7.3.3.1. Microsoft 365Teams履歴取込¶
本項では、「Microsoft 365」からMicrosoft Teamsの履歴データを取得/登録する方法を説明します。
7.3.3.1.1. 概要¶
Microsoft 365Teams履歴取込は、Microsoft 365のMicrosoft Teamsの履歴データを取得します。取得したMicrosoft Teamsの履歴データは客観時間の登録に利用することができます。加えて、ジョブパラメータの「削除モード」、「削除対象判定期間/削除対象判定日付」の設定値より、intra-mart Accel Kaiden!に登録済みの削除対象となった履歴データを削除します。Teamsログ取得モードが全件取得モードの場合、取得可能な全ての期間の履歴を取得します。Teamsログ取得モードが差分取得モードの場合、前回取得した履歴からの差分を取得します。取得した履歴のユーザIDが「Microsoft 365連携ユーザ設定」で未登録の場合、ユーザと「Microsoft 365」の紐付けができず客観時間の登録に利用できません。
7.3.3.1.2. ジョブネットの設定¶
ジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「Microsoft 365Teams履歴取込」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-jobnet-prlb-microsoft365-external-01-microsoft365TeamsLogsDataImport 勤務管理/ Microsoft 365 / 外部 / Microsoft 365Teams履歴取込 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。
7.3.3.1.2.1. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値 エラースキップ error_skip 会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。(省略時:false) ロック待ち時間 lock_wait ロックの待ち時間を設定します。(省略時:10秒) コンダクター conductor ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。カンマ区切りで複数指定できます。AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。(省略時:コンダクターを使用しません。) 会社コード company_cd インポートを行う会社の会社コードを設定します。(省略時:登録済みの全会社を対象とします。) Teamsログ取得モード log_get_mode ログの取得モードを設定します。(省略時:1)
0 : 全件取得 1 : 差分取得 削除モード delete_period_mode 削除モードを設定します。(省略時:1)
1 : 期間指定 2 : 日付指定 削除対象判定期間/削除対象判定日付 delete_period_value 削除対象を判定する期間、または日付を設定します。(省略時:3)
期間指定時: 月数を設定します。 日付指定時: 日付(yyyy/MM/dd)を設定します。
削除対象のTeamsログデータ削除対象となるTeamsログデータは次の通りです。但し、現在日付から1か月以内のTeamsログデータの削除は行いません。
削除モード(delete_period_mode)を期間指定(1)に設定した場合現在日付から削除対象判定期間に設定した月数分前の日付より、照合ログ日時が過去となるTeamsログデータを削除します。削除対象判定期間を設定しない場合は、現在日付から3か月前の日付より、照合ログ日時が過去となるTeamsログデータを削除します。コラム
例①(削除対象判定期間を設定しない場合)削除モード:1、削除対象判定期間:3、現在日付:2022/02/15 の場合
2021/11/14以前のTeamsログデータ を削除します。コラム
例②削除モード:1、削除対象判定期間:12、現在日付:2022/02/15 の場合
2021/02/14以前のTeamsログデータ を削除します。コラム
例③削除モード:1、削除対象判定期間:1、現在日付:2022/02/15 の場合
2022/01/14以前のTeamsログデータ を削除します。 削除モード(delete_period_mode)を日付指定(2)に設定した場合削除対象判定日付に設定した日付より、照合ログ日時が過去となるTeamsログデータを削除します。削除対象判定日付を設定しない場合は、ジョブ実行時にエラーが発生します。コラム
例④削除モード:2、削除対象判定期間/日付:2021/02/15、現在日付:2022/02/15 の場合
2021/02/14以前のTeamsログデータ を削除します。コラム
例⑤削除モード:2、削除対象判定期間/日付:2022/02/15、現在日付:2022/02/15 の場合
2022/01/14以前のTeamsログデータ を削除します。