intra-mart Accel Collaboration セットアップガイド 第18版 2023-10-31

5. 注意事項

5.1. WebSphere Application Server での設定について

  1. スケジュール機能のGoogle連携を行う場合は、署名者証明書の設定が必要です。
    設定がされていない場合は WebSphere Application Server のログに「SSL HANDSHAKE FAILURE:xxxxxxx」と出力され、google連携ができません。
    • 設定については、利用する WebSphere Application Server のガイドを参照してください。
      以下に、 WebSphere Application Server 8.5 での設定方法を記載します。

      管理コンソールのセキュリティメニューから、SSL 証明書および鍵管理 > 鍵ストアおよび証明書 > NodeDefaultTrustStore をたどり、追加プロパティ欄の署名者証明書をクリックして「署名者証明書」画面を表示します。

      次に「ポートから取得」ボタンをクリックしてポートから取得画面を表示し、以下の内容で署名者情報の取得を行い、適用ボタンをクリックして署名者証明書を設定します。
<一般プロパティ>
項目 説明
ホスト www.google.com
ポート 443
別名

任意の名称を入力

../../_images/suggestions_1.png

5.2. サーバOSで Windows Server を利用する場合

サーバのオペレーティングシステムにおいて Windows Server を利用する場合、WARファイルの配置する位置がディレクトリの深い階層にあると、起動時にデプロイに失敗する場合があります。

例:
intra-mart Accel Platform 2015 Spring(Juno) + intra-mart Accel Collaboration 2015 Spring にて、 Resin で環境構築している場合、「<%resin_home%>/webapps/<ファイル名>」以降で intra-mart Accel Collaboration が使用するファイルのパス長は204バイトです。
Windows Server の制約により、ファイルのパス長が260バイトを超えるとファイルやフォルダを生成することはできないため、「<%resin_home%>/webapps/<ファイル名>」のファイルのパス長を50バイト以内にとどめておくことを推奨いたします。

(ファイルのパス長のカウント方法)
ファイル名:imart
resin_home:C:/resin-pro-4.0.43
上記の場合、「C:/resin-pro-4.0.43/webapps/imart」までのパス長は33バイトです。

5.3. スケジュール一覧データのPDF出力機能を利用する場合

スケジュール一覧データのPDF出力機能を利用したい場合は、「 intra-mart Accel Collaboration 設定ファイルリファレンス 」の「 PDF出力のリンク表示有無設定 」と「 PDF出力のブラウザ出力使用設定 」を参照してください。
intra-mart Accel Platform 2023 Autumn(Hollyhock) から、ブラウザ印刷機能を使用したPDF出力が可能になりました。
ブラウザ印刷機能を使用したPDF出力の設定例は以下です。
<iac-system-config>
  (中略)
  <output-pdf>
    <enable-pdf>true</enable-pdf>
    <use-browser-print>true</use-browser-print>
  </output-pdf>
  (中略)
</iac-system-config>
wkhtmltopdf を使ったPDF出力を行う場合は、設定ファイルリファレンスの設定に加え wkhtmltopdf をインストールする必要があります。
wkhtmltopdf のインストール手順については、「 IM-FormaDesigner セットアップガイド 」-「 wkhtmltopdfのインストール 」を参照してください。
スケジュール一覧データのPDF出力の使用方法に関しましては、「 スケジュール一覧画面の情報をPDF形式で出力する 」をご確認ください。

コラム

wkhtmltopdf を使う設定で、ロードバランサーを利用している環境では、PDF出力が正常に行われない場合があります。
PDF出力機能を利用するための設定は、「 PDF出力のベースURL設定 」を参照してください。

コラム

wkhtmltopdf を使う設定で、テナント自動解決機能を利用している環境では、PDF出力が正常に行われない場合があります。PDF出力機能を利用するために、以下の設定が必要です。

1.IM-Juggling で、設定対象のプロジェクト直下に「plugin」フォルダを新規作成します。
2.「plugin」フォルダに、下記のフォルダを作成します。
jp.co.intra_mart.collaboration.pdf.core_8.0.9
3. plugin.zip のダウンロード・解凍を行い、上記のフォルダにplugin.xmlを配置します。
4.IM-Juggling からWARファイルの出力を行い、WARファイルをデプロイすると設定内容が反映されます。

5.4. 電子会議室・アンケート機能を利用する場合

  • 電子会議室・アンケート機能を利用する場合、 「 SAStruts 」の設定が必要です。
    上記の設定完了後に、WARファイル出力を行ってください。
  • WARファイル出力時に実行環境で「結合テスト環境」を選択した場合、電子会議室・アンケート機能は利用できません。
    以下のいずれかの設定を行ってください。

5.5. スケジュール登録・更新・削除時にデータを受信する場合

スケジュール機能では IM-Propagation を利用して、スケジュールデータの送信を行っています。
スケジュールデータを受信し他機能との連携を行いたい場合は、データを受信するための実装が必要です。
データを受信する場合の実装は「 IM-Propagation プログラミングガイド 」を参照してください。

注意

本機能は intra-mart Accel Platform 2016 Summer(Nirvana) 以降のバージョンで利用可能です。
※intra-mart Accel Platform 2016 Summer(Nirvana) から設定変更があるため、intra-mart Accel Platform 2016 Spring(Maxima) で使用されていた設定は利用できません。
送信側の「独自モデル」と「データ操作種別」は以下です。
  • データ受信のための送受信モデル

    jp.co.intra_mart.foundation.propagation.model.generic.collaboration.schedule.GenericSchedule
    jp.co.intra_mart.foundation.propagation.model.generic.collaboration.schedule.GenericEvent
  • データの操作種別とデータ送信のタイミング

