intra-mart Accel Kaiden! 勤務管理 / 管理者操作ガイド 第23版 2023-12-22

5.21. 分析用作業区分利用マスタ

本項では、分析用作業区分利用マスタの設定方法を説明します。

5.21.1. 概要

分析用作業区分利用マスタは、作業実績機能において、作業時間を統計分析用に分類するための識別情報を保持しています。
メンテナンス、インポートの2種類の方法でマスタ設定が可能です。
また、マスタ設定をエクスポート可能です。
メンテナンス機能では、分析用作業区分の利用有無を設定できます。
初期データとして、組織とプロジェクトが登録してあります。

注意

作業実績機能で利用できる分析用作業区分は、初期データの組織とプロジェクトのみです。

5.21.2. メンテナンス

本項では、メンテナンス機能を利用したマスタ設定方法を説明します。

5.21.2.1. 新規登録

  1. 「サイトマップ」→「勤務管理」→「マスタメンテナンス」→「分析用作業区分利用」をクリックします。
  2. 一覧画面表示後、「新規登録」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_014.png
  3. 登録/更新画面で必要な情報を入力し、「登録」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_024.png
    • No
      分析用作業区分として登録されていないNoを選択します。
    • 種別
      分析用作業区分の種別の名称を入力します。
    • 見出し
      分析用作業区分の見出しの名称を入力します。
    • 利用有無
      作業実績機能で利用するかを選択します。

  4. 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_034.png
  5. 新規登録することができました。
    ../../../_images/mainte_044.png

5.21.2.2. 更新

  1. 「サイトマップ」→「勤務管理」→「マスタメンテナンス」→「分析用作業区分利用」をクリックします。
  2. 一覧画面で「検索」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_054.png
  3. 一覧画面の対象データが表示されている行をクリックします。
    ../../../_images/mainte_064.png

    コラム

    一覧機能の操作方法は、一覧画面の操作を参照してください。
  4. 登録/更新画面で情報を編集し、「更新」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_074.png
    次の項目は編集不可項目です。
    • 会社
    • No

    コラム

    更新処理は、データの登録方法によって異なります。
    • 初期データで設定されている分析用作業区分
      会社ごとに登録可能
    • 初期データで設定されていて、会社ごとに登録した分析用作業区分
      更新可能・削除した場合、会社ごとの登録が解除され初期データに戻る
    • 初期データ以外に新しく登録した項目
      更新可能、削除可能
  5. 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_084.png
  6. 更新することができました。
    ../../../_images/mainte_094.png

5.21.3. インポート

本項では、インポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。

5.21.3.1. インポートデータ作成

インポートするデータを作成し、ストレージにアップロードします。
作成するインポートデータの形式は、次の通りです。
  • ファイル形式
    ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。
    以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のファイル形式です。

    ファイル名 import.csv
    文字コード UTF-8
    区切り文字 ,
    囲み文字

  • データ形式

    No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考
    1 会社コード 100  
    2 No 100  
    3 ロケールID 50
    ja:日本語
    en:英語
    zh_CN:中国語
    4 種別 250  
    5 見出し 250  
    6 利用有無 1
    0:利用しない
    1:利用する

    コラム

    複数のロケールで利用する場合は、必要な全ロケール分のデータを作成してください。

    データサンプル
    "comp_sample_01","1","en","Organization","Organization for analysis item","1"
    "comp_sample_01","1","ja","組織","組織用分析項目","1"
    "comp_sample_01","1","zh_CN","组织","组织分析项目","1"
    

    コラム

    上記は、日本語・英語・中国語の3ロケールを持つ場合のファイル例です。
    項目を省略する場合でも、「”」で囲んでください。

  • アップロード先
    ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。
    以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のアップロード先です。

    ディレクトリ kaiden/generic/master/analysis_work_div
    ファイル名 import.csv

    コラム

    インストール直後などはアップロード先のディレクトリが作成されていません。
    ディレクトリの作成方法やファイルのアップロード方法は、次のドキュメントを参照してください。

5.21.3.2. ジョブネットの設定

インポート機能用のジョブネットの設定を行います。
  1. 「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。
  2. ジョブネット一覧(画面左部)の「分析用作業区分利用」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_0112.png
  3. 「編集」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_0212.png
  4. 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。
    ../../../_images/jobnet_0312.png

    コラム

    設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。
    トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    コラム

    複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。
    ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
    ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー)
    kaiden-job-master-import-analysisWorkDiv 勤務管理 / マスタ / インポート / 分析用作業区分利用
  5. 編集後、「更新」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_0412.png
  6. 確認ポップアップの「決定」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_0512.png
  7. ジョブネットが設定されました。
    ../../../_images/jobnet_0612.png

