intra-mart Accel Platform IM-Workflow TERASOLUNA Server Framework プログラミングガイド 第5版 2019-12-01

3. 開発環境のセットアップ

3.1. プロジェクトの作成と設定

intra-mart e Builder for Accel Platform 上にモジュール・プロジェクトを作成し、プロジェクトの設定を行います。
プロジェクトの作成・設定の方法に関しては、「 intra-mart e Builder for Accel Platform アプリケーション開発ガイド 」の「モジュール・プロジェクト作成」、および「プロジェクトの設定」を参照してください。

3.2. モジュールの依存関係について

作成したモジュール・プロジェクトに、以下のモジュールへの依存関係を追加してください。
  • 「 IM-Workflow 」
  • 「 TERASOLUNA Server Framework for Java (5.x) for Accel Platform 」
スマートフォン向けの申請画面・承認画面を開発する場合は、以下のモジュールへの依存関係も必要です。
  • 「 IM-Workflow スマートフォン 」
モジュールへの依存関係追加の方法に関しては、「 intra-mart e Builder for Accel Platform アプリケーション開発ガイド 」の「module.xml」を参照してください。

3.3. サンプルプロジェクトのインポートと設定

  • 開発環境のセットアップ

    以下の手順により、サンプルフロー「TERASOLUNA Server Framework開発モデル」の動作確認を行うことが可能です。
    1. IM-Jugglingを起動し、Jugglingプロジェクトを作成します。
    2. Jugglingプロジェクト時に、追加リソース(設定ファイル等)として「 TERASOLUNA Server Framework for Java (5.x) 設定ファイル(iAP 2015 Spring 8.0.10以降) 」・「 TERASOLUNA Server Framework for Java (5.x) for MyBatis3設定ファイル(iAP 2015 Spring 8.0.10以降) 」を選択します。
    3. Jugglingプロジェクトのモジュール構成には、「 IM-Workflow 」「 IM-Workflow スマートフォン 」「 TERASOLUNA Server Framework for Java (5.x) for Accel Platform 」を含めます。
    4. Jugglingプロジェクトのユーザモジュールタブから「 im_workflow_tsfw_sample-8.0.1.imm 」を取り込みます。
    5. TypeAlias 設定ファイル「 mybatis-config.xml 」をダウンロードし、%Jugglingプロジェクト%/classes/META-INF/mybatis/mybatis-config.xmlに配置します。
    6. Jugglingプロジェクトからwarファイルを作成します。サンプルを含めるにチェックを入れます。
    7. 作成されたwarファイルをデプロイし、デバッグサーバを起動します。
    8. 起動完了後に、システム管理者としてログインし、テナント環境セットアップを実施します。
    9. 申請一覧にアクセスすることで「TERASOLUNA Server Framework開発モデル」が表示されます。
  • プロジェクトのインポート

    サンプルのユーザアプリケーションを含んだモジュール・プロジェクト「 im_workflow_tsfw_sample-8.0.1.zip 」をダウンロードし、以下の手順で e Builder にインポートします。
    1. e Builder を起動
    2. ツールバーメニュー[ファイル]-[インポート]よりインポートウィザード画面を開く
    3. 項目[General]-[既存プロジェクトをワークスペースへ]を選択し次へ
    4. [アーカイブ・ファイルの選択]項目よりダウンロードしたzipファイルを選択し、[終了]ボタンをクリック
    5. 以上の手順で、モジュール・プロジェクト「im_workflow_tsfw」がインポートされます。
  • ビルドパスの設定

    モジュール・プロジェクト「im_workflow_tsfw」を修正後に以下の手順を実施することで、デバッグサーバの環境に適用できます。
    1. モジュール・プロジェクトのプロパティにてWebアーカイブディレクトリを設定します。
    2. プロジェクトのクリーンを実行します。
    3. クリーンの完了後に、デバッグサーバを起動します。

3.4. サンプルについて

サンプルフローの仕様を簡単に紹介します。
  • フロー「TERASOLUNA Server Framework開発モデル」
    • 申請画面にて、ユーザアプリケーションデータを入力します。
    • 入力されたユーザアプリケーションデータは、アクション処理にてテナントデータベース上のテーブルへ登録します。
    • 未処理一覧から受け取ったユーザデータIDをキーにテーブルを検索します。
    • 取得したユーザアプリケーションデータを承認画面に表示します。
    • 案件終了処理にて、テーブルの案件終了フラグを更新します。
    • 案件退避処理リスナーにて、テーブルのアーカイブフラグを更新します。
サンプルユーザアプリケーションについては、 サンプルプログラム を参照してください。

3.5. テンプレートについて

ユーザプログラムを作成する際のテンプレートが提供されています。
  • サンプルプロジェクトの以下のディレクトリに配置されています。

    • <%サンプルプログラムディレクトリ%/jp/co/intra_mart/sample/im_workflow/tsfw/template>

      テンプレート一覧
      処理 物理名
      案件開始処理 MatterStartProcess.java
      案件終了処理 MatterEndProcess.java
      アクション処理 ActionProcess.java
      到達処理 ArriveProcess.java
      分岐開始処理/分岐終了処理 RuleCondition.java
      未完了案件削除処理リスナー WorkflowActvMatterDeleteListener.java
      完了案件削除処理リスナー WorkflowCplMatterDeleteListener.java
      過去案件削除処理リスナー WorkflowArcMatterDeleteListener.java
      案件退避処理リスナー WorkflowMatterArchiveListener.java
      処理対象者プラグイン WorkflowAuthorityExecEventListener.java
      案件終了処理(トランザクションなし) MatterEndProcessNoTran.java