intra-mart Accel Platform IM-Workflow 仕様書 第37版 2024-04-01

5.1.1.1. システム設定

IM-Workflow のシステムに関する設定を行います。
システム設定は、 IM-Juggling 上で編集が可能です。
設定ファイル:WEB-INF/conf/im-workflow-system-config.xml

5.1.1.1.1. 案件終了処理、到達処理、メール送信処理、IMBox送信処理の同期/非同期制御の設定

案件終了処理、到達処理、メール送信処理、IMBox送信処理は非同期で実行しますが、アプリケーションサーバ製品によっては処理時のトランザクション制御でエラーが発生することがあります。
この場合、設定を変更して処理を同期で実行することにより、エラーを回避させます。

コラム

上記の事象を発生させる制限は、 intra-mart Accel Platform 2013 Autumn(Eden) で解除されました。

非同期制御を行う場合、別スレッドで動作するため、ユーザプログラムでセッション情報を取得する事はできません。
設定一覧
論理名 物理名 設定内容
同期/非同期制御
<im-workflow-system-config>
/<thread>
/<arrive-process-async>
true:非同期
false:同期

5.1.1.1.2. 到達処理(承認)で同時アクセスエラー発生のリトライ設定

分岐内の複数ノードで自動処理が行われた場合、1つの案件に対して複数の到達処理(承認)が同時に発生することがあります。
この場合、案件には同時にアクセスできないために到達処理(承認)でエラーが発生しますが、到達処理(承認)を実行する必要があるため、成功するまでリトライします。
設定一覧
論理名 物理名 設定内容
到達処理(承認)のリトライ回数
<im-workflow-system-config>
/<arrive-approve-at-sametime>
/<arrive-approve-at-sametime-retry-count>
設定範囲(回): [1] – [10]
1回のリトライあたりの待ち時間(秒)
<im-workflow-system-config>
/<arrive-approve-at-sametime>
/<arrive-approve-at-sametime-wait-second>
設定範囲(秒): [1] – [10]

5.1.1.1.3. XMLファイルキャッシュの設定

XMLファイルキャッシュの設定を変更できます。
XMLファイル、 データベース へのアクセス数を減らし、システム全体の負荷を軽減します。
設定一覧
論理名 物理名 設定内容
XMLファイルキャッシュ設定
<im-workflow-system-config>
/<xml-file-cache>
/<not-use-xml-file-cache>
true :キャッシュ化しない。
false :キャッシュ化する。(デフォルト)
XMLファイルキャッシュ
保存時間(秒)
<im-workflow-system-config>
/<xml-file-cache>
/<xml-file-cache-store-second>
初期値 :15秒
設定範囲 :1秒以上
0秒設定の場合は、初期値15秒を利用します。
XMLファイルキャッシュ
保存最大数
<im-workflow-system-config>
/<xml-file-cache>
/<xml-file-cache-store-max-size>
初期値:500
設定範囲:1以上
0設定の場合は初期値500を利用します。

5.1.1.1.4. 処理対象者標準プラグイン結果キャッシュ設定

処理対象者標準プラグイン結果キャッシュ設定を変更できます。
処理対象者標準プラグイン実行処理を減らし、システム全体の負荷を軽減します。
設定一覧
論理名 物理名 設定内容
処理対象者標準プラグイン結果
キャッシュ利用不可設定
<im-workflow-system-config>
/<standard-plugin-result-cache>
/<not-use-standard-plugin-result-cache>
true :キャッシュ化しない。
false :キャッシュ化する。(デフォルト)
処理対象者標準プラグイン
結果キャッシュ保存時間(秒)
<im-workflow-system-config>
/<standard-plugin-result-cache>
/<standard-plugin-result-cache-store-second>
初期値 :60分(3600秒)
設定範囲 :1秒以上
0秒設定の場合は、初期値60分を利用します。
処理対象者標準プラグイン
結果キャッシュ保存最大数
<im-workflow-system-config>
/<standard-plugin-result-cache>
/<standard-plugin-result-cache-store-max-size>
初期値:10000
設定範囲:1以上
0設定の場合は初期値10000を利用します。

5.1.1.1.5. 処理対象者標準プラグインユーザ情報取得最大人数設定

処理対象者標準プラグインのユーザ情報取得処理で1つのクエリで同時に取得する情報数を設定します。
設定一覧
論理名 物理名 設定内容
処理対象者標準プラグイン
ユーザ情報取得最大人数設定
<im-workflow-system-config>
/<standard-plugin-user-info>
/<standard-plugin-user-info-max-select-length>
初期値 :1000
設定範囲 :データベースのIN句制限に合わせて設定します。
例)オラクルの場合は1000より大きい数字を設定するとユーザ情報取得処理で失敗します。