intra-mart Accel Kaiden! 勤務管理 / 管理者操作ガイド 第24版 2024-04-01

3.3.4. 承認者設定

本項では、承認者設定の設定方法を説明します。

3.3.4.1. 概要

承認者設定(管理者)では、管理対象ユーザの日々の承認者と点検者、勤務表の点検者を設定します。
承認者設定を使用する場合、intra-mart Accel Kaiden! 勤務管理モジュールのモジュール設定で複数承認者を使用しない設定にしてください。
モジュール設定の詳細は『intra-mart Accel Kaiden! セットアップガイド』-「WARファイルの作成」-「intra-mart Accel Kaiden! の設定ファイル」-「intra-mart Accel Kaiden! 勤務管理モジュール」-「モジュール設定」を参照してください。

コラム

承認者設定(管理者)では、組織管理者マスタで管理者権限を付与された組織、
およびその配下組織に所属するユーザ(管理対象ユーザ)に対する設定ができます。
承認者設定を行うユーザが、管理者権限を付与されていない場合は設定はできません。
但し、インポート機能のみを利用する場合は管理者権限は不要です。

コラム

日次申請の承認者・点検者は、日次申請時の承認者設定に基づき決定します。
申請済みの日次申請の承認者・点検者を変更したい場合、承認者設定を変更後再度日次申請を実施して下さい。

3.3.4.2. 設定

本項では、承認者設定機能を利用した承認者・点検者の設定方法を説明します。
メンテナンス、インポートの2種類の方法で設定が可能です。
また、設定をエクスポート可能です。

3.3.4.2.1. 新規登録

  1. 「サイトマップ」→「勤務管理」→「管理者メニュー」→「承認者設定」をクリックします。
  2. 一覧画面表示後、「新規登録」をクリックします。
    ../../../../_images/mainte_012.png
  3. 登録/更新画面で必要な情報を入力し、「登録」をクリックします。
    ../../../../_images/mainte_022.png
    • 従業員
      設定対象の従業員を選択します。
    • 日次承認者
      勤務表の日次データの承認者を選択します。
    • 日次点検者
      勤務表の日次データの点検者を選択します。
    • 勤務表点検者
      勤務表の月次データの点検者を選択します。

  4. 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。
    ../../../../_images/mainte_032.png
  5. 新規登録することができました。
    ../../../../_images/mainte_042.png

3.3.4.2.2. 更新

  1. 「サイトマップ」→「勤務管理」→「管理者メニュー」→「承認者設定」をクリックします。
  2. 一覧画面で「検索」をクリックします。
    ../../../../_images/mainte_052.png
  3. 一覧画面の対象データが表示されている行をクリックします。
    ../../../../_images/mainte_062.png

    コラム

    一覧機能の操作方法は、一覧画面の操作を参照してください。
  4. 登録/更新画面で情報を編集し、「更新」をクリックします。
    ../../../../_images/mainte_072.png
    次の項目は編集不可項目です。
    • 従業員

    コラム

    期間機能の操作方法は、期間の操作を参照してください。
  5. 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。
    ../../../../_images/mainte_082.png
  6. 更新することができました。
    ../../../../_images/mainte_092.png

3.3.4.3. インポート

本項では、インポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。

コラム

インポート機能のみを利用する場合は管理者権限は不要です。

注意

バージョン2.0.15でインポートのファイル名、アップロード先の初期値が変更になりました。
バージョン2.0.14までのファイル名、アップロード先を使用したい場合、実行パラメータでインポートファイルのパスを設定してください。

3.3.4.3.1. インポートデータ作成

インポートするデータを作成し、ストレージにアップロードします。
作成するインポートデータの形式は、次の通りです。
  • ファイル形式
    ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。
    以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のファイル形式です。

    ファイル名 import.csv
    文字コード UTF-8
    区切り文字 ,
    囲み文字

  • データ形式

    No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考
    1 会社コード 100  
    2 ユーザコード 100  
    3 開始日   10
    yyyy/MM/dd形式
    4 終了日   10
    yyyy/MM/dd形式
    5 日次承認者コード 100  
    6 日次点検者コード   100  
    7 勤務表点検者コード   100  
    8 削除フラグ 1
    0:有効
    1:無効(論理削除)

    データサンプル
    "comp_sample_01","user_000001","","","user_000002","","","0"
    

