IM-ERP Real Connect for Accel Platform プログラミングガイド 初版 2013-02-01

汎用向けAPIの役割

汎用向けAPIには以下の役割が存在します。
  1. 各業務向けAPIのコアAPIとしての機能

    各業務にて、SAP 上のデータを取得/更新する際、SAP との通信開始→BAPIデータ取得・更新→通信終了の処理は、中核に位置する汎用向け API が実行しています。
    業務向けAPIは、汎用向けAPIに引数として値を設定して、汎用向けAPIが処理した結果を戻り値として受け取る処理のみを担っています。
    そのため開発者は、汎用向け API を意識することなく業務向けAPIを利用することになります。
  2. 独自APIの作成サポート

    現在、intra-mart では SAP の FI・CO・MM モジュールに関する一部のデータをターゲットとした、財務・管理会計業務、経費購買向け API が提供されています。
    ただし、案件によっては、HR、SD 等のモジュールに関するデータや、intra-mart の会計業務向け API ではサポート外のデータを取得・更新するニーズが発生するケースも存在すると思われます。
    汎用向け API では、SAP との通信開始→データ取得・更新→通信終了といった一連のプロセスを直接制御するための Java クラス群を提供しています。
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