3.9.7. 案件と一覧の関係¶
案件を処理・参照するには、各種一覧画面を利用します。各種一覧画面には、案件の状態や案件に対する役割に基づいて表示できる案件が異なります。
目次
コラム
3.9.7.1. 申請一覧¶
当該画面は 2019 Spring(Violette) より追加されました。
申請一覧にはフロー機能とブックマーク機能があります。
フロー機能はログインユーザ自身が申請可能なフローを一覧表示する機能です。フローグループを選択してフローを絞込み表示する機能があります。
- 申請一覧でフローを選択するとは
- 申請一覧にはフローグループをツリー構造で表示する項目があります。ツリー構造内のフローグループを1つ選択できます。
ブックマーク機能はログインユーザ自身がブックマークしたフローだけを表示する機能です。
3.9.7.2. 案件一覧¶
当該画面は 2019 Spring(Violette) より追加されました。
案件一覧には案件表示機能とMy検索機能があります。
案件表示機能はログインユーザが案件を処理・参照するための情報をタスクステータスに分類して表示する機能です。
タスクステータスの設定および説明は「 案件一覧の設定 」を参照ください。
- タスクステータスに分類された各種一覧には、フローグループまたはフローを選択して案件を絞込み表示できます。
- タスクステータスに分類された各種一覧でフローグループまたはフローを選択するとは
- タスクステータスに分類された各種一覧にはフローグループ/フローをツリー構造で表示する項目があります。ツリー構造内のフローグループまたはフローを1つ選択できます。
My検索機能はログインユーザ自身で案件を絞り込んだ検索条件を再利用できる機能です。
- タスクステータスに分類された各種一覧でフローグループまたはフローを選択して表示された案件に対して、検索条件を指定して更に絞込み表示した情報を登録できます。
確認一覧(未完了/完了)との相違点
- 未確認(完了案件)で、確認不可の案件は表示しません。
- 確認済(未完了/完了案件)で、「連続確認」「一括確認」「確認」はできません。
3.9.7.3. 一時保存一覧¶
一時保存一覧には、申請ノードで一時保存を行った案件が表示されます。
対象はログインユーザ自身が一時保存を行った案件に限定されます。代理先として一時保存を行った場合には、一時保存を行った代理先の一時保存一覧には表示されますが、代理元の一時保存一覧には表示されません。
3.9.7.4. 未処理一覧¶
未処理一覧には、起票や申請、承認後の処理待ちの案件が表示されます。
対象の案件の処理待ちノードに対する「案件の処理権限者(代理元)」または「案件の処理実行者(代理先)」に合致する場合、未処理一覧に該当の案件が表示されます。代理先の場合、案件の処理権限者(代理元)に対する代理設定期間がシステム日時点で有効であれば案件が表示されます。 処理待ちノードに設定されている処理対象者が複数のユーザの場合、該当するユーザ全ての未処理一覧に案件が表示できます。処理対象者に該当するユーザが存在する場合、以下に該当する処理が行われると未処理一覧には該当の案件が表示されなくなります。
- 申請・再申請
- 承認
- 否認
- 差戻し
- 取止め
未処理一覧に案件が表示できる処理対象者は、処理中のノードに到達する前の処理によって以下のとおりに異なります。
前のノードからの遷移(申請・承認等で進める場合)
- 申請基準日時点で処理対象者に設定されたプラグインの展開結果に含まれているユーザすべて
- 上の条件に加えて、システム日時点で対象の処理権限者(代理元)に対する代理期間が有効な代理先ユーザ
後のノードからの遷移(引戻し・差戻しを行う場合)
- 差戻しの場合は、差戻し前に差戻し先ノードの処理を実行した処理対象者(代理元・代理先)
- 引戻しの場合は、引戻しを実行した処理対象者(代理元・代理先)
引戻し・差戻しでは、実際に処理を行ったユーザ以外には展開されません。そのため、処理を行ったユーザを削除、または無効にした場合には、処理対象者なしの案件として扱われます。この場合、すべてのユーザの未処理一覧には該当の案件が表示されません。処理対象者なしの案件は「 処理対象者無し検出ジョブ 」によって検知できます。
3.9.7.5. 処理済一覧(未完了/完了)¶