    コラム

    項目を省略する場合でも、「”」で囲んでください。

  • アップロード先
    ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。
    以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のアップロード先です。

    ディレクトリ kaiden/generic/master/labor_simple_app_route
    ファイル名 import.csv

    コラム

    インストール直後などはアップロード先のディレクトリが作成されていません。
    ディレクトリの作成方法やファイルのアップロード方法は、次のドキュメントを参照してください。

3.3.4.3.2. ジョブネットの設定

インポート機能用のジョブネットの設定を行います。
  1. 「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。
  2. ジョブネット一覧(画面左部)の「承認者設定」をクリックします。
    ../../../../_images/jobnet_011.png
  3. 「編集」をクリックします。
    ../../../../_images/jobnet_021.png
  4. 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。
    ../../../../_images/jobnet_031.png

    コラム

    設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。
    トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    コラム

    複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。
    ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
    ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー)
    kaiden-job-master-import-simpleRoute 勤務管理 / マスタ / インポート / 承認者設定
  5. 編集後、「更新」をクリックします。
    ../../../../_images/jobnet_041.png
  6. 確認ポップアップの「決定」をクリックします。
    ../../../../_images/jobnet_051.png
  7. ジョブネットが設定されました。
    ../../../../_images/jobnet_061.png

    コラム

    ジョブネットの設定(実行)後、承認者設定機能でインポートが正しく実行されたことを確認してください。

3.3.4.3.3. 実行パラメータ

設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値
エラースキップ
error_skip
会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。
(省略時:false)
ロック待ち時間
lock_wait
ロックの待ち時間を設定します。
(省略時:10秒)
処理対象会社グループセットコード
company_group_set_cd
インポートを行う会社の会社グループセットコードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
処理対象会社グループコード
company_group_cd
インポートを行う会社の会社グループコードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
処理対象会社コード
company_cd
インポートを行う会社の会社コードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
コンダクター
conductor
ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。
カンマ区切りで複数指定できます。
AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。
(省略時:コンダクターを使用しません。)
インポートモード
import_mode
インポートの処理モードを設定します。
(省略時:1)
  • 1 : 単一期間(差分)モード
  • 2 : 単一期間(一新)モード
  • 3 : 単一期間(入替)モード
  • 4 : 複数期間(差分)モード
  • 5 : 複数期間(入替)モード
開始日
start_date
インポート期間の開始日(yyyy/MM/dd)を設定します。
(省略時:ジョブの実行日)
終了日
end_date
インポート期間の終了日(yyyy/MM/dd)を設定します。
(省略時:システムの終了日)
シフト日数
shift_date
インポート期間の開始日に対する増減日数を設定します。
「-2147483648~2147483647」の範囲で設定してください。
(省略時:0)
インポートファイルのパス
file_path
インポートファイルのstorage以降のパスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/master/labor_simple_app_route/import.csv)
処理後のインポートファイルの操作モード
file_mode
処理後のインポートファイルの操作モードを設定します。
(省略時:1)
  • 1 : 操作なし
  • 2 : コピー(copy)
  • 3 : アーカイブ(move)
  • 4 : 正常終了(警告含)時アーカイブ(move)、エラー終了時操作なし
  • 5 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時アーカイブ(move)
  • 6 : 削除(delete)
  • 7 : 正常終了(警告含)時削除(delete)、エラー終了時操作なし
  • 8 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時削除(delete)
アーカイブ先パス
archive_path
インポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/master/labor_simple_app_route/import_{YMDHMSN}.csv)
文字コード
character
インポートファイルの文字コードを設定します。
(省略時:UTF-8)
  • UTF-8
  • SHIFT-JIS
区切り文字
delimiter
インポートファイルの区切り文字を設定します。
(省略時:,)
  • , : カンマ
  • \t : タブ
囲み文字
enclosing
インポートファイルの囲み文字を設定します。
(省略時:”)
  • ” : ダブルクォーテーション
読込開始行数
start_rows
インポートファイルの読込開始行数を設定します。
(省略時:0)
マスタID
masterId
インポートするマスタのIDを設定します。
承認者設定インポートの場合は「labor_simple_app_route」を設定します。
{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式

