IM-BPM for Accel Platform IM-BPM プロセスデザイナ 操作ガイド 第9版 2024-04-01

4.3.5.3. スクリプトタスク

設定されたスクリプトを自動的に実行するタスクです。
intra-martのスクリプト開発モデルを利用した実装が可能です。
設定可能な項目は以下のとおりです。

4.3.5.3.1. スクリプトタスクの配置

  1. 「パレット」から、「icon_palette_task」にカーソルを合わせます。

  2. 「パレット」の右側に現れる一覧から、「icon_script_task」をドラッグ&ドロップの操作でキャンバス上に配置します。

    ../../../../_images/script_task_arrange01.png

4.3.5.3.2. 基本情報の設定

基本情報の設定について解説します。
  1. エディタ上で設定を行いたいフローエレメントをクリックします。

  2. プロパティエリアから「基本情報」タブを選択します。

    ../../../../_images/common_basic_information9.png
プロパティの詳細は以下のとおりです。
項目名 必須/任意 入力形式 説明
ID 必須
任意の文字列を設定します。
英数字と一部の記号のみ使用できます。
フローエレメントを一意に特定するためのIDを設定します。
名前 任意
任意の文字列を設定します。
EL式による設定が可能です。
フローエレメントの名前を設定します。
プロセス定義で表示されます。
デフォルトフロー    
同じフローエレメントから複数のシーケンスフローが接続されている場合に表示されます。
他のシーケンスフローの条件式が、全てfalseと評価されている場合に進行するシーケンスフローの設定です。
「通常」の場合という意味ではなく、「それ以外」の場合を表します。
実行モード     非同期実行を行うための設定です。
制御モード     排他制御を行うための設定です。
オプショナル    
チェックを入れた場合、オプショナルタスクとして扱われます。
オプショナルタスクは、シーケンスフローの始点・終点にできないなど、いくつかの制約があります。
詳細は「IM-BPM 仕様書」 - 「オプショナルタスク」 - 「制約」を参照してください。
実行中のタスクを複数追加可能にする     チェックを入れた場合、実行中のタスクが既に追加済みであっても、再度追加できます。
タスク追加時のパラメータ    
タスク追加時に設定できるパラメータ情報を定義します。
定義したパラメータ情報は、タスク追加時に追加したタスクからのみ参照できるエグゼキューション変数に格納されます。
チェックを入れて、「上へ」「下へ」ボタンをクリックすることで順番を変えられます。
「編集」リンク、または、「追加」リンクをクリックすると、「タスク追加時のパラメータ」ダイアログが表示されます。

4.3.5.3.3. 「タスク追加時のパラメータ」ダイアログ

「タスク追加」画面で表示されるタスクの順番を変えます。

../../../../_images/optional_task_add_parameter.png
項目名 必須/任意 説明
表示名 必須
任意の文字列を設定します。
オプショナルタスク追加時に表示される入力フォームで対象の業務項目を表示する際のラベルに使用されます。
変数名 必須
変数を一意に特定するためのキーを定義します。
エグゼキューション変数の変数名として利用されます。
入力タイプ 必須 業務項目の入力方法のタイプを設定します。
列挙ID 必須
入力タイプに「列挙値」を設定した場合に表示されます。
IM-Repositoryの列挙型IDを指定します。

コラム

入力タイプに設定できるものは以下の通りです。
  • string : 文字列
  • alpha : 英字
  • alphanumeric : 英数字
  • numeric : 数字
  • date : 日付
  • boolean : 真偽値
  • textarea : 複数行の文字列
  • user : ユーザ検索
  • users : ユーザ検索(複数)
  • department : 組織検索
  • enum#%IM-Repositoryの列挙型のID% : 列挙値

4.3.5.3.4. メインコンフィグの設定

スクリプトタスクのメインコンフィグの設定について解説します。
../../../../_images/script_task_config01.png
項目名 必須/任意 入力形式 説明
スクリプト言語     現在変更はできません。
スクリプトファイル 任意 スクリプトファイルのファイル名を設定します。
実行するスクリプトファイルを { IM-Juggling プロジェクト}/classes からの相対パス形式で指定します。
例:{ IM-Juggling プロジェクト}/classes/sample/foo.js を実行する場合→sample/foo.js
スクリプト 必須 実行するスクリプトを設定します。
実行はサーバ側で行われます。
スクリプトの編集を行う場合は、「スクリプトファイル」の値を削除する必要があります。
「スクリプトファイル」の値が入力されている場合は、「スクリプト」に記述したプログラムは実行されません。
「編集」で編集ダイアログが開きます。
結果変数名 任意 任意の文字列を設定します。
実行結果を保存するための変数を設定します。
例:結果変数名を「result」と設定した場合、スクリプトの戻り値が変数名「result」のプロセスインスタンス変数として設定されます。

コラム

スクリプトファイルを使用する場合、IM-Juggling を利用してWARファイルに組み込みます。
  • 以下の手順で IM-Juggling プロジェクトにスクリプトファイルを追加してください。
  1. IM-Juggling でプロジェクトを開く
  2. ProjectNavigator 上の {プロジェクト名}/classes 配下にスクリプトファイルを格納する。