処理済一覧には、処理権限者・処理実行者(代理先)・一部の案件操作権限者(※1)によって処理が行われた案件を表示します。
特定の案件に対し、以下の操作を行った案件が表示されます。
- 申請・再申請
- 承認
- 否認
- 差戻し
- 取止め
- 保留
- 保留解除
※1案件操作権限者(参照者)の場合、以下の案件操作を実行すると処理済一覧に案件が表示されます。
- ノード移動(進む)
- ノード移動(終了)
- 保留解除
コラム
組織フィルタリング設定 を有効に設定している場合には、一覧を表示したシステム日時点のログインユーザの所属組織が案件処理時の担当組織と一致しない案件は一覧に表示されません。
3.9.7.7. 参照一覧(未完了/完了)¶
- 参照一覧は、利用者・ワークフロー運用管理者・ワークフローシステム管理者によって表示が異なります。
3.9.7.7.1. 利用者¶
ここでは、利用者向けメニューに表示される「参照一覧」について説明します。
利用者向けの参照一覧の場合、ユーザがフロー定義・案件の「案件操作権限者(参照者)」である案件を表示します。
フロー定義に対して案件操作権限者(参照者)を設定している場合、起票・申請前に設定されたユーザが対象です。申請・起票後に設定した場合、案件操作またはジョブによる「参照者の再展開」が必要です。
3.9.7.7.2. ワークフロー運用管理者¶
ここでは、ワークフロー運用管理者向けメニューに表示される「参照一覧」について説明します。
ワークフロー運用管理者向けの参照一覧の場合、「管理グループ」に設定されたフロー定義に基づく案件を表示します。管理グループの詳細については、 管理グループによる権限制御 を参照してください。 ワークフロー運用管理者に設定されたタイミングが起票・申請より後の案件に対しても、一覧に表示できます。この際、「参照者の再展開」の実行は不要です。
3.9.7.7.3. ワークフローシステム管理者¶
ここでは、ワークフローシステム管理者向けメニューに表示される「参照一覧」について説明します。
ワークフローシステム管理者向けの参照一覧の場合、すべての案件を表示します。 ワークフローシステム管理者に設定されたタイミングが起票・申請より後の案件に対しても、一覧に表示できます。この際、「参照者の再展開」の実行は不要です。
3.9.7.8. 過去案件一覧¶
- 過去案件一覧は、利用者・ワークフロー運用管理者・ワークフローシステム管理者によって表示が異なります。
3.9.7.8.1. 利用者¶
ここでは、利用者向けメニューに表示される「過去案件一覧」について説明します。利用者向けの「参照一覧」の対象の案件に対する権限については「 参照権限 」も併せて参照してください。
利用者向けの過去案件一覧の場合、「処理権限者として処理が行われた」案件が表示対象です。
代理先・案件操作権限者(参照者)・確認対象者は、アーカイブ時に案件退避リスナー等による設定が行われなかった場合には表示されません。案件操作権限者(参照者)が特定の案件操作(ノード移動(進む・終了)、保留解除)を行った場合には、処理権限者として扱われるため、該当の案件が過去案件一覧に表示されます。
コラム
組織フィルタリング設定 を有効に設定している場合には、一覧を表示したシステム日時点のログインユーザの所属組織が案件処理時の担当組織と一致しない案件は一覧に表示されません。
3.9.7.8.2. ワークフロー運用管理者¶
ここでは、ワークフロー運用管理者向けメニューに表示される「過去案件一覧」について説明します。
ワークフロー運用管理者向けの過去案件一覧の場合、「管理グループ」に設定されたフロー定義に基づく案件を表示します。管理グループの詳細については、 管理グループによる権限制御 を参照してください。 ワークフロー運用管理者に設定されたタイミングがアーカイブの実行より後の案件に対しても、一覧に表示できます。
3.9.7.8.3. ワークフローシステム管理者¶
ここでは、ワークフローシステム管理者向けメニューに表示される「過去案件一覧」について説明します。
ワークフローシステム管理者向けの過去案件一覧の場合、すべての案件を表示します。 ワークフローシステム管理者に設定されたタイミングがアーカイブの実行より後の案件に対しても、一覧に表示できます。