5.4.4.3. 参考:ユーザ定義(JavaScript)における制限¶
この章では、ユーザ定義(JavaScript)のスクリプト定義時の制限について説明します。
5.4.4.3.1. 制限されているim-BizAPIの概要¶
「初期サンプルから見るユーザ定義(JavaScript)の詳細」 - 「スクリプト」では原則全てのim-BizAPIの利用が可能ですが、その中で以下の観点に基づき利用を制限しているAPIがあります。
- システム管理系API、テナント管理系APIといったクリティカルな処理を行うことが可能なAPI。
- システムプロセスの呼び出しや、外部スクリプトの呼び出しといった、IM-LogicDesigner外のリソースの呼び出し、実行を行うAPI。
- 画面遷移を伴うAPI。
要件や課題の問題解決の際に上記のような処理が必要な場合は、IM-LogicDesignerを利用せず、従来通りの開発手法を採用することを考えてください。
コラム
制限されているAPIを利用した場合
利用が制限されているAPIを利用した場合、該当のAPIが存在しないという旨のエラーメッセージと共に、ユーザ定義(JavaScript)の実行は失敗します。
5.4.4.3.1.1. im-BizAPIの利用制限設定¶
標準で、IM-LogicDesignerがシステムとして利用を制限しているAPIの一覧は以下のファイルに設定されています。
WEB-INF/classes/META-INF/logic/jssp/blacklist
警告
im-BizAPI制限の解除について
IM-LogicDesignerでは、標準で制限しているim-BizAPIの制限を解除することは推奨していません。
標準で制限しているAPIの制限を解除して利用した場合、APIを利用したフローに起因する全ての動作内容について、一切のサポートが行われない点に留意してください。
コラム
制限するAPIの追加
標準で制限されたAPI以外で新しくIM-LogicDesignerでの利用を制限したいAPIがある場合、以下のドキュメントを参照してください。
- 「IM-LogicDesigner仕様書」 - 「ユーザ定義タスク」 -「JavaScript」 - 「一部APIの利用制限設定」