4.7. インポート/エクスポート¶
IM-BPM for Accel Platformのインポート/エクスポート機能について説明します。
4.7.1. インポート/エクスポートで扱う情報¶
インポート/エクスポートでは以下の情報を扱います。
- デプロイメント
- デプロイしたファイルです。デプロイファイル内に含まれる各資材を個別に扱うことはできません。
- 一覧表示設定
- 「テナント」スコープで保存した各画面の一覧表示設定情報です。「ユーザ」スコープで保存された情報は対象外です。
- プロセスデザイナ
- プロセスデザイナで管理されるプロジェクトです。プロジェクトに含まれる各資材を個別に扱うことはできません。
- プロセス一覧クエリ
- プロセス一覧画面のクエリです。「パブリッククエリ」「プライベートクエリ」全てが対象です。
4.7.2. ファイルフォーマット¶
エクスポート機能では、以下のファイルをアーカイブ(zip)して出力します。
- デプロイメント
- 「deployment」フォルダに格納されます。
- デプロイされた形式のままエクスポートファイルに含まれます。
- 一覧表示設定
- 「listTableSetting」フォルダに格納されます。
- ファイル名: im-bpm-listtable-setting.xml
- プロセスデザイナ
- 「wd_project」フォルダに格納されます。
- プロセスデザイナで管理されるプロジェクト情報がエクスポートされます。
- プロジェクトに含まれるプロセス定義やケース定義、および、リソースは、有効な情報のみエクスポートされます。履歴情報はエクスポートされません。
- プロセス一覧クエリ
- 「identitylink_searchpattern」フォルダに格納されます。
- クエリの一覧や各クエリの定義内容がエクスポートされます。
4.7.3. インポート/エクスポート時の動作¶
IM-BPM for Accel Platformのインポート/エクスポート機能の動作仕様は以下の通りです。
4.7.3.1. エクスポート¶
エクスポート機能は、「ファイルフォーマット」に記載のフォーマットでIM-BPM for Accel Platformに関するデータを出力します。
4.7.3.2. インポート¶
インポート機能は、「ファイルフォーマット」に記載のフォーマットでアーカイブされたZIPファイルをもとに、アーカイブファイルに含まれるすべてのIM-BPM for Accel Platformに関するデータを取り込みます。
4.7.3.2.1. インポートが失敗した場合の動作¶
インポートが失敗した場合は、それまで行われたすべてのインポート処理がロールバックされます。
4.7.3.2.2. インポート先に同一プロセス定義キーのプロセス定義が存在する場合の動作¶
デプロイメントのインポートにおいて、既に同一のプロセス定義キーのプロセス定義がインポート先に存在する場合、インポート先のプロセス定義のバージョンが上がります。インポートしたプロセス定義を最新バージョンとします。
4.7.3.2.3. インポート先に同一画面、かつ同一設定キーの一覧表示設定が存在する場合の動作¶
一覧表示設定のインポートにおいて、既に同一画面、かつ同一設定キーの一覧表示設定がインポート先に存在する場合、インポート先の一覧表示設定を上書きで更新します。
4.7.3.2.4. インポート先に同一プロジェクトIDのプロジェクトが存在する場合の動作¶
プロジェクトのインポートにおいて、既に同一プロジェクトIDのプロジェクトがインポート先に存在する場合、プロジェクト名などを上書きします。プロジェクトに含まれるプロセス定義およびリソースは、同一の資材(システム内部で採番された番号が同一のもの)を除いて、上書きで更新します。
4.7.3.2.5. プロセス一覧クエリの注意事項¶
- プロセス一覧クエリの認可設定
- クエリのインポートを行った際、各クエリに対し「テナント管理者」・「IM-BPM管理者」ロール(※)の参照権を付与します。※ より正確には認可設定の「画面・処理 - IM-BPM - プロセスインスタンス」の実行権があるサブジェクトが、クエリの参照権を付与する対象です。
上記以外の参照権は、インポート先の環境に合わせて付与してください。
- プロセス一覧クエリのプロセス定義IDについて
- プロセス定義IDはエクスポート元とインポート先では同値にならないため、プロセス定義IDの検索条件値を設定しているクエリはインポート後に検索条件値の見直しを行ってください。
- プライベートクエリの利用者
- プライベートクエリは、クエリ作成ユーザのユーザコードに紐づけられます。
- プライベートクエリを利用するためには、インポート先にもクエリ作成ユーザと同じユーザコードを持つユーザが必要です。