数値系関数¶
数値のデータで利用できる関数です。
数値系関数で利用できる関数
sum(合計)¶
2つ以上の数値を合計します。
書式¶
sum({合算対象の数値}, …)
- 合算対象の数値は、固定の数値、または数値が入力された画面アイテムのフィールド識別IDを指定します。
- 明細テーブルの列を対象に合算を行う場合には、”@”をフィールド識別IDの前に付与することで、列を対象に指定できます。
- グリッドテーブルの列を対象に合算を行う場合には、”テーブル識別ID@”をフィールド識別IDの前に付与することで、列を対象に指定できます。
- 対象に使用できる画面アイテムの入力値、固定の値のデータ型 (○=使用できる ×=使用できない)
データ型 利用 文字列 × 数値 ○ 日付 × タイムスタンプ ×
使用例¶
フィールド識別ID「num1」「num2」「num3」の3つの画面アイテムの入力値を合算する場合
- sum(num1, num2, num3)
- num1に”1”、num2に”3”、num3に”5”を入力した場合→ 画面アイテムには「9」と表示されます。
以下の明細テーブルの列B(フィールド識別IDは「col_B」)を合計する場合
列A 列B いちご 300 レモン 150 ぶどう 500 もも 250
sum( @col_B ) → 1200以下のグリッドテーブル(テーブル識別IDは「grd_A」)の列B(フィールド識別IDは「col_B」)を合計する場合
列A 列B いちご 300 レモン 150 ぶどう 500 もも 250
- sum( grd_A@col_B ) → 1200
avg(平均)¶
2つ以上の数値の平均を計算します。
書式¶
avg({平均の対象の数値}, …)
- 平均の対象の数値は、固定の数値、または数値が入力された画面アイテムのフィールド識別IDを指定します。
- 明細テーブルの列を対象に平均を計算する場合には、”@”をフィールド識別IDの前に付与することで、列を対象に指定できます。
- グリッドテーブルの列を対象に平均を計算する場合には、”テーブル識別ID@”をフィールド識別IDの前に付与することで、列を対象に指定できます。
- 対象に使用できる画面アイテムの入力値、固定の値のデータ型 (○=使用できる ×=使用できない)
データ型 利用 文字列 × 数値 ○ 日付 × タイムスタンプ ×
使用例¶
フィールド識別ID「num1」「num2」「num3」の3つの画面アイテムの入力値の平均を計算する場合
- avg(num1, num2, num3)
- num1に”1”、num2に”3”、num3に”5”を入力した場合→ 画面アイテムには「3」と表示されます。
以下の明細テーブルの列B(フィールド識別IDは「col_B」)の平均を計算する場合
列A 列B いちご 300 レモン 150 ぶどう 500 もも 250
avg( @col_B ) → 300以下のグリッドテーブル(テーブル識別IDは「grd_A」)の列B(フィールド識別IDは「col_B」)の平均を計算する場合
列A 列B いちご 300 レモン 150 ぶどう 500 もも 250
- avg( grd_A@col_B ) → 300
max(最大値)¶
2つ以上の数値の最大値を返します。
書式¶
max({比較対象の数値}, …)
- 比較対象の数値は、固定の数値、または数値が入力された画面アイテムのフィールド識別IDを指定します。
- 明細テーブルの列を対象に最大値を求める場合には、”@”をフィールド識別IDの前に付与することで、列を対象に指定できます。
- グリッドテーブルの列を対象に最大値を求める場合には、”テーブル識別ID@”をフィールド識別IDの前に付与することで、列を対象に指定できます。
- 比較対象の数値は3つ以上指定することができます。
- 画面アイテム「明細テーブル」の列と画面アイテム「数値」の値を一緒に比較することもできます。
- 対象に使用できる画面アイテムの入力値、固定の値のデータ型 (○=使用できる ×=使用できない)
データ型 利用 文字列 × 数値 ○ 日付 × タイムスタンプ ×
使用例¶
フィールド識別ID「num1」「num2」「num3」の3つの画面アイテムの入力値の最大値を求める場合
- max(num1, num2, num3)
- num1に”1”、num2に”3”、num3に”5”を入力した場合→ 画面アイテムには「5」と表示されます。
以下の明細テーブルの列B(フィールド識別IDは「col_B」)の最大値を求める場合
列A 列B いちご 300 レモン 150 ぶどう 500 もも 250
max( @col_B ) → 500以下のグリッドテーブル(テーブル識別IDは「grd_A」)の列B(フィールド識別IDは「col_B」)の最大値を求める場合
列A 列B いちご 300 レモン 150 ぶどう 500 もも 250
- max( grd_A@col_B ) → 500
min(最小値)¶
2つ以上の数値の最小値を返します。
書式¶
min({比較対象の数値}, …)
- 比較対象の数値は、固定の数値、または数値が入力された画面アイテムのフィールド識別IDを指定します。
- 明細テーブルの列を対象に最小値を求める場合には、”@”をフィールド識別IDの前に付与することで、列を対象に指定できます。
