6.2.1. IM-BIS のサブフロー機能を利用する¶
IM-BIS では、サブフロー機能を使用して、複数のフローを連携して処理することができます。ここでは、サブフローを利用するフローの作成手順と、作成したフローの実行手順を説明します。
Contents
6.2.1.1. フローにサブフローを設定する¶
IM-BIS でBISフローを作成し、サブフローを設定する¶
最初に作成するフローの名称や、種類などの基本情報を入力します。
フローで利用するルート、処理対象者を設定する¶
フローの処理の流れ(プロセス)をルートとして定義し、各タスクの実行者(処理対象者)を設定します。今回のシナリオでは、申請→承認→承認という流れのルートを作成し、2番目の「承認/処理」にサブフローを設定します。
「ルート定義 - バージョン - 新規作成」画面では、「開始」、「申請/処理開始」、「終了」が配置済みです。
上に並んでいるアイコンから、グリッド上へ「承認/処理」をドラッグして配置します。
同様に、グリッド上へもう一つ「承認/処理」をドラッグして配置します。
「申請/処理開始」の上にマウスを重ねると右上に が表示されます。
を次の「承認/処理」までドラッグします。(ドラッグ時に矢印が表示されますので、矢印でノードを接続するようにします。)
矢印の先を「承認/処理」でドロップすると、ノードとノードが接続されます。
同様の手順で、2番目と3番目の「承認/処理」、3番目の「承認/処理」と「終了」を接続します。
コラム
- ルート設定の処理対象者検索をする際に、ブラウザのポップアップブロックの解除が必要です。
「申請/処理開始」をクリックして、右側に設定欄を表示します。
「ユーザ検索」画面から処理対象者に「上田辰男」を設定して、「決定」をクリックします。
「処理対象者」に「上田辰男」が表示されます。
同様の手順で、「承認/処理」2つとも処理対象者に「上田辰男」を設定します。
処理対象者の設定が完了したら「登録」をクリックします。
以上の手順で、BIS定義の基本情報が登録できました。作成したルートが保存できると、自動的に「IM-BIS - フロー編集」画面に遷移します。
フローで利用する画面を登録する¶
「IM-BIS - フロー編集」画面で、「申請/処理開始」をダブルクリックします。(または、「申請/処理開始」を右クリックして表示されるコンテキストメニューで「画面」-「新規」をクリックします。)「フォーム登録」画面が表示されますので、「フォーム名」、「説明」を入力し、「登録」をクリックします。
「フォーム・デザイナ」画面がポップアップで表示されます。
「ツールキット」から画面アイテムをドラッグ&ドロップで配置し、以下のように「申請/処理開始」で表示する画面を作成します。
「更新」をクリックして画面の設定内容を保存します。
確認メッセージの「決定」をクリックし、右上の「×」で閉じます。
「申請/処理開始」の画面を「承認/処理」の画面でも利用するために、コンテキストメニューで「画面」-「共有」をクリックします。
2つ目の「承認/処理」を右クリックして、「画面」-「貼り付け」をクリックします。
2つ目の「承認/処理」に「申請/処理開始」と同じ画面が設定できました。
サブフローを設定する¶
BISフローを利用するために必要なシステム設定の処理を実行する¶
6.2.1.2. サブフローを実行する¶
メインフローの処理を実行し、サブフローを設定したノード(タスク)まで進める¶
実行中のプロセス(メインフロー)からサブフローを開始する¶
実行中のプロセスからサブフローに設定したフローを実行するためには、メインフローのサブフローを設定したタスクで、ユーザがサブフローを開始する操作を行う必要があります。サブフロー開始の操作を行うと、サブフローの最初のタスクの処理対象者に通知されますので、対象ユーザの「未処理」のタスク一覧からサブフローの処理を進めます。
メインフローでサブフローを設定したノード(タスク)の処理対象者でログインし、BISフローの未処理からこのシナリオで処理を行った案件の「処理」をクリックします。
「サブフロー開始」画面では、サブフロー開始情報の内容を確認し、「サブフロー開始」をクリックします。
サブフロー開始後のフローは以下の通りです。
サブフローに設定したワークフローを開始するために、ワークフローの未処理一覧に遷移します。(「サイトマップ」→「IM-BIS」→「ワークフロー」→「未処理」をクリックします。)画面の各項目に入力し、「申請」をクリックします。
「申請/処理開始」画面で「申請/処理開始」を実行します。
注意
サブフローの申請/処理開始後に、メインフローでイレギュラー処理(否認・差し戻し・引戻しなど)を行った場合、システム側でサブフローのプロセス管理を行いません。サブフローの処理が未完了状態で残らないように考慮してください。
サブフローの処理を正常終了(承認)し、実行中のプロセス(メインフロー)に戻る¶
サブフローのワークフローを終了し、メインフローの処理に戻ります。
「サイトマップ」→「IM-BIS」→「ワークフロー」→「未処理(ワークフロー)」をクリックします。
「未処理(ワークフロー)」画面から先ほど処理を行った案件を確認し、「処理」をクリックします。
承認画面の内容を確認し、「承認」をクリックします。
「処理」画面で「承認/処理」をクリックします。
次の「承認/処理」のノードで、同様に1~4の手順を繰り返し、サブフローのワークフローを完了します。
サブフローが終了した時点のフローは以下の通りです。
コラム
サブフローが正常終了しない場合(差戻し、否認など)には、メインフローで例外処理を行う必要があります。詳細については、「 IM-BIS ユーザ 操作ガイド 」を参照してください。
実行中のプロセス(メインフロー)の処理を完了する¶
サブフローが終了したので、メインフローのサブフローを設定したノードの次のノード(タスク)が実行できるようになりました。メインフローの最後の処理を実行して、メインフロー・サブフローの処理を終了します。