4.17. アーカイブ¶
IM-BPM for Accel Platform では完了したプロセスインスタンスのデータを退避する機能を用意しており、これを「アーカイブ」機能と呼びます。
アーカイブの仕様について説明します。
4.17.2. アーカイブ対象の指定¶
アーカイブ対象は、以下の指定された条件を満たす完了したプロセスインスタンスです。
- プロセスインスタンスの開始日時
- プロセスインスタンスの終了日時
- プロセス定義キー
- プロセス定義バージョン
- プロセスインスタンスID
各条件の指定方法については、「ジョブ一覧」 - 「アーカイブ」を参照してください。
条件を指定しない場合は、全ての完了したプロセスインスタンスがアーカイブの対象とされます。
4.17.3. アーカイブするデータの保存先¶
アーカイブするデータは、全てデータベースに保存されます。
プロセスインスタンスの開始日時の月単位でテーブルが作成されます。
テーブル名は以下の規則に沿って作成されます。
プロセスインスタンスの開始された月を数字6桁で表します。
- (例) 2016年11月1日 ⇒ 201611
- (例) 2017年1月15日 ⇒ 201701
元のテーブル名の一部分を、上記の数字に置き換えて作成します。
- (例) ACT_HI_PROCINST ⇒ ACT_201611_PROCINST
- (例) ACT_HI_ACTINST ⇒ ACT_201701_ACTINST
アーカイブする対象のテーブルは以下です。
元のテーブル名 アーカイブされるテーブル名( 2017年4月の場合) ACT_HI_PROCINST ACT_201704_PROCINST ACT_HI_ACTINST ACT_201704_ACTINST ACT_HI_TASKINST ACT_201704_TASKINST ACT_HI_VARINST ACT_201704_VARINST ACT_HI_DETAIL ACT_201704_DETAIL ACT_HI_COMMENT ACT_201704_COMMENT ACT_HI_ATTACHMENT ACT_201704_ATTACHMENT ACT_HI_IDENTITYLINK ACT_201704_IDENTITYLINK im_act_hi_migration_actinst im_act_201704_mg_actinst(テーブル名の文字制限により一部省略しています。) ACT_GE_BYTEARRAY ACT_201704_BYTEARRAY imact_hi_optask_actinst(2019 Summer(Waltz)以降のバージョンが対象です。) im_act_201704_optask_actinst
コラム
コールアクティビティで呼び出されたプロセスインスタンスについては、呼び出し元のプロセスインスタンスの開始日付に依存します。
プロセスインスタンスAの開始日時が2017年1月25日で、プロセスインスタンスBをコールアクティビティで2017年2月1日に呼び出した場合、どちらも2017年1月の開始日時による規則に沿ってアーカイブされます。
プロセスインスタンスBが完了していても、プロセスインスタンスAが完了していない場合はアーカイブされません。