IM-ERP Real Connect for Accel Platform プログラミングガイド 初版 2013-02-01

はじめに

概要

サンプルプログラムを通して、SAP リアルタイム連携 API による開発の方法を読者に伝えることを目的とします。
本書を通して、SAP リアルタイム連携 API の利用方法を理解することができ、intra-mart 上のWeb システムから
SAP 上のデータをリアルタイムに更新・取得するアプリケーションを作成する手引きを行います。

対象読者

  • 本書は SAP リアルタイム連携 API による開発を行おうとする開発者の方を対象にしています。

  • 本書の対象読者として、以下の知識は本書を読み進める際に必要な前提知識とします。

    • Java 言語の説明
    • JavaScript 言語の説明
„
  • JSP および Servlet などの ServerSideJava プログラミングに関する説明
„
  • モデリング言語(主に UML)に関する説明
„
  • JavaEE 技術に関する説明
„
  • SAP の基本操作に関する説明
„
  • SAP の業務モジュールに関する説明
„
  • SAP の BAPI(RFC 汎用モジュール)の定義・構造等に関する説明
  • 本書ではスクリプト開発モデルのサンプルプログラミングを中心に使用方法を説明しています。
  • SAP の基本的な操作や汎用モジュールビルダ(t-cd:SE37)による BAPI(RFC 汎用モジュール)の動作確認等を理解している読者を対象としています(また、それを強くお勧めします)。
  • SAP 財務会計・管理会計・経費購買・販売管理モジュール(FI・CO・MM)に関連する用語・モジュール知識等を事前に理解している読者を対象としています。

本書の構成

本書では以下の4つのカテゴリで構成されています。

IM-ERP Real Connect for Accel Platformで提供されているSAP連携APIの動作の原理について説明します。
IM-ERP Real Connect for Accel Platformで提供されている汎用向けSAP連携APIを利用した開発方法について説明します。
IM-ERP Real Connect for Accel Platformで提供されている業務用向けSAP連携用APIを利用した開発方法について説明します。
エラー処理、トランザクション、コネクションなどSAP連携時に必要な制御方法について説明します。