設定した場合削除対象判定日付に設定した日付より、締め期間の終了日が過去となる締め期間の作業実績データを削除します。削除対象判定日付を設定しない場合は、ジョブ実行時にエラーが発生します。(設定値が60と判定され、日付形式ではないため、エラーが発生します。)コラム
例③削除モード:2、削除対象判定期間/日付:2014/03/25、現在日付:2015/03/25 の場合
締め期間がyyyy/MM/01~yyyy/MM/末日の作業実績データ→ 2014/02/28以前の作業実績データ を削除します。 締め期間がyyyy/MM/21~yyyy/MM/20の作業実績データ→ 2014/03/20以前の作業実績データ を削除します。コラム
例④削除モード:2、削除対象判定期間/日付:2015/03/25、現在日付:2015/03/25 の場合
締め期間がyyyy/MM/01~yyyy/MM/末日の作業実績データ→ 2015/01/31以前の作業実績データ を削除します。 締め期間がyyyy/MM/21~yyyy/MM/20の作業実績データ→ 2015/02/20以前の作業実績データ を削除します。コラム
作業実績出力先、既存ファイル操作、出力対象ロケールは将来拡張用の項目です。作業実績削除ジョブを実行しても作業実績は出力されません。