intra-mart Accel Kaiden! 勤務管理 / 管理者操作ガイド 第23版 2023-12-22

5.12. 作業実績利用マスタ

本項では、作業実績利用マスタの設定方法を説明します。

5.12.1. 概要

作業実績利用マスタは、利用者が作業実績を入力可能な会社を管理します。
メンテナンス、インポートの2種類の方法でマスタ設定が可能です。
また、マスタ設定をエクスポート可能です。

コラム

利用者は、作業実績利用マスタに登録されている期間に操作する場合、全期間の作業実績を入力することができます。

5.12.2. メンテナンス

本項では、メンテナンス機能を利用したマスタ設定方法を説明します。

5.12.2.1. 新規登録

  1. 「サイトマップ」→「勤務管理」→「マスタメンテナンス」→「作業実績利用」をクリックします。
  2. 一覧画面表示後、「新規登録」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0112.png
  3. 登録/更新画面で必要な情報を入力し、「登録」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0212.png
    • 会社
      作業実績を利用する会社を選択します。
    • 利用者
      作業実績を利用するユーザを選択します。

    コラム

    「利用者」は、開始日を検索基準日としています。
  4. 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0312.png
  5. 新規登録することができました。
    ../../../_images/mainte_0412.png

5.12.2.2. 更新

  1. 「サイトマップ」→「勤務管理」→「マスタメンテナンス」→「作業実績利用」をクリックします。
  2. 一覧画面で「検索」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0512.png

    コラム

    検索欄に検索したい作業実績利用の以下の項目を入力して「検索」をクリックすると、結果を一覧に表示します。
    • 利用者コード
    • 利用者
  3. 一覧画面の対象データが表示されている行をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0612.png

    コラム

    一覧機能の操作方法は、 一覧画面の操作 を参照してください。
  4. 登録/更新画面で情報を編集し、「更新」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0712.png
    次の項目は編集不可項目です。
    • 開始日
    • 終了日
    • 会社
    • 利用者

    コラム

    期間・有効、無効のみ変更できます。

    コラム

    期間機能の操作方法は、 期間の操作 を参照してください。
  5. 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0812.png
  6. 更新することができました。
    ../../../_images/mainte_0912.png

5.12.3. インポート

本項では、インポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。

5.12.3.1. インポートデータ作成

インポートするデータを作成し、ストレージにアップロードします。
作成するインポートデータの形式は、次の通りです。
尚、インポートモードによって、インポートのデータ形式が異なります。
  • ファイル形式
    ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。
    以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のファイル形式です。

    ファイル名 import.csv
    文字コード UTF-8
    区切り文字 ,
    囲み文字

  • データ形式(インポートモード1~3の場合)

    No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考
    1 会社コード 100  
    2 削除フラグ 1
    0:有効
    1:無効(論理削除)
    3 ユーザコード 100  
    4 開始日   10
    yyyy/MM/dd形式
    インポートモードが
    1~3の場合、使用されません。
    5 終了日   10
    yyyy/MM/dd形式
    インポートモードが
    1~3の場合、使用されません。

    データサンプル(インポートモード1~3の場合)
    "comp_sample_01","0","aoyagi","",""
    

  • データ形式(インポートモード4~5の場合)

    No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考
    1 会社コード 100  
    2 開始日 10
    yyyy/MM/dd形式
    インポートモードが
    4、5の場合、使用されます。
    3 終了日 10
    yyyy/MM/dd形式
    インポートモードが
    4、5の場合、使用されます。
    4 削除フラグ 1
    0:有効
    1:無効(論理削除)
    5 ユーザコード 100  

    データサンプル(インポートモード4~5の場合)
    "comp_sample_01","2015/01/01","2999/12/31","0","aoyagi"
    

  • アップロード先
    ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。
    以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のアップロード先です。