    コラム

    ジョブネットの設定(実行)後、メンテナンス機能でインポートが正しく実行されたことを確認してください。

5.21.3.3. 実行パラメータ

設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値
エラースキップ
error_skip
会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。
(省略時:false)
処理対象会社グループセットコード
company_group_set_cd
インポートを行う会社の会社グループセットコードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
処理対象会社グループコード
company_group_cd
インポートを行う会社の会社グループコードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
処理対象会社コード
company_cd
インポートを行う会社の会社コードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
ロック待ち時間
lock_wait
ロックの待ち時間を設定します。
(省略時:10秒)
コンダクター
conductor
ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。
カンマ区切りで複数指定できます。
AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。
(省略時:コンダクターを使用しません。)
インポートモード
import_mode
インポートの処理モードを設定します。
(省略時:1)
  • 1 : 単一期間(差分)モード
インポートファイルのパス
file_path
インポートファイルのstorage以降のパスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/master/analysis_work_div/import.csv)
処理後のインポートファイルの操作モード
file_mode
処理後のインポートファイルの操作モードを設定します。
(省略時:1)
  • 1 : 操作なし
  • 2 : コピー(copy)
  • 3 : アーカイブ(move)
  • 4 : 正常終了(警告含)時アーカイブ(move)、エラー終了時操作なし
  • 5 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時アーカイブ(move)
  • 6 : 削除(delete)
  • 7 : 正常終了(警告含)時削除(delete)、エラー終了時操作なし
  • 8 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時削除(delete)
アーカイブ先パス
archive_path
インポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/master/analysis_work_div/import_{YMDHMSN}.csv)
文字コード
character
インポートファイルの文字コードを設定します。
(省略時:UTF-8)
  • UTF-8
  • SHIFT-JIS
区切り文字
delimiter
インポートファイルの区切り文字を設定します。
(省略時:,)
  • , : カンマ
  • \t : タブ
囲み文字
enclosing
インポートファイルの囲み文字を設定します。
(省略時:”)
  • ” : ダブルクォーテーション
読込開始行数
start_rows
インポートファイルの読込開始行数を設定します。
(省略時:0)
マスタID
masterId
インポートするマスタのIDを設定します。
分析用作業区分利用マスタインポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「analysis_work_div」を設定しています。
{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式

5.21.4. エクスポート

本項では、エクスポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。

5.21.4.1. ジョブネットの設定

エクスポート機能用のジョブネットの設定を行います。
  1. 「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。
  2. ジョブネット一覧(画面左部)の「分析用作業区分利用」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_073.png
  3. 「編集」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_083.png
  4. 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。
    ../../../_images/jobnet_093.png

    コラム

    設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。
    トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    コラム

    複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。
    ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
    ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー)
    kaiden-job-master-export-analysisWorkDiv 勤務管理 / マスタ / エクスポート / 分析用作業区分利用
  5. 編集後、「更新」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_103.png
  6. 確認ポップアップの「決定」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_113.png
  7. ジョブネットが設定されました。
    ../../../_images/jobnet_123.png

5.21.4.2. ファイル取得

エクスポートファイルを次のエクスポート先から取得します。
  • エクスポート先
    ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。
    以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のエクスポート先です。

    ディレクトリ kaiden/generic/master/analysis_work_div
    ファイル名 export.csv

    コラム

    エクスポートファイルのダウンロード方法は、次のドキュメントを参照してください。
  • データ形式
    エクスポートファイルのデータ形式です。
    項目 項目名 備考
    companyCd 会社コード  
    no No  
    localeId ロケールID
    ja:日本語
    en:英語
    zh_CN:中国語
    category 種別  
    caption 見出し  
    useFlag 利用有無
    0:利用する
    1:利用しない

5.21.4.3. 実行パラメータ

設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値
エラースキップ
error_skip
会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。
(省略時:false)
ロック待ち時間
lock_wait
ロックの待ち時間を設定します。
(省略時:10秒)
処理対象会社グループセットコード
company_group_set_cd
エクスポートを行う会社の会社グループセットコードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
処理対象会社グループコード
company_group_cd
エクスポートを行う会社の会社グループコードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
処理対象会社コード
company_cd
エクスポートを行う会社の会社コードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
コンダクター
conductor
ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。
カンマ区切りで複数指定できます。
AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。
(省略時:コンダクターを使用しません。)
エクスポートモード
export_mode
エクスポートの処理モードを設定します。
(省略時:1)
  • 1 : 全件出力モード
  • 3 : 更新日モード(エクスポート対象データの検索対象以降に更新されたレコードを出力)
エクスポート対象データの検索対象日
target_date
エクスポートモード3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日(yyyy/mm/dd)を設定します。
(省略時:ジョブの実行日)
シフト日数
shift_date
エクスポートモード3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日に対する増減日数を設定します。
「-2147483648~2147483647」の範囲で設定してください。
(省略時:0)
エクスポートファイルのパス
file_path
エクスポートファイルのstorage以降のパスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/master/analysis_work_div/export.csv)
エクスポート時の既存ファイルの操作モード
file_mode
エクスポート時の既存ファイルの操作モードを設定します。
(省略時:1)
  • 1 : 既存ファイルに追記
  • 2 : 既存ファイルを削除し、エクスポート
  • 3 : エクスポートファイルをアーカイブ(移動)し、エクスポート
アーカイブ先パス
archive_path
エクスポート時の既存ファイルの操作モードが3の場合、エクスポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/master/analysis_work_div/export_{YMDHMSN}.csv)
文字コード
character
エクスポートファイルの文字コードを設定します。
(省略時:UTF-8)
  • UTF-8
  • SHIFT-JIS
区切り文字
delimiter
エクスポートファイルの区切り文字を設定します。
(省略時:,)
  • , : カンマ
  • \t : タブ
囲み文字
enclosing
エクスポートファイルの囲み文字を設定します。
(省略時:”)
  • ” : ダブルクォーテーション
  • none : 囲み文字なし
エクスポートファイルのヘッダー出力有無
header_row
エクスポートファイルのヘッダー出力有無を設定します。
(省略時:false)
  • true : ヘッダー出力有
  • false : ヘッダー出力無
マスタID
masterId
エクスポートするマスタのIDを設定します。
分析用作業区分利用マスタエクスポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「analysis_work_div」を設定しています。
{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式