3.4.5. 勤務データ削除¶
本項では、ジョブを利用した勤務データの削除方法を説明します。
3.4.5.1. 概要¶
勤務データ削除では、過去の勤務データを削除し、勤務表PDFとして出力します。運用後、しばらく経つと勤務データの肥大化し、各画面や各処理のレスポンスが悪化します。各画面や各処理のレスポンス改善のため、定期的な実行を推奨します。
3.4.5.2. ジョブネットの設定¶
ジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「勤務データ削除」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-job-labor-delete-oldData Kaiden! / 勤務管理 / 勤務データ削除 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。
3.4.5.3. ファイル取得¶
勤務表PDFを次のエクスポート先から取得します。
エクスポート先ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のエクスポート先です。
ディレクトリ kaiden/会社コード/export/workreport_archive/ユーザコード ファイル名 WorkReport_ユーザコード_締め期間開始日_ロケール.pdf ファイル名には締め期間開始日(「yyyyMMdd」形式)が付与されます。
3.4.5.4. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値 会社コード company_cd 勤務データを削除する会社の会社コードを設定します。(省略時:登録済みの全会社の勤務データを対象とします。) 削除モード delete_period_mode 削除モードを設定します。(省略時:1)
1 : 期間指定 2 : 日付指定 削除対象判定期間/削除対象判定日付 delete_period_value 削除対象を判定する期間、または日付を設定します。(省略時:60)
期間指定時: 月数を設定します。 日付指定時: 日付(yyyy/MM/dd)を設定します。 勤務表PDF出力先 output_report_dir 勤務表PDFの出力先を指定します。(省略時: kaiden/{COMPANY_CD}/export/workreport_archive/{USER_CD}) 既存ファイル操作 file_operation 同名のファイルが存在する場合の操作を設定します。(省略時:2)
1 : エラーを出力する 2 : 上書き保存する 出力対象ロケール target_locale 勤務表PDFの出力対象ロケールIDを設定します。(省略時:利用する全てのロケール分のPDFを出力します。){COMPANY_CD}:会社コード{USER_CD}:ユーザコード
削除対象の勤務データ勤務データ削除で削除対象となる勤務データは次の通りです。但し、現在日付の1か月前の締め期間となる勤務データの削除は行いません。
削除モード(delete_period_mode)を期間指定(1)に設定した場合現在日付から削除対象判定期間に設定した月数分前の日付より、締め期間の終了日が過去となる締め期間の勤務データを削除します。削除対象判定期間を設定しない場合は、現在日付から60か月前の日付より、締め期間の終了日が過去となる締め期間の勤務データを削除します。コラム
例①削除モード:1、削除対象判定期間:12、現在日付:2015/03/25 の場合
締め期間がyyyy/MM/01~yyyy/MM/末日の勤務データ→ 2014/02/28以前の勤務データ を削除します。 締め期間がyyyy/MM/21~yyyy/MM/20の勤務データ→ 2014/03/20以前の勤務データ を削除します。コラム
例②削除モード:1、削除対象判定期間:1、現在日付:2015/03/25 の場合
締め期間がyyyy/MM/01~yyyy/MM/末日の勤務データ→ 2015/01/31以前の勤務データ を削除します。 締め期間がyyyy/MM/21~yyyy/MM/20の勤務データ→ 2015/02/20以前の勤務データ を削除します。 削除モード(delete_period_mode)を日付指定(2)に設定した場合削除対象判定日付に設定した日付より、締め期間の終了日が過去となる締め期間の勤務データを削除します。削除対象判定日付を設定しない場合は、ジョブ実行時にエラーが発生します。(設定値が60と判定され、日付形式ではないため、エラーが発生します。)コラム
例③削除モード:2、削除対象判定期間/日付:2014/03/25、現在日付:2015/03/25 の場合
締め期間がyyyy/MM/01~yyyy/MM/末日の勤務データ→ 2014/02/28以前の勤務データ を削除します。 締め期間がyyyy/MM/21~yyyy/MM/20の勤務データ→ 2014/03/20以前の勤務データ を削除します。コラム
例④削除モード:2、削除対象判定期間/日付:2015/03/25、現在日付:2015/03/25 の場合
締め期間がyyyy/MM/01~yyyy/MM/末日の勤務データ→ 2015/01/31以前の勤務データ を削除します。 締め期間がyyyy/MM/21~yyyy/MM/20の勤務データ→ 2015/02/20以前の勤務データ を削除します。