4. レイアウト定義ファイルの作成¶
出力するPDFファイルの見た目(レイアウト)のイメージが出来ましたら、次はレイアウトデザインツールを利用してレイアウト定義ファイルを作成します。
レイアウトデザインツールは、 Windows 環境で動作します。UNIX/ Linux 環境を利用する場合でも、レイアウト定義は Windows 環境で行います。
注意
利用フォントは、 固定幅フォント です。 プロポーショナルフォント は利用できません。
(例)
- MSゴシック → 利用できます。
- MS Pゴシック → 利用できません。
コラム
通常、プリンタには印字可能な範囲(プリンタのヘッドが動ける範囲=余白)があります。
用紙サイズ目いっぱいにデザインしますと、プリンタの余白の制限で印字されない部分が出る場合があります。
適切な余白を確保して、帳票レイアウトを作成してください(最低5mm以上は必要です)。
コラム
PDFファイルへの印影付与については「 PDFファイルへの印影付与について 」を参照してください。
4.1. 利用可能な帳票レイアウトツール一覧¶
利用可能な帳票レイアウトツールの一覧です。
用途 | 帳票レイアウトツール名 | レイアウトファイルの拡張子 |
---|---|---|
単票用 | IODOC | dlf/iod |
連票用 | IODBDOC
IOCELA
|
ddl
clf/def
|
4.2. 各帳票レイアウトツール¶
4.2.1. 単票用( IODOC )¶
単票用( IODOC )は、複雑なレイアウトのページの作成に適しています。
「スタート→すべてのプログラム→IOWebDOC Vx.x.x.x→IODOC」 を実行すると、単票用レイアウト定義ファイルを作成するためのツールが起動します。
(x.x.x.xの部分にはバージョン番号が入ります)
IODOC の使い方に関しては、 専用のマニュアル(IODOCツールマニュアル) を参照してください。
また、PDFファイルを作成する時にCSV形式のデータと連携させる場合、変換定義ファイル(cdd)が必要です。
この変換定義ファイルは、 CDDエディタ を利用すると簡単に作成できます。
CDDエディタ の使い方に関しては、 専用のマニュアル(CDDEDITツールマニュアル) を参照してください。
「スタート→すべてのプログラム→YSS IOWebDOC→CDDエディタ」を実行すると、 CDDエディタ が起動します。
コラム
Linux 環境の場合、単票レイアウトの保存形式は「V4.9形式」を選択してください。「V.4.9.3形式」で保存した場合、処理実行時に「-100 ファイルアクセスエラー」になります。
4.2.2. 連票用( IODBDOC )¶
連票用( IODBDOC )は、連続した表形式の帳票の作成に適しています。
「スタート→プログラム→YSS IOWebDOC→IODBDOC」 を実行すると、連票用レイアウト定義ファイルを作成するためのツールが起動します。
IODBDOC の使い方に関しては、 専用のマニュアル(IODBDOCツールマニュアル) を参照してください。
コラム
連票用( IODBDOC )の拡張子は、ddlです。
コラム
連票用として、 IOCELA / IODBDOC の2種類のツールをご用意しています。 IODBDOC の方が IOCELA よりも機能面で優れており、 IOCELA で生成した既存帳票がある場合を除いて、 IODBDOC の利用を推奨します。
4.2.3. 連票用( IOCELA )¶
連票用( IOCELA )は、連続した表形式の帳票の作成に適しています。
「スタート→プログラム→YSS IOWebDOC→IOCELA」 を実行すると、連票用レイアウト定義ファイルを作成するためのツールが起動します。
IOCELA の使い方に関しては、 専用のマニュアル(IOCELAツールマニュアル) を参照してください。
コラム
連票用( IOCELA )の拡張子は、def/clf の2種類があります。def/clf の中身は同じです。拡張子はそのままでどちらも連票用( IOCELA )のレイアウトとして利用できます。
コラム
連票用として、 IOCELA / IODBDOC の2種類のツールをご用意しています。 IODBDOC の方が IOCELA よりも機能面で優れており、 IOCELA で生成した既存帳票がある場合を除いて、 IODBDOC の利用を推奨します。