intra-mart Accel Platform IM-LogicDesigner ユーザ操作ガイド 第11版 2023-10-01

4.3.4. エレメントのマッピングを設定する

ここではエレメントのマッピングを設定する方法を説明します。

4.3.4.1. マッピング設定画面の表示

「マッピング設定」画面は、「エレメントのプロパティを設定する」 - 「エレメントのプロパティ詳細」から表示します。
ここでは「テキストメール送信」タスクを例としています。
  1. マッピング設定を行うエレメントを選択し、プロパティを表示します。

    ../../../../_images/display_mapping1.png
  2. 「基本設定」 - 「マッピング設定」ボタンをクリックします。

    ../../../../_images/display_mapping2.png
  3. 「マッピング設定」ダイアログが表示されます。

    ../../../../_images/display_mapping3.png

4.3.4.2. マッピング設定画面の詳細

「マッピング設定」画面の詳細は以下の通りです。
../../../../_images/mapping_detail.png

<画面項目>

項目 説明
入力ペイン(項番1)
マッピング設定を行うエレメントへの入力として利用可能な値の一覧が表示されます。
マッピング設定ペイン(項番2)
入力と出力を紐付け、マッピング設定を行うフィールドです。
マッピング設定を行う詳細は「マッピングを設定する(線を引く)」を参照してください。
出力ペイン(項番3)
マッピング設定を行うエレメントへの出力となる値(エレメント自体の入力値)が表示されます。
入力を追加
「入力ペイン」項目へ新しい入力を追加します。
入力を追加する詳細な方法は「入力の追加/削除」を参照してください。
関数を追加
「マッピング設定ペイン」項目へ選択した関数を追加します。
関数を追加する詳細な方法は「マッピング関数の追加」を参照してください。
キーを追加
「入力ペイン」項目、および、「出力ペイン」項目にあるマップ(<map>)データ型の値へ新しいキーを追加します。
「キーを追加」項目はマップデータ型以外の値を選択している場合のみ利用可能です。
削除
「入力ペイン」項目、および、「出力ペイン」項目にある値を削除します。
「+/-」ボタン(ツリーの開閉)
「入力ペイン」項目に存在する全ての入力ツリーの開閉を行います。

4.3.4.2.1. 入力の追加/削除

  1. 「入力を追加」左側にあるセレクトボックスから追加する入力項目を選択します。
    マッピング設定で入力項目として利用可能な値は以下の通りです。
    • フロー定義

      ロジックフローに共通して定義されている入力項目です。
      ここには「入出力/変数/定数を設定する」で定義した入力/変数/定数の他、IM-LogicDesignerが暗黙的に定義している変数などがあります。
    • エイリアス一覧

      ロジックフロー上に定義されているエレメントのエイリアスです。
      フロー上に定義されているエレメントであれば、処理の順番にかかわらず全てエレメントを入力として設定可能です。
      ただし、処理の行われていないエレメントのエイリアスを指定した場合、入力から得られる値は必ずNullです。
    ../../../../_images/add_in1.png
  2. 「入力を追加」をクリックします。

    ../../../../_images/add_in2.png
  3. 選択した入力項目が「入力ペイン」項目へ追加されます。

    ../../../../_images/add_in3.png

4.3.4.3. マッピングを設定する(線を引く)

エレメントのマッピングを設定するには、紐付ける入力と出力の間に線を引きます。
具体的な操作の方法は「ロジックフローを新規作成する」 - 「シーケンスを定義する(線を引く)」で説明しているシーケンスの定義方法と同じです。
  1. 入力に利用する値右部の端子にカーソルをあわせます。
    この時、端子がオレンジ色にハイライトされていることを確認します。
    ../../../../_images/mapping_setting1.png
  2. 次に、紐付けたい出力とする値の左部の端子までドラッグします。

    ../../../../_images/mapping_setting2.png
  3. 左部の端子がオレンジ色にハイライトされていることを確認し、ドロップします。

    ../../../../_images/mapping_setting3.png
  4. マッピングが設定されました。

    ../../../../_images/mapping_setting4.png

4.3.4.4. マッピング関数の追加

マッピングを設定する上で、マッピング設定画面上で小規模な演算処理が可能なマッピング関数を利用することが可能です。
利用可能なマッピング関数の詳細は「IM-LogicDesigner仕様書」 - 「マッピング関数一覧」を参照してください。
  1. 「関数を追加」左側にあるセレクトボックスから追加する関数を選択します。

    ../../../../_images/add_function1.png
  2. 「関数を追加」をクリックします。

    ../../../../_images/add_function2.png
  3. 選択した関数が「マッピング設定ペイン」に追加されます。

    ../../../../_images/add_function3.png
マッピング関数は、「マッピングを設定する(線を引く)」と同じように関数と入力/出力を紐付けることで利用できます。
../../../../_images/connect_function.png

4.3.4.5. 変換情報の表示

マッピングを設定する(線を引く)」、および、「マッピング関数の追加」によって紐付けを行った線にカーソルを合わせることで、入力の値に対してどのような変換をIM-LogicDesignerが行うかの情報がポップアップで表示されます。
../../../../_images/display_convert_tips.png

図:dateデータ型(入力)からstringデータ型(出力)へマッピングした場合

4.3.4.6. マッピングのデバッグ

設定したマッピングが期待する動作をするかどうか、実際に実行して確認することが可能です。
  1. ダイアログ下部にある「デバッグ」ボタンをクリックします。

    ../../../../_images/debug1.png
  2. 「マッピングのデバッグ」画面がポップアップで表示されます。

    ../../../../_images/debug2.png

    <画面項目>

    項目 説明
    入力値
    マッピングのデバッグを行う際に必要な入力値が一覧で表示されます。
    この内容は「入力の追加/削除」で設定した入力値が反映されます。
    出力値
    マッピングのデバッグを行った結果を保持する出力値が一覧で表示されます。
    値を編集
    選択状態の入力値について、値の編集ダイアログを表示します。
    JSON入力
    入力値の設定をJSONを利用して行う「JSONの入力」ダイアログが表示されます。
    詳細は「入力値のJSON入力設定」を参照してください。
    値を表示
    選択状態の出力値について、値の編集ダイアログを表示します。
    値を編集することはできませんが、値全体を確認することが可能です。
    「実行」
    設定された入力値をもとにデバッグを開始します。
    「最新情報」
    ポップアップを開いたままマッピング設定を変更した場合、クリックすることで最新のマッピング設定を適用します。
  3. デバッグを行うための値を設定します。

    ../../../../_images/debug3.png
  4. 「実行」をクリックします。

    ../../../../_images/debug4.png
  5. デバッグが開始されます。
    正常にデバッグが終了した場合、その旨のメッセージが表示され、出力値が更新されます。
    ../../../../_images/debug5.png