    ディレクトリ kaiden/generic/master/emp_work_data
    ファイル名 import.csv

    コラム

    インストール直後などはアップロード先のディレクトリが作成されていません。
    ディレクトリの作成方法やファイルのアップロード方法は、次のドキュメントを参照してください。

5.12.3.2. ジョブネットの設定

インポート機能用のジョブネットの設定を行います。
  1. 「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。
  2. ジョブネット一覧(画面左部)の「作業実績利用」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_0118.png
  3. 「編集」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_0218.png
  4. 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。
    ../../../_images/jobnet_0318.png

    コラム

    設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。
    トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    コラム

    複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。
    ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
    ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー)
    kaiden-job-master-import-generic-empWorkData 勤務管理 / マスタ / インポート / 作業実績利用
  5. 編集後、「更新」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_0418.png
  6. 確認ポップアップの「決定」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_0518.png
  7. ジョブネットが設定されました。
    ../../../_images/jobnet_0618.png

    コラム

    ジョブネットの設定(実行)後、メンテナンス機能でインポートが正しく実行されたことを確認してください。

5.12.3.3. 実行パラメータ

設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値
エラースキップ
error_skip
会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。
(省略時:false)
ロック待ち時間
lock_wait
ロックの待ち時間を設定します。
(省略時:10秒)
処理対象会社グループセットコード
company_group_set_cd
インポートを行う会社の会社グループセットコードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
処理対象会社グループコード
company_group_cd
インポートを行う会社の会社グループコードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
処理対象会社コード
company_cd
インポートを行う会社の会社コードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
コンダクター
conductor
ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。
カンマ区切りで複数指定できます。
AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。
(省略時:コンダクターを使用しません。)
インポートモード
import_mode
インポートの処理モードを設定します。
(省略時:1)
  • 1 : 単一期間(差分)モード
  • 2 : 単一期間(一新)モード
  • 3 : 単一期間(入替)モード
  • 4 : 複数期間(差分)モード
  • 5 : 複数期間(入替)モード
開始日
start_date
インポート期間の開始日(yyyy/MM/dd)を設定します。
(省略時:ジョブの実行日)
終了日
end_date
インポート期間の終了日(yyyy/MM/dd)を設定します。
(省略時:システムの終了日)
シフト日数
shift_date
インポート期間の開始日に対する増減日数を設定します。
「-2147483648~2147483647」の範囲で設定してください。
(省略時:0)
インポートファイルのパス
file_path
インポートファイルのstorage以降のパスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/master/emp_work_data/import.csv)
処理後のインポートファイルの操作モード
file_mode
処理後のインポートファイルの操作モードを設定します。
(省略時:1)
  • 1 : 操作なし
  • 2 : コピー(copy)
  • 3 : アーカイブ(move)
  • 4 : 正常終了(警告含)時アーカイブ(move)、エラー終了時操作なし
  • 5 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時アーカイブ(move)
  • 6 : 削除(delete)
  • 7 : 正常終了(警告含)時削除(delete)、エラー終了時操作なし
  • 8 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時削除(delete)
アーカイブ先パス
archive_path
インポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/master/emp_work_data/import_{YMDHMSN}.csv)
文字コード
character
インポートファイルの文字コードを設定します。
(省略時:UTF-8)
  • UTF-8
  • SHIFT-JIS
区切り文字
delimiter
インポートファイルの区切り文字を設定します。
(省略時:,)
  • , : カンマ
  • \t : タブ
囲み文字
enclosing
インポートファイルの囲み文字を設定します。
(省略時:”)
  • ” : ダブルクォーテーション
読込開始行数
start_rows
インポートファイルの読込開始行数を設定します。
(省略時:0)
マスタID
masterId
インポートするマスタのIDを設定します。
作業実績利用マスタインポートの場合は「emp_work_data」を設定します。
{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式

5.12.4. エクスポート

本項では、エクスポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。

5.12.4.1. ジョブネットの設定

エクスポート機能用のジョブネットの設定を行います。
  1. 「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。
  2. ジョブネット一覧(画面左部)の「作業実績利用」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_078.png
  3. 「編集」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_088.png
  4. 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。
    ../../../_images/jobnet_098.png

