IM-BPM for Accel Platform IM-BPM プロセスデザイナ 操作ガイド 第8版 2023-10-01

4.3.5.2. ユーザタスク

人によって実行されなければならないタスクです。
このタスクは担当者となったユーザが処理を完了させるまで、プロセスが進みません。
IM-BPM for Accel PlatformのRuntimeでは、「タスク一覧」画面にタスクが表示されます。
設定可能な項目は以下のとおりです。

4.3.5.2.1. ユーザタスクの配置

  1. 「パレット」から、「icon_palette_task」にカーソルを合わせます。

  2. 「パレット」の右側に現れる一覧から、「icon_user_task」をドラッグ&ドロップの操作でキャンバス上に配置します。

    ../../../../_images/user_task_arrange01.png

4.3.5.2.2. 基本情報の設定

基本情報の設定について解説します。
  1. エディタ上で設定を行いたいフローエレメントをクリックします。

  2. プロパティエリアから「基本情報」タブを選択します。

    ../../../../_images/common_basic_information4.png
プロパティの詳細は以下のとおりです。
項目名 必須/任意 入力形式 説明
ID 必須
任意の文字列を設定します。
英数字と一部の記号のみ使用できます。
フローエレメントを一意に特定するためのIDを設定します。
名前 任意
任意の文字列を設定します。
EL式による設定が可能です。
フローエレメントの名前を設定します。
プロセス定義で表示されます。
デフォルトフロー    
同じフローエレメントから複数のシーケンスフローが接続されている場合に表示されます。
他のシーケンスフローの条件式が、全てfalseと評価されている場合に進行するシーケンスフローの設定です。
「通常」の場合という意味ではなく、「それ以外」の場合を表します。
別名 任意
任意の文字列を設定します。
EL式による設定が可能です。
フローエレメントの別名を設定します。
実行モード     非同期実行を行うための設定です。
制御モード     排他制御を行うための設定です。
オプショナル    
チェックを入れた場合、オプショナルタスクとして扱われます。
オプショナルタスクは、シーケンスフローの始点・終点にできないなど、いくつかの制約があります。
詳細は「IM-BPM 仕様書」 - 「オプショナルタスク」 - 「制約」を参照してください。
実行中のタスクを複数追加可能にする     チェックを入れた場合、実行中のタスクが既に追加済みであっても、再度追加できます。
タスク追加時のパラメータ    
タスク追加時に設定できるパラメータ情報を定義します。
定義したパラメータ情報は、タスク追加時に追加したタスクからのみ参照できるエグゼキューション変数に格納されます。
チェックを入れて、「上へ」「下へ」ボタンをクリックすることで順番を変えられます。
「編集」リンク、または、「追加」リンクをクリックすると、「タスク追加時のパラメータ」ダイアログが表示されます。

4.3.5.2.3. 「タスク追加時のパラメータ」ダイアログ

「タスク追加」画面で表示されるタスクの順番を変えます。

../../../../_images/optional_task_add_parameter.png
項目名 必須/任意 説明
表示名 必須
任意の文字列を設定します。
オプショナルタスク追加時に表示される入力フォームで対象の業務項目を表示する際のラベルに使用されます。
変数名 必須
変数を一意に特定するためのキーを定義します。
エグゼキューション変数の変数名として利用されます。
入力タイプ 必須 業務項目の入力方法のタイプを設定します。
列挙ID 必須
入力タイプに「列挙値」を設定した場合に表示されます。
IM-Repositoryの列挙型IDを指定します。

コラム

入力タイプに設定できるものは以下の通りです。
  • string : 文字列
  • alpha : 英字
  • alphanumeric : 英数字
  • numeric : 数字
  • date : 日付
  • boolean : 真偽値
  • textarea : 複数行の文字列
  • user : ユーザ検索
  • users : ユーザ検索(複数)
  • department : 組織検索
  • enum#%IM-Repositoryの列挙型のID% : 列挙値

4.3.5.2.4. メインコンフィグの設定

ユーザタスクのメインコンフィグの設定について解説します。
../../../../_images/user_task_config01.png
項目名 必須/任意 入力形式 説明
担当者 任意
ユーザは、ユーザコードで設定します。
EL式による設定が可能です。
タスクの担当者になるユーザを設定します。
設定されたユーザは、タスクに到達したときに自動的に担当者として割り振られます。
「ユーザ検索」でユーザの検索ができます。
処理対象ユーザ 任意
ユーザは、ユーザコードで設定します。
複数設定する場合は、ユーザ毎にカンマで区切ることで設定可能です。
EL式による設定が可能です。
タスクを振り分ける権限を持つユーザを設定します。
「ユーザ検索」でユーザの検索ができます。
処理対象グループ 任意
グループはロールIDで設定し、対象となるユーザは指定したロールを保持するユーザです。
複数設定する場合は、グループ毎にカンマで区切ることで設定可能です。
EL式による設定が可能です。
タスクを振り分ける権限を持つグループを設定します。
「ロール検索」でロールの検索ができます。
フォームキー 任意
任意の文字列を設定します。
EL式による設定が可能です。
呼び出すアプリケーションと画面IDを設定します。
例1: formaのアプリケーション「application_id」を呼び出す場合 → forma:application_id
例2: スクラッチ開発した画面「http://screen/url」を呼び出す場合 → forward:http://screen/url
期限 任意
日付形式で期限を設定します。
EL式による設定が可能です。
ユーザタスクの期限を設定します。
例:2016年1月1日12時を期限に設定する場合 → 2016-01-01T12:00:00
優先度 任意
任意の数値を設定します。
EL式による設定が可能です。
タスクの優先度を設定します。
ソートや検索条件としても使用できます。
カテゴリ 任意
任意の文字列を設定します。
EL式による設定が可能です。
ユーザタスクのカテゴリを設定します。
スキップ条件 任意 EL式を設定します。
タスクを自動的に終了する条件を設定します。
記入した「スキップ条件」がtrueと評価された場合、このタスクは完了した状態となり、次のタスク、または、イベントへと自動的に遷移します。
falseと評価された場合、担当者となったユーザがタスクを完了する必要があります。
「スキップ条件」は参照できるスコープ内の変数「_ACTIVITI_SKIP_EXPRESSION_ENABLED」に、true が設定されている場合のみ有効です。

コラム

スキップ条件を有効にする変数を、データオブジェクトのデータプロパティで設定する場合、以下の設定を行います。
  • ID : 任意

  • 名前 : _ACTIVITI_SKIP_EXPRESSION_ENABLED

  • 型 : boolean

  • 値 : true

    ../../../../_images/common_data_object_skip_expression01.png
データオブジェクトの詳細は「データオブジェクト」を参照してください。