3.5.2. 従業員の退社(退職)¶
本項では、勤務管理を利用している従業員が退社(退職)した際に、必要な設定を説明します。
3.5.2.1. 概要¶
退社(退職)等で従業員が勤務管理の利用を停止する場合には、以下のマスタの登録・設定が必要です。
- マスタの登録
- IM-共通マスタ(ユーザ)
- intra-mart Accel Kaiden!従業員マスタ
- intra-mart Accel Kaiden!勤務体系所属マスタ
- 有給休暇付与ルールマスタ
- 通勤費Webユーザマッピングマスタ
- 設定
- 承認者設定
- 代理者設定
- 組織管理者の設定
- 勤務時間の初期設定
3.5.2.2. 手順¶
以下の手順は、退社(退職)する従業員が勤務管理の利用を停止するために、必須の作業です。各手順のリンク先に従って、作業を実施してください。
対象従業員の退社(退職)日の月度の勤務表の提出
対象従業員の勤務体系の設定の変更
本書の「勤務体系所属マスタ」に基づいて、対象の従業員の勤務体系の終了日を退社(退職)日に設定します。この設定を行うことで、退社(退職)日が締め期間の途中となる場合に退社(退職)日より後の勤務実績の申請を行えないようにすることができます。退社(退職)日が締め期間の途中となる場合にこの設定を行わないと、締め期間のすべての日の勤務実績を入力しないと期末提出ができません。退社(退職)日までの勤務実績の申請
対象の従業員は、在籍中に退社(退職)日までの勤務実績の申請を実施します。退職日より後は、従業員は勤務表を開くことができません。退社(退職)日までの勤務実績の期末提出
退社(退職)日までの勤務実績の日次承認がすべて完了したら勤務表の期末提出を実施します。期末提出については、『intra-mart Accel Kaiden! 勤務管理 / ユーザ操作ガイド』を参照してください。
- 従業員(IM-共通マスタ)の無効化(論理削除)
『IM-共通マスタ 管理者操作ガイド』の「基本的な設定」-「ユーザ」に基づいて、従業員の退職日の翌日以降のデータを無効化(論理削除)します。
3.5.2.3. 個別対応¶
以下の手順は、退社(退職)した従業員が勤務管理の利用を停止する上では、必須の作業ではありませんが、必要に応じて実施してください。
- 代理者の設定の解除
退社(退職)した従業員に代理者を設定している場合、設定を解除します。本書の「代理設定」に基づいて、従業員の代理者設定を解除してください。また、従業員退社(退職)後は代理者も退社(退職)した従業員の勤務表を開くことができません。
- 従業員(従業員マスタ)の無効化(論理削除)
IM-共通マスタの「ユーザID」と勤務管理での「従業員番号」が異なる場合、「従業員マスタ」の対象従業員の終了日を退社(退職)日に設定してください。
- 組織管理者の設定の解除
退社(退職)した従業員が組織管理者となっている場合、本書の「組織管理者マスタ」に基づいて、設定を解除します。また、解除に伴って組織管理者が不在となる場合には、後任の組織管理者を設定してください。
- 有給休暇の自動付与に関する設定(有給休暇付与ルールマスタ)の無効化(論理削除)
退社(退職)した従業員に対して有給休暇付与ルールを設定している場合、「有給休暇付与ルールマスタ」の対象従業員の終了日を退社(退職)日に設定してください。
- 「通勤費Web」に関する設定(通勤費Webユーザマッピングマスタ)の無効化(論理削除)
退社(退職)した従業員に対して通勤費Webユーザマッピングマスタを設定している場合、「通勤費Webユーザマッピングマスタ」の対象従業員の終了日を退社(退職)日に設定してください。
- 勤務時間の初期設定の削除
従業員が勤務時間の初期設定を実施している場合、退社(退職)前に設定を削除してください。勤務時間初期設定は従業員本人のみがメンテナンス可能です。詳細は『intra-mart Accel Kaiden! 勤務管理 / ユーザ操作ガイド』-「勤務管理」-「その他の操作」-「勤務時間初期設定」を参照ください。