    コラム

    設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。
    トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    コラム

    複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。
    ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
    ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー)
    kaiden-job-master-export-generic-empWorkData 勤務管理 / マスタ / エクスポート / 作業実績利用
  5. 編集後、「更新」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_108.png
  6. 確認ポップアップの「決定」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_118.png
  7. ジョブネットが設定されました。
    ../../../_images/jobnet_128.png

5.12.4.2. ファイル取得

エクスポートファイルを次のエクスポート先から取得します。
  • エクスポート先
    ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。
    以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のエクスポート先です。

    ディレクトリ kaiden/generic/master/emp_work_data
    ファイル名 export.csv

    コラム

    エクスポートファイルのダウンロード方法は、次のドキュメントを参照してください。
  • データ形式
    エクスポートファイルのデータ形式です。
    項目 項目名 備考
    companyCd 会社コード  
    deleteFlag 削除フラグ
    0:有効
    1:無効
    userCd ユーザコード  
    startDate 開始日 yyyy/MM/dd形式
    endDate 終了日 yyyy/MM/dd形式

5.12.4.3. 実行パラメータ

設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値
エラースキップ
error_skip
会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。
(省略時:false)
ロック待ち時間
lock_wait
ロックの待ち時間を設定します。
(省略時:10秒)
処理対象会社グループセットコード
company_group_set_cd
エクスポートを行う会社の会社グループセットコードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
処理対象会社グループコード
company_group_cd
エクスポートを行う会社の会社グループコードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
処理対象会社コード
company_cd
エクスポートを行う会社の会社コードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
コンダクター
conductor
ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。
カンマ区切りで複数指定できます。
AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。
(省略時:コンダクターを使用しません。)
エクスポートモード
export_mode
エクスポートの処理モードを設定します。
(省略時:1)
  • 1 : 全件出力モード
  • 2 : 期間モード(エクスポート対象データの検索対象日が含まれる期間を出力)
  • 3 : 更新日モード(エクスポート対象データの検索対象以降に更新されたレコードを出力)
エクスポート対象データの検索対象日
target_date
エクスポートモード2、3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日(yyyy/mm/dd)を設定します。
(省略時:ジョブの実行日)
シフト日数
shift_date
エクスポートモード2、3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日に対する増減日数を設定します。
「-2147483648~2147483647」の範囲で設定してください。
(省略時:0)
エクスポートファイルのパス
file_path
エクスポートファイルのstorage以降のパスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/master/emp_work_data/export.csv)
エクスポート時の既存ファイルの操作モード
file_mode
エクスポート時の既存ファイルの操作モードを設定します。
(省略時:1)
  • 1 : 既存ファイルに追記
  • 2 : 既存ファイルを削除し、エクスポート
  • 3 : エクスポートファイルをアーカイブ(移動)し、エクスポート
アーカイブ先パス
archive_path
エクスポート時の既存ファイルの操作モードが3の場合、エクスポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/master/emp_work_data/export_{YMDHMSN}.csv)
文字コード
character
エクスポートファイルの文字コードを設定します。
(省略時:UTF-8)
  • UTF-8
  • SHIFT-JIS
区切り文字
delimiter
エクスポートファイルの区切り文字を設定します。
(省略時:,)
  • , : カンマ
  • \t : タブ
囲み文字
enclosing
エクスポートファイルの囲み文字を設定します。
(省略時:”)
  • ” : ダブルクォーテーション
  • none : 囲み文字なし
エクスポートファイルのヘッダー出力有無
header_row
エクスポートファイルのヘッダー出力有無を設定します。
(省略時:false)
  • true : ヘッダー出力有
  • false : ヘッダー出力無
マスタID
masterId
エクスポートするマスタのIDを設定します。
作業実績利用マスタエクスポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「emp_work_data」を設定しています。
{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式