5.3.3.5. IMBox¶
IMBox を利用するための IMBox モジュールを説明します。IMBox で利用する Apache Cassandra の設定方法を解説します。
項目
5.3.3.5.1. IMBox モジュールの機能¶
IMBox を利用するためのモジュールです。IMBox モジュールでは、以下の機能を提供します。
IMBox を利用することできます。
5.3.3.5.3. Cassandraサーバ接続設定ファイル(cassandra-config.xml)¶
設定内容Cassandraサーバ接続に関する設定情報を保持するファイルです。注意
cassandra-configへの設定値は、intra-mart Accel Platform 2014 Spring(Granada)から使用用途が変更されました。詳細は intra-mart Accel Platform 2014 Spring(Granada)からの変更点 を参照してください。注意
cassandra-config.xmlには、Cassandraサーバの構築時に設定した<%CASSANDRA_HOME%/conf/cassandra.yaml>ファイルの接続情報を指定してください。Apache Cassandraの設定に関しての詳細は「 IMBox Cassandra管理者ガイド 」を参照してください。設定方法以下は標準で用意されているcassandra-config.xmlの一部です。<cluster-name>Test Cluster</cluster-name> <replication-factor>1</replication-factor> <keyspace>default</keyspace> <authentication enabled="false"> <username>admin</username> <password>admin_pwd</password> </authentication> <hosts> <host>127.0.0.1:9160</host> </hosts>
IM-Juggling で設定する場合設定項目Cassandraサーバ接続設定ファイルの項目を説明します。
cassandra-config.xmlの要素 タグ 説明 必須 設定値 デフォルト値 複数設定 <cluster-name> Cassandraサーバのクラスタ名を設定します。初期値に設定してある “Test Cluster” は<%CASSANDRA_HOME%/conf/cassandra.yaml>ファイルの初期値です。○ クラスタ名 Test Cluster × <replication-factor> 分散構成とするクラスタ内部のデータのレプリカ数を設定します。レプリカ数の設定は、「 Cassandra管理者ガイド 」-「 Cassandraのクラスタ構築 」を参照してください。○ 数値 1 × <keyspace> Cassandraサーバのキースペースを設定します。新規に intra-mart Accel Platform を構築する場合は、初期値の “default” のままで問題ありません。複数の intra-mart Accel Platform から同じ Cassandraクラスタを利用する場合は、 intra-mart Accel Platform のテナント毎に異なるキースペースを指定してください。○ キースペース default × <authentication> Cassandraへの接続に対する認証情報を設定します。認証情報の設定はenabled属性の値に “true” を設定した場合のみ有効です。認証情報を使用する場合、Cassandra自体への接続認証の設定を行う必要があります。接続認証に関しては、「 Cassandra管理者ガイド 」-「 Cassandraへの接続認証設定 」を参照してください○ なし なし × <username> 接続ユーザ名を設定します。認証情報を使用する場合のみ設定が適用されます。認証設定を使用する場合のみ○ 接続ユーザ名 admin × <password> 接続パスワードを設定します。認証情報を使用する場合のみ設定が適用されます。認証設定を使用する場合のみ○ 接続パスワード admin_pwd × <hosts> Cassandraが稼働しているサーバの設定を行います。○ なし なし × <host> Cassandraが稼働しているサーバのIPアドレスとポート番号の設定を行います。分散構成で複数のCassandraが稼働している場合、すべてのCassandraサーバのIPアドレスとポート番号を設定してください。○ IPアドレス:ポート番号 127.0.0.1:9160 ○ 注意
Cassandraサーバが複数存在する場合、クラスタ名で同一クラスタのCassandraであるか判断され、クラスタが組まれてしまう場合があります。新規に intra-mart Accel Platform を構築する場合、初期値を変更することを推奨します。
5.3.3.5.4. intra-mart Accel Platform 2014 Spring(Granada)からの変更点¶
cassandra-configの設定値は以下のように使用用途が変更されました。
intra-mart Accel Platform2013 Winter(Felicia)までの場合
- Cassandraへの接続の設定値
intra-mart Accel Platform 2014 Spring(Granada)以降の場合
- テナント環境セットアップのCassandra接続情報の初期値
コラム
intra-mart Accel Platform 2014 Spring(Granada)からは、テナント管理 - Cassandra接続情報 で登録したCassandra接続情報が接続時に使用されます。
Cassandra接続情報画面の初期値と設定値 Cassandra接続情報の項目名 cassandra-configの設定値 備考 クラスタ名 cluster-name キースペース keyspace 接続先 host hostが複数設定されている場合、すべて反映されます。レプリケーションファクタ replication-factor 認証情報設定 authentication 認証ユーザ名 username authenticationのenabled属性がtrueの場合のみ表示されます。認証パスワード password authenticationのenabled属性がtrueの場合のみ表示されます。
Cassandra接続情報画面