3.3.4.4. エクスポート

本項では、エクスポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。

3.3.4.4.1. ジョブネットの設定

エクスポート機能用のジョブネットの設定を行います。
  1. 「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。
  2. ジョブネット一覧(画面左部)の「承認者設定」をクリックします。
    ../../../../_images/jobnet_071.png
  3. 「編集」をクリックします。
    ../../../../_images/jobnet_081.png
  4. 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。
    ../../../../_images/jobnet_091.png

    コラム

    設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。
    トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    コラム

    複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。
    ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
    ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー)
    kaiden-job-master-export-simpleRoute 勤務管理 / マスタ / エクスポート / 承認者設定
  5. 編集後、「更新」をクリックします。
    ../../../../_images/jobnet_101.png
  6. 確認ポップアップの「決定」をクリックします。
    ../../../../_images/jobnet_111.png
  7. ジョブネットが設定されました。
    ../../../../_images/jobnet_121.png

3.3.4.4.2. ファイル取得

エクスポートファイルを次のエクスポート先から取得します。
  • エクスポート先
    ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。
    以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のエクスポート先です。

    ディレクトリ kaiden/generic/master/labor_simple_app_route
    ファイル名 export.csv

    コラム

    エクスポートファイルのダウンロード方法は、次のドキュメントを参照してください。
  • データ形式
    エクスポートファイルのデータ形式です。
    項目 項目名 備考
    companyCd 会社コード  
    userCd ユーザコード  
    startDate 開始日 yyyy/MM/dd形式
    endDate 終了日 yyyy/MM/dd形式
    dailyAppApproveUserCd 日次承認者コード  
    dailyAppInspectUserCd 日次点検者コード  
    wreportInspectUserCd 勤務表点検者コード  
    deleteFlag 削除フラグ
    0:有効
    1:無効

3.3.4.4.3. 実行パラメータ

設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値
エラースキップ
error_skip
会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。
(省略時:false)
ロック待ち時間
lock_wait
ロックの待ち時間を設定します。
(省略時:10秒)
処理対象会社グループセットコード
company_group_set_cd
エクスポートを行う会社の会社グループセットコードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
処理対象会社グループコード
company_group_cd
エクスポートを行う会社の会社グループコードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
処理対象会社コード
company_cd
エクスポートを行う会社の会社コードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社を対象とします。)
コンダクター
conductor
ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。
カンマ区切りで複数指定できます。
AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。
(省略時:コンダクターを使用しません。)
エクスポートモード
export_mode
エクスポートの処理モードを設定します。
(省略時:1)
  • 1 : 全件出力モード
  • 2 : 期間モード(エクスポート対象データの検索対象日が含まれる期間を出力)
  • 3 : 更新日モード(エクスポート対象データの検索対象以降に更新されたレコードを出力)
エクスポート対象データの検索対象日
target_date
エクスポートモード2、3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日(yyyy/mm/dd)を設定します。
(省略時:ジョブの実行日)
シフト日数
shift_date
エクスポートモード2、3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日に対する増減日数を設定します。
「-2147483648~2147483647」の範囲で設定してください。
(省略時:0)
エクスポートファイルのパス
file_path
エクスポートファイルのstorage以降のパスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/master/labor_simple_app_route/export.csv)
エクスポート時の既存ファイルの操作モード
file_mode
エクスポート時の既存ファイルの操作モードを設定します。
(省略時:1)
  • 1 : 既存ファイルに追記
  • 2 : 既存ファイルを削除し、エクスポート
  • 3 : エクスポートファイルをアーカイブ(移動)し、エクスポート
アーカイブ先パス
archive_path
エクスポート時の既存ファイルの操作モードが3の場合、エクスポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/master/labor_simple_app_route/export_{YMDHMSN}.csv)
文字コード
character
エクスポートファイルの文字コードを設定します。
(省略時:UTF-8)
  • UTF-8
  • SHIFT-JIS
区切り文字
delimiter
エクスポートファイルの区切り文字を設定します。
(省略時:,)
  • , : カンマ
  • \t : タブ
囲み文字
enclosing
エクスポートファイルの囲み文字を設定します。
(省略時:”)
  • ” : ダブルクォーテーション
  • none : 囲み文字なし
エクスポートファイルのヘッダー出力有無
header_row
エクスポートファイルのヘッダー出力有無を設定します。
(省略時:false)
  • true : ヘッダー出力有
  • false : ヘッダー出力無
マスタID
masterId
エクスポートするマスタのIDを設定します。
承認者設定エクスポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「labor_simple_app_route」を設定しています。
{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式