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標準クラスの呼び出し方

概要

JDK により標準で提供されているクラスを呼び出します。
JavaScript から呼び出し可能な JAVA のパッケージは以下の通りです(それ以外のパッケージを利用する場合は、JAVA のクラスを自作して利用するようにしてください)

java.lang
java.io
java.text
java.util



準備

Application Runtime が正しく起動されている事を確認して下さい。
また、バッチプログラムにおいて JAVA を利用する場合には、intra-mart Batch Server が正しく起動していることを確認して下さい。



プログラムからの呼び出し方

ファンクションコンテナの JavaScript プログラム内において、通常の JAVA のプログラミングの要領で目的のクラスを呼び出して利用して下さい。

インスタンスを生成する必要のあるクラスについては、new 演算子を用いる事でコンストラクタを呼び出す事ができます。また、生成したインスタンスを JavaScript で宣言した変数に格納して利用する事もできます。



プログラミング例

乱数を発生させるクラスを利用して10回乱数を発生させてコンソール画面上に表示します(サービス化またはデーモン化している場合は、画面の表示されません)。

var ransuu = new java.util.Random();
var cnt = 0;
for(chr = 0; cnt < 10; cnt++){
    Debug.print(ransuu.next());
}



注意事項

JavaScript の変数に対して JAVA データを格納した場合、その変数は JavaScript の通常の変数とは異なる扱いとなります。JAVA 変数を通常の JavaScript の変数と同様に扱うためには、変数の変換をする必要があります。JAVA → JavaScript の変換には、以下の方法があります。

String 文字列連結ロジックを通す事で変換できます。
例)jsString = javaString + "";
Number 算術演算ロジックを通す事で変換できます。
例)jsNumber = javaNumber - 0;
Boolean 関係演算ロジックを通す事で変換できます。
例)jsBoolean = javaBoolean == true;

JAVA のAPIを呼び出した結果の返却値を JavaScript の変数に受け取った場合、この値も JAVA として扱われますので、JAVA を利用した結果の値を JavaScript で利用する場合には、変数の型の変換をする必要があります。

JavaScript では import 句を利用する事ができません。JAVA のクラスを呼び出す場合は、必ずパッケージ名を省略せずに完全な形で目的のクラスを指定するようにして下さい。




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