4.3. ロジックフロー定義を作成する¶
FullPack版 IM-LogicDesigner 連携 を利用したロジックフロー定義の作成方法について示します。
コラム
ロジックフロー定義の詳細については、「 IM-LogicDesigner ユーザ操作ガイド 」-「 ロジックフロー定義 」を参照してください。
4.3.1. タスクを配置する¶
「ロジックフロー定義編集」画面にて、作成する処理に合わせて次のタスクを配置し、ロジックフロー定義を作成します。
- IOWebDOC(iod)定義
- IOWebDOC(ddl)定義
- 帳票作成(中間IOD結合)タスク
コラム
次の入力値はstorage型です。
タスク | 入力値 |
---|---|
IOWebDOC(iod)定義 | 出力ファイルを表す入力値「outputFile」 |
IOWebDOC(ddl)定義 | 出力ファイルを表す入力値「outputFile」 |
帳票作成(中間IOD結合)タスク | 中間ファイルを表す入力値「iodFiles」
出力ファイルを表す入力値「outputFile」
|
storage型は、string型やストレージ操作タスクで取得したstorage型などからマッピングしてください。
ストレージ操作タスクの詳細については、「 IM-LogicDesigner仕様書 」-「 ストレージ操作 」を参照してください。
4.3.2. マッピングの設定を行う¶
配置した各タスクで「マッピング設定」画面を開き、入力値のマッピングの設定を行います。
各タスクの共通、および、固有のマッピング設定は、次の通りです。
共通の設定
- 出力ファイル
- 文書情報
- セキュリティ情報
固有の設定
- IOWebDOC(iod)定義 :帳票データ
- IOWebDOC(ddl)定義 :帳票データ
- 帳票作成(中間IOD結合)タスク :中間ファイル
また、マッピングの設定を行う前に「入出力設定」画面で入出力設定を行ってください。
コラム
入力値の詳細については、次を参照してください。
4.3.2.1. 共通の設定¶
4.3.2.1.1. 出力ファイル¶
出力ファイルを表す入力値は「outputFile」です。
「outputFile」は必須のプロパティです。必ずマッピングしてください。
コラム
「outputFile」はstorage型です。string型やストレージ操作タスクで取得したstorage型などからマッピングしてください。
4.3.2.1.2. 文書情報¶
PDF帳票の文書情報を表す入力値は「docInfo」です。
「docInfo」は任意のプロパティです。
コラム
「docInfo」自体をマッピングしない場合、出力されるPDF帳票の全ての文書情報は空になります。
「docInfo」配下のプロパティを個別でマッピングした場合、マッピングしていない対象の文書情報は空になります。
4.3.2.1.3. セキュリティ情報¶
PDF帳票のセキュリティ情報を表す入力値は「security」です。
「security」は任意のプロパティです。
コラム
「security」自体をマッピングしない場合、出力されるPDF帳票にセキュリティは付与されません。
「security」配下のプロパティを個別でマッピングする場合、マッピング設定は次の通りです。
- 文書を開くパスワードを表す入力値「security.openPassword」をマッピングしない場合、出力されるPDF帳票に文書を開くパスワードは付与されません。
- 文書を開くパスワードを表す入力値「security.openPassword」、および、セキュリティパスワードを表す入力値「security.securityPassword」をマッピングしない場合、他の項目でセキュリティを付与するようにデータが設定されていても、出力されるPDF帳票にセキュリティは付与されません。
注意
文書を開くパスワードを表す入力値「security.openPassword」、および、セキュリティパスワードを表す入力値「security.securityPassword」にマッピングされているデータが空の場合、他の項目でセキュリティを付与するようにデータが設定されていても、出力されるPDF帳票にセキュリティは付与されません。
4.3.2.2. 固有の設定¶
4.3.2.2.1. IOWebDOC(iod)定義¶
4.3.2.2.1.1. 単ページ定義¶
帳票データを表す入力値は「reportData」です。
「reportData」は任意のプロパティです。
コラム
「reportData」自体をマッピングしない場合、出力されるPDF帳票の全ての帳票データは空になります。
「reportData」配下のプロパティを個別でマッピングした場合、マッピングしていない対象の帳票データは空になります。
4.3.2.2.1.2. 複数ページ定義¶
帳票データを表す入力値は「reportData」です。
固定データ(ヘッダーやフッターのデータ)を表す入力値は「reportData.global」です。
行データを表す入力値は「reportData.rows#1_n」です。
「reportData」、「reportData.global」、および、「reportData.rows#1_n」は任意のプロパティです。
コラム
次のプロパティ自体をマッピングしない場合、出力されるPDF帳票の全ての帳票データは空になります。
- 「reportData」
- 「reportData.global」
- 「reportData.rows#1_n」
配下のプロパティを個別でマッピングした場合、マッピングしていない対象の帳票データは空になります。
4.3.2.2.2. IOWebDOC(ddl)定義¶
帳票データを表す入力値は「reportData」です。
外部変数(ヘッダーやフッターのデータ)を表す入力値は「reportData.global」です。
「reportData.global」は任意です。
行データを表す入力値は「reportData.rows」です。
行のカラムデータを表す入力値は「reportData.rows.col」です。
「reportData.rows」、および、「reportData.rows.col」は必須です。必ずマッピングしてください。
コラム
「reportData.global」自体をマッピングしない場合、出力されるPDF帳票の全ての外部変数は空になります。
「reportData.global」配下のプロパティを個別でマッピングした場合、マッピングしていない対象の外部変数は空になります。
注意
次のケースは、フロー実行時にエラーが発生します。
「reportData」自体がマッピングされていない場合
「reportData.rows」がマッピングされていない場合
「reportData.rows」にマッピングされているデータが空の配列の場合
「reportData.rows.col」の一部がマッピングされていない場合
「reportData.rows.col」は全てマッピングする必要があります。
次のような場合、「col3」とマッピングしていないため、エラーが発生します。
source <object[]> reportData.rows <object[]> value1 <string> ------> col1 <string> value2 <string> ------> col2 <string> col3 <string>
4.3.2.2.3. 帳票作成(中間IOD結合)タスク¶
中間ファイル(IODファイル)を表す入力値は「iodFiles」です。
「iodFiles」は必須のプロパティです。必ずマッピングしてください。
コラム
「iodFiles」はstorage型の配列です。string型やストレージ操作タスクで取得したstorage型などからマッピングしてください。