    データの操作種別 データ送信のタイミング
    DATA_CREATED スケジュール/イベント(定期を含む)登録
    DATA_UPDATED スケジュール/イベント(定期を含む)更新
    DATA_DELETED スケジュール/イベント(定期を含む)削除
  • 送受信モデルとデータの操作種別とのマッピングテーブル
プロパティ
DATA_CREATED
DATA_UPDATED
DATA_DELETED
説明
scheduleKey
スケジュールキー
repeatKey
繰り返し条件キー
title
タイトル
startDate
開始日時
endDate
終了日時
timezone
タイムゾーン
place
場所
description
説明
isEditable4Participant
参加者編集
privateType
非公開種別
isGoingout
外出
isVisitor
来客
noticeTargetType
通知ターゲット
personalTags - -
個人タグ
attachedFiles △ ※1 △ ※1
添付ファイルキー
removedFiles - △ ※1 -
削除対象の添付ファイルキー
selectedLocale
選択ロケール
facilities
施設(スケジュールのみ)
participants
参加者
reminder
リマインダー
customItem
拡張項目値
isPrivateDescription
説明公開種別
isPrivateAttachFile
添付ファイル公開種別
registerDate
登録日時
registerUser
登録者
updateDate
更新日時
updateUser
更新者

注意

  • ※1 定期スケジュール登録・更新では、データは送信されません。
  • ※2 定期スケジュール削除では、データは送信されません。

5.6. 記事登録・更新・削除時にデータを受信する場合

インフォメーション機能では IM-Propagation を利用して、記事データの送信を行っています。
記事データを受信し他機能との連携を行いたい場合は、データを受信するための実装が必要です。
データを受信する場合の実装は「 IM-Propagation プログラミングガイド 」を参照してください。

注意

本機能は intra-mart Accel Platform 2017 Winter(Rebecca) 以降のバージョンで利用可能です。
送信側の「独自モデル」と「データ操作種別」は以下です。
  • データ受信のための送受信モデル

    jp.co.intra_mart.foundation.propagation.model.generic.collaboration.information.GenericArticle
    jp.co.intra_mart.foundation.propagation.model.generic.collaboration.information.GenericAppendix
  • データの操作種別とデータ送信のタイミング

    データの操作種別 データ送信のタイミング
    DATA_CREATED 記事/追記記事登録
    DATA_UPDATED 記事更新
    DATA_DELETED 記事削除
  • 記事送受信モデルとデータの操作種別とのマッピングテーブル
プロパティ
DATA_CREATED
DATA_UPDATED
DATA_DELETED
説明
articleKey
記事キー
title
タイトル
categoryKey
カテゴリキー
categoryName
カテゴリ名
contents
本文
startDate
開始日
endDate
終了日
timezoneId
タイムゾーンID
registerUserCd
登録ユーザコード
registerUserName
登録ユーザ名
registerDepartmentCd
登録組織コード
registerDepartmentName
登録組織名
registerDate
登録日時
updateDate
更新日時
selectedLocaleId
選択ロケールID
recordUserCd
最終更新ユーザコード
articleUpdateDate
記事更新日時
articleUpdateUserCd
記事更新ユーザコード
articleUpdateUserName
記事更新ユーザ名
articleUpdateDepartmentCd
記事更新ユーザ組織コード
articleUpdateDepartmentName
記事更新ユーザ組織名
articleAttachFile
記事添付ファイル
  • 追記記事送受信モデルとデータの操作種別とのマッピングテーブル
プロパティ
DATA_CREATED
DATA_DELETED
説明
articleKey
記事キー
appendixKey
追記記事キー
contents
本文
appendixAttachFile
記事追記添付ファイル
registerUserCd
登録ユーザコード
registerUserName
登録ユーザ名
registerDepartmentCd
登録ユーザ組織コード
registerDepartmentName
登録ユーザ組織名
registerDate
登録日

注意

  • ワークフロー連携カテゴリの記事データは、最終承認後に送信が行われます。
  • カテゴリ削除時、配下の記事データは送信されません。
  • 記事削除時には、記事データと追記記事データが送信されます。

5.7. ファイル登録・更新・削除時にデータを受信する場合

ファイルライブラリ機能では IM-Propagation を利用して、ファイルデータの送信を行っています。
ファイルデータを受信し他機能との連携を行いたい場合は、データを受信するための実装が必要です。
データを受信する場合の実装は「 IM-Propagation プログラミングガイド 」を参照してください。

注意

本機能は intra-mart Accel Platform 2017 Winter(Rebecca) 以降のバージョンで利用可能です。
送信側の「独自モデル」と「データ操作種別」は以下です。
  • データ受信のための送受信モデル

    jp.co.intra_mart.foundation.propagation.model.generic.collaboration.filelibrary.GenericFile
  • データの操作種別とデータ送信のタイミング

    データの操作種別 データ送信のタイミング
    DATA_CREATED ファイル登録
    DATA_UPDATED ファイル更新
    DATA_DELETED ファイル削除
  • 送受信モデルとデータの操作種別とのマッピングテーブル
プロパティ
DATA_CREATED
DATA_UPDATED
DATA_DELETED
説明
folderKey
フォルダキー
folderName
フォルダ名
folderNamePath
フォルダパス
key
ファイルキー
fileName
ファイル名
size
ファイルサイズ
description
説明
selectedLocaleId
選択ロケールID
registerUserName
登録ユーザ名
registerDate
登録日時
updateUserName
更新ユーザ名
updateDate
更新日時

注意

  • フォルダ削除時、配下のファイルデータは送信されません。