3. インストール前に¶
3.1. 必要なライセンス¶
IM-PDFAutoConverter for Accel Platform をご利用いただくには、次の3つのライセンスが必要です。
- PDFコンバータXP のライセンス
- PDFオートコンバータEX のライセンス
- PDFオートコンバータEX (Java用インターフェース)のライセンス
各製品のインストールの際にライセンスを入力してください。
ライセンスの入力方法については、次のドキュメントを参照してください。
- 「 PDFコンバータXP インストール・ガイド 」-「ライセンスコードの入力」
- 「 PDFオートコンバータEX インストール・ガイド 」-「PDFオートコンバータEXのインストール」
ライセンスが未入力の状態では動作しませんので注意してください。
3.2. インストール前に必要な確認事項¶
インストール前に、必ず以下を設定・確認をしてください。
- OSのビット数と、Microsoft Officeのビット数は必ず一致させてください。OSが64bitの場合は、Microsoft Officeについても 64bit版 を必ずインストールしてください(Officeのインストールメディア内にインストーラが同梱されています)。
- PDFコンバータXP Ver.4.4以上を必ずインストールしてください。PDFコンバータXP Ver4.4 未満のバージョンでは動作しません。PDFコンバータXP のインストール方法は PDFコンバータXP インストールマニュアルを参照ください。
- (IM-PDFAutoConverter for Accel Platform には PDFオートコンバータEX / PDFコンバータXP 各1ライセンスが含まれています。)
- OSとOfficeの最新のパッチをインストールしてください。インストール後には、必ず動作に問題がないか検証を実施してください。
- 必ずインストールするマシン自体にアドミニストレータ権限のあるユーザでログインしてください。ネットワークのアドミニストレータ権限があっても、そのマシン自体にその権限がないことも考えられます。
- PDFオートコンバータEX がインストールされているサーバのOfficeのバージョンを変更したい場合、以下に注意してください。(例 Office2003を使用していたがOffice2007に変更する等)
●重要●
- 必ず古いMicrosoft Officeをアンインストールしてから、新しいMicrosoft Officeをインストールしてください。その際には、必ず以下の手順で作業ください。
- 古いMicrosoft Officeをアンインストール→マシンを再起動→新しいMicrosoft Officeをインストールし、そのままインストールして、マシン内にOfficeが2つある状態になってしまうと、その後古いOfficeをアンインストールしても、レジストリ等がおかしくなってしまい、正常にPDF変換できなくなります。一度そうなると、OSを入れなおす必要が出てきますので、注意してください(一度すべてのOfficeをアンインストール+フォルダ削除+レジストリ削除すれば問題解消の余地はありますが、非常に難易度が高いのでお勧めできません)。
- その他インストール前に必要な確認事項については、各製品マニュアルを参照してください。
- Apache Tomcat のポート番号は Resinサーバ のポート番号と衝突しないようにしてください。 Apache Tomcat のポート番号は %CATALINA_HOME%/conf/server.xml にて設定できます。
3.3. 正常に動作しない環境¶
以下の環境では正常に動作しませんので注意してください。
- PDFオートコンバータEX を、Citrix XenApp等のシンクライアント専用サーバにインストールすることは止めてください。クライアントがCitrix XenAppを使用しているだけで問題が起きる訳ではありません。PDFオートコンバータEX のインストールしているサーバと、シンクライアント(Citrix XenApp)専用サーバが別のサーバであれば、問題ありません。
- リモートデスクトップや、それに類似した製品での PDFオートコンバータEX インストールサーバへのアクセスに関しては、メンテナンス用にまれにアクセスするのであれば、問題ありません。常時アクセスは止めてください。
- その他正常に動作しない環境については、各製品マニュアルを参照ください。
3.4. 注意事項¶
以下を事前にご確認ください。
- 一太郎はインストール時、IMEとATOKが悪影響を及ぼす場合もありますので、必ず一太郎変換専用サーバとしてご使用頂くことを推奨いたします。
- 当社製品にメモリリークがないことは確認しておりますが、Windowsのアプリケーション(Office等)は、少しずつごみのようなものができてメモリをリーク(使用)していきます。変換頻度によりますが、1週間に1回は、最低でも月に1回のマシンの再起動を推奨いたします。
- 異なる変換方法(文書管理とのFTPバッチ変換をしながら、別処理をしてJavaAPIを呼び出す等)を同時に動作させることはサポートしません。
- ウイルスソフトによっては、変換時にファイルを掴むものがあり、変換用フォルダをウイルスチェックから外していただく必要があるケースもあります。
- PDF変換サーバ は、Windowsマシン上に構築する必要があります。
- intra-mart Accel Platform と PDF変換サーバ で使用するJDKのバージョンは一致させてください。異なるJDKのバージョンでは正常に動作しません。
- PDF変換サーバ は、単独で動作可能であり、intra-mart Accel Platform がインストールされている必要はありません。
- PDF変換処理はCPU負荷が高い処理です。WEBサーバ、DBサーバ等との併用は推奨しません。
- PDF変換サーバ には、変換対象ファイルを開くためのアプリケーションをインストールする必要があります。例) ExcelファイルをPDFファイルに変換するためには、PDF変換サーバ にExcelをインストールする必要があります。
- 同時に大量のPDF変換を行う場合は、PDF変換サーバ のタイムアウトに注意してください。大量のPDF変換(同時に200件以上)が想定される場合は、PDF変換処理をキューで管理し順番に処理する等、上位アプリケーション側での対応をご検討ください。PDF変換サーバ でのタイムアウトの設定については、添付のAPIリストを参照してください。
- その他注意事項については、各製品マニュアルを参照ください。
- 重要PDFパスワード付与に関する注意事項
- タブレットや携帯端末においてPDFファイルを表示する際の注意点
3.5. サーバ構成について¶
IM-PDFAutoConverter for Accel Platform は、intra-mart Accel Platform と PDF変換サーバ 上で動作するモジュールです。
以下に、IM-PDFAutoConverter for Accel Platform の基本的なシステム構成を示します。
- 基本構成
3.6. 運用マシン構成例¶
- マシン構成例 (1) - iAP 1台(Windows)、PDF変換サーバ 1台intra-mart Accel Platform サーバ(Windows)1台と、PDF変換サーバ 1台で運用するケースです。
- マシン構成例 (2) - iAP 1台(Linux)、PDF変換サーバ 1台intra-mart Accel Platform サーバ1台(Linux)と、PDF変換サーバ 1台で運用するケースです。
- マシン構成例 (3) - 分散環境、iAP 1台(Linux)、PDF変換サーバ 2台intra-mart Accel Platform サーバ(Linux)1台と、PDF変換サーバ 2台で運用するケースです。