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intra-mart WebPlatform(以下IWP)Ver.7.0では、Ver.6.xと完全な上位互換を保ちながらも新時代の基盤プラットフォームに向けた大幅な機能拡張が実施されました。
この特集ではVer.7.0の機能拡張の目玉となるBPM(Business Process Management)、SOA(Service Oriented Architecture)という2つのポイントについて解説しながら、現在、Webシステム開発の根底に起きつつある構造変化について触れていきます。
IWP Ver.6.0のリリースから約2年、今回のメジャーバージョンアップに向けて過去最大規模の開発投資を実施してきました。
「全体最適を実現するためのシステム基盤」に求められるお客様の期待が、かつてないほどに膨らんできたことによります。
今回、Ver.6.x上で開発されたアプリケーションはVer.7.0上においても完全に上位互換性を保持しながらも、非常に数多くの機能拡張が実施されております。
以下に例としてポータル機能を掲載します。

特にVer.7.0において注力したのは「BPM」と「SOA」の実現であり、製品全体(エンタープライズ版)のアーキテクチャーは以下のようになります。

まずは最大のポイントであるBPMから触れていきます。これまでintra-martのワークフローは「ドキュメントワークフロー」と呼ばれ、文書の申請・承認プロセスを電子化し、これらの間接業務の効率化などに効果を上げてきました。
ただし、その前後にはたくさんの手作業が残るため、様々な個別システムにまたがる重複した処理や紙の書類に依存した処理が、全体の業務効率の向上を妨げていました。多くの企業がITで解決したい経営課題として、「業務プロセスの改革」や「業務の見える化」を挙げていることが、このことを裏付けています。
これに対し、複数の部署やシステムにまたがる複雑な業務全般をワークフローで接続し、業務全体の効率化を図るととともに、業務品質の向上と統制強化を実施していくために必要となるツールが「BPM」です。

BPMが制御の対象とするのは、従来のドキュメントワークフローに加えて、以下の2つがあります。

(1)人と人の作業連携を支援するヒューマンワークフロー
画面を使って人が判断しながら進めていくロングランニング・ワークフロー。人のアクションを受け、次の担当者にアクションを促すアラートなどをポータル画面やメール、一覧画面を使って表示・伝達することで業務の迅速化を図ります。ここではドキュメントワークフローと同様に、日本企業の商慣習へのきめ細かい対応が求められます。
(2) システムとシステムの連携を束ねるシステムワークフロー
短時間での自動実行が中心となるショートランニング・ワークフロー。複数のシステムにわたり、一連の処理をリアルタイムかつ自動的に進めていく形態であり、途中に人は介在しません。ここでは、既存システムや外部システムにきちんと連携保証しながら接続していく必要があり、通常その役割はESBが担います。そして、intra-martならではの特徴はやはり「Open&Easy」です。
■ Open
上記、ヒューマンワークフローならびにシステムワークフローはBPEL・BPMNといった国際標準に対応しています。 これにより、社外の取引先や顧客までを含めたビジネスプロセスのシームレスな連結と自動化、および可視化が図れるようになります。 特にOSSとして世界最大の実績を誇る米intalio社のBPELエンジンを採用し製品内部に組み込んでいるため、これまで同様にソースコードレベルでの公開も実施しています。
■ Easy
実装も簡単です。次ページに詳細が記述されていますが、業務プロセスのフローを『BPM|Designer』で記述し、ヒューマンワークフローではintra-martフレームワークで構築されたアプリケーションの画面(またはXFormという簡易画面)とリンクさせていきます。
システムワークフローではWebサービスのひとつひとつとリンクを貼っていきます。
また、ヒューマンワークフローで定義した業務プロセスフローからは、J-SOXで必要となる「業務プロセス図」や「RCM(リスクコントロールマトリックス)」を自動生成できるため、内部統制のツールとしても利用できます)
さらに、プロセスの進捗状況は、従来のドキュメントワークフローのタスク一覧で一元的に把握できるため、運用面も簡単で「手軽な導入&運用スタート」を実現できます。
このように日本企業の商慣習に柔軟に適応しながら、社内外の部署やシステムとのつなぎを保証できる「高度なワークフロー」がBPMなのです。
これまでの従来のintra-martワークフローでは標準対応できなかった複雑な案件を中心に、この新BPM機能にて再検証を実施してきましたが、結果としてかなり高度なレベルのビジネスプロセスフローまで対応が可能であることが確認できました。
特に製造業では、製品・サービスの設計開発プロセス(PLM)、製品・サービスの生産供給プロセス(SCM)、そして需要創造のプロセス(CRM)などが支援可能であり、日本企業の独自性が色濃いヒューマンワークフローとドキュメントワークフローの領域では、他社製品に対してもかなりのアドバンテージを発揮できると考えております。
他社のBPMスイート製品と価格面から比較しても、約1/6以下という圧倒的な低コストライセンスです。

次のポイントはSOA型アプリケーションの実装が簡単に実現できるようになったことです。
わかりやすく言うと、intra-martフレームワーク上で構築したアプリケーションは、とても簡単な手順でそのまま外部からサービスとして利用できるようになるのです。
これは、JavaEE開発モデルではイベントフレームワーク上のコンポーネントがそのまま外部からWebサービスでアクセス可能となり、またスクリプト開発モデルではJSファイルの関数がそのまま外部からWebサービスでアクセス可能となるからです。

このため、今後の社内開発で出来上がるアプリケーション群はそのままサービスの資産にもなり、中長期的にSOA化を推進していくための準備が整っていくことになります。
いくつかのアプリケーションが揃ってきた段階で、それらに重複しているサービスの統一を図り全体最適化するなど、無理のないSOA化を実施することができます。

最終的にはこれらのサービス群を1章で述べたBPMに接続していくことで、業務プロセスのさらなる省力化と自動化を推進することができます。
さらに外部のサービスや既存システムなどとも連携を図りたい場合にはESBを利用します。
(※Ver.7.0ではOSSのESBで実績のある「Mule」を組み込んでおります)

また、Ver.7.0からはIM-BizAPIをすべて外部からサービスとして呼び出せます。intra-martの標準アプリケーション群やPartner's Solutionのアプリケーション群も、順次、Ver.7上に移植されてまいりますので、それらをサービスパーツとして利用しSOA型の業務アプリケーションを構築することも可能となります。
従来のシステムインテグレーション(SI)では毎回ゴリゴリと開発していく「力」こそが必要とされていましたが、これからは手間をかけずに簡単な設定だけで、生産性よく業務アプリケーションを開発できるようになります。
つまり、これまでのようなプログラム開発中心のスキルから、外部を含めて適切な“できあいのサービス”を見つけ出してきて置き換えていくという、いわば“編集”のスキルが求められることになります。
そしてそれを活かしながら、お客様が求める利便性とスピードへの要請に応えていくことになります。
このために必要な新世代の基盤プラットフォームとして、intra-mart Ver.7.0は手軽かつ低価格で利用できる魅力的な製品です。
ぜひ皆様のご活用を期待しております。
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