- グリッドテーブルの列を対象に最小値を求める場合には、”テーブル識別ID@”をフィールド識別IDの前に付与することで、列を対象に指定できます。
- 比較対象の数値は3つ以上指定することができます。
- 画面アイテム「明細テーブル」の列と画面アイテム「数値」の値を一緒に比較することもできます。
- 対象に使用できる画面アイテムの入力値、固定の値のデータ型 (○=使用できる ×=使用できない)
データ型 利用 文字列 × 数値 ○ 日付 × タイムスタンプ ×
使用例¶
フィールド識別ID「num1」「num2」「num3」の3つの画面アイテムの入力値の最小値を求める場合
- min(num1, num2, num3)
- num1に”1”、num2に”3”、num3に”5”を入力した場合→ 画面アイテムには「1」と表示されます。
以下の明細テーブルの列B(フィールド識別IDは「col_B」)の最小値を求める場合
列A 列B いちご 300 レモン 150 ぶどう 500 もも 250
min( @col_B ) → 150以下のグリッドテーブル(テーブル識別IDは「grd_A」)の列B(フィールド識別IDは「col_B」)の最小値を求める場合
列A 列B いちご 300 レモン 150 ぶどう 500 もも 250
- min( grd_A@col_B ) → 150
round(四捨五入)¶
計算・入力された値を指定の桁数で四捨五入します。
書式¶
round({対象の数値}, {四捨五入する桁数})
- 対象の数値は、固定の数値、または数値が入力された画面アイテムのフィールド識別IDを指定します。
- 四捨五入する桁数に整数を指定した場合は、小数点以下の位で四捨五入します。
- 四捨五入する桁数に負数(0より小さい値)を指定した場合は、特定の位で四捨五入します。
- 四捨五入する桁数に0を指定した場合は、小数点以下第1位で四捨五入し、小数点以下の値を表示しません。
- 負数の場合は、「-1」が1の位、「-2」が10の位、「-3」が100の位に対応します。
- 対象に使用できる画面アイテムの入力値、固定の値のデータ型 (○=使用できる ×=使用できない)
データ型 利用 文字列 × 数値 ○ 日付 × タイムスタンプ ×
使用例¶
- フィールド識別ID「num」の画面アイテムの入力値を四捨五入する場合
- round(num, 2)
- numに”123.456”を入力した場合→ 画面アイテムには「123.46」(小数点以下第3位を四捨五入)と表示されます。
- round(num, -3)
- numに”1234567”を入力した場合→ アイテムには「1235000」(100の位を四捨五入)と表示されます。
roundup(切り上げ)¶
計算・入力された値を指定の桁数で切り上げします。
書式¶
roundup({対象の数値}, {切り上げする桁数})
- 対象の数値は、固定の数値、または数値が入力された画面アイテムのフィールド識別IDを指定します。
- 切り上げする桁数に整数を指定した場合は、小数点以下の位で切り上げします。
- 切り上げする桁数に負数(0より小さい値)を指定した場合は、特定の位で切り上げします。
- 切り上げする桁数に0を指定した場合は、小数点以下第1位で切り上げし、小数点以下の値を表示しません。
- 負数の場合は、「-1」が1の位、「-2」が10の位、「-3」が100の位に対応します。
- 対象に使用できる画面アイテムの入力値、固定の値のデータ型 (○=使用できる ×=使用できない)
データ型 利用 文字列 × 数値 ○ 日付 × タイムスタンプ ×
使用例¶
- フィールド識別ID「num」の画面アイテムの入力値を切り上げする場合
- roundup(num, 2)
- numに”123.456”を入力した場合→ 画面アイテムには「123.46」(小数点以下第3位を切り上げ)と表示されます。
- roundup(num, -3)
- numに”1234567”を入力した場合→ 画面アイテムには「1235000」(100の位を切り上げ)と表示されます。
rounddown(切り捨て)¶
計算・入力された値を指定の桁数で切り捨てします。
書式¶
rounddown({対象の数値}, {切り捨てする桁数})
- 対象の数値は、固定の数値、または数値が入力された画面アイテムのフィールド識別IDを指定します。
- 切り捨てする桁数に整数を指定した場合は、小数点以下の位で切り捨てします。
- 切り捨てする桁数に負数(0より小さい値)を指定した場合は、特定の位で切り捨てします。
- 切り捨てする桁数に0を指定した場合は、小数点以下第1位で切り捨てし、小数点以下の値を表示しません。
- 負数の場合は、「-1」が1の位、「-2」が10の位、「-3」が100の位に対応します。
- 対象に使用できる画面アイテムの入力値、固定の値のデータ型 (○=使用できる ×=使用できない)
データ型 利用 文字列 × 数値 ○ 日付 × タイムスタンプ ×
使用例¶
- フィールド識別ID「num」の画面アイテムの入力値を切り捨てする場合
- rounddown(num, 2)
- numに”123.456”を入力した場合→ 画面アイテムには「123.45」(小数点以下第3位を切り捨て)と表示されます。
- rounddown(num, -3)
- numに”1234567”を入力した場合→ 画面アイテムには「1234000」(100の位を切り捨て)と表示されます。