IM-ERP Real Connect for Accel Platform プログラミングガイド 初版 2013-02-01

BapiControllerクラスの各メソッドの説明

SAP リアルタイム連携 API では、汎用向け API を利用するためのクラスとして、BapiController クラスが提供されています。
汎用向け API を利用して、独自のデータ取得・更新 API を作成するためには、BapiController クラスの持つ各メソッドを利用する必要があります。
BapiController クラスの持つ各メソッドは、以下の通りです。
引数、戻り値についての詳細な情報は、API リストを参照してください。

メソッド一覧

コンストラクタ / メソッド名 説明
BapiController
第1引数あり。
コンストラクタ。
引数で指定した汎用プロパティファイルの情報を読込む。
putImportParam
第1、第2引数あり。
import 型のパラメータの値を設定する。
第1引数は、汎用プロパティファイル内の該当するパラメータのvalue値を指定する。
第2引数は、BAPIに引渡す値を指定する。
putStructParam
第1~第3引数あり。
import 型の structure パラメータの値を設定する。
第1引数は、汎用プロパティファイル内の該当するパラメータ、コンポーネントの value値を指定する。
第2引数は、BAPI に引渡す値を指定する。
第3引数は、sturucture のパラメータ名を指定する。
putTableParam
第1~第4引数あり。
import 型の table パラメータの値を設定する。
第1引数は、汎用プロパティファイル内の該当するパラメータ、コンポーネントのvalue値を指定する。
第2引数は、BAPI に引渡す値を指定する。
第3引数は、table のパラメータ名を指定する。
第4引数は、レコード番号を指定する(table は複数件のデータが存在する場合がある)。
executeBapi
BAPI を実行する。
isSuccess
BAPI実行が正常に行われたか判定する。
標準の設定では、BAPI実行結果である「 RETURN 」パラメータのType情報が、全て正常「S」、または空文字であった場合、true を返す。
それ以外は false を返す。
getErrMessage
BAPI 実行時に発生したエラーメッセージを取得する。
標準の設定では、Type 情報が正常「S」 または 空文字のいずれでもない、全ての「 RETURN 」パラメータのメッセージを連結して返す。
getMessage
BAPI 実行時に発生したメッセージを取得する。
標準の設定では、 Type 情報が正常「S」 または 空文字の全ての「RETURN」パラメータのメッセージを連結して返す。
getExportParam
第1引数あり。
export 型のパラメータの値を取得する。
第1引数は、汎用プロパティファイル内の該当するパラメータの value 値を指定する。
getStructureParam
第1引数あり。
export 型の structure パラメータの各コンポーネント(※)の値を配列で取得する。
第1引数は、該当する structure の名称を指定する。
※プロパティファイル内で export 型にて定義したコンポーネントの値のみ取得可能。
getTableParam
第1引数あり。
export 型の table パラメータの各コンポーネント(※1)の値を2次元配列(※2)で取得する。
第1引数は、該当する table の名称を指定する。
※1 プロパティファイル内で export 型にて定義したコンポーネントの値のみ取得可能。
※2 複数データ存在する場合があるので、2次元配列になる。
getReturnList BAPI 内で table パラメータとして定義されている「 RETURN 」パラメータの各種情報を取得する。
getReturn BAPI 内で structure パラメータとして定義されている「 RETURN 」パラメータの各種情報を取得する。