5.2.5. 変数を利用したフロー¶
5.2.5.1. 変数とは¶
5.2.5.1.1. 本章で作成するフロー¶
- 変数として、ロジックフロー実行ユーザ名を格納する変数を定義します。
- ロジックフローの中で、ユーザコンテキストからフロー実行ユーザのユーザ名を取得し、変数に代入します。
- 変数に代入されたロジックフロー実行ユーザ名を「ログ出力」タスクを利用して、コンソールに出力します。
5.2.5.2. 変数設定画面を開く¶
- 「サイトマップ」→「LogicDesigner」→「フロー定義一覧」から、ロジックフロー定義一覧を開きます。ロジックフロー定義一覧画面左上の「ロジックフロー新規作成」をクリックします。
ロジックフロー定義編集画面上部、ヘッダ内の「変数設定」をクリックします。
変数設定画面が表示されます。
5.2.5.3. 変数を定義する¶
ヘッダ内の「変数設定」をクリックし、変数設定画面を表示します。
変数設定画面上部にある「+string」をクリックします。
画面中央に新しく値が設定されたのを確認し、名称を「executeUser」とします。
変数設定画面下部の「決定」をクリックします。
5.2.5.4. 変数へ値を代入する¶
ロジックフロー定義編集画面左部、パレット内の「基本」へカーソルを合わせます。
- 「基本」にカテゴライズされる制御要素一覧がスライドインします。スライドインした一覧から、「変数操作」をクリックします。
変数操作を行う制御要素がフロー編集画面上に追加されます。
- 「開始」制御要素と、「変数操作」制御要素を接続します。(正しく動作させるためのフローの接続は、次章で行います)
追加した「変数操作」制御要素をクリックした上で、「マッピング設定」をクリックし、マッピング設定画面を開きます。
マッピング設定画面上部、ヘッダ内の左上に位置するセレクトボックスをクリックし、以下の項目を選択します。
セレクトボックスの中身が変更されたことを確認し、右側にある「入力を追加」をクリックし、ユーザコンテキストを新しく入力として追加します。
コラム
入力としてユーザコンテキストを利用する
作成した変数(executeUser)へ、ユーザコンテキストのユーザ名を代入するため、マッピング設定を以下のとおりに設定します。
設定画面右下のOKをクリックし、「変数操作」制御要素のマッピング設定を終了します。
5.2.5.5. 変数を入力として利用する¶
ロジックフロー定義編集画面左部、パレット内の「汎用タスク」-「ログ出力」をクリックし、「ログ出力」タスクをフロー編集画面上に追加します。
以下のエレメント間に線を引きます。
「ログ出力」タスクをクリックした上で、「マッピング設定」をクリックし、マッピング設定画面を開きます。
マッピング設定画面の入力としてデフォルトで「変数<object>」、および、その配下に「executeUser<string>」が定義されていることを確認してください。
マッピング設定を以下のとおりに設定します。
設定画面右下のOKをクリックし、「ログ出力」タスクのマッピング設定を終了します。
ロジックフローを以下のとおりに保存します。
ロジックフロールーティング情報の各項目に以下の値を入力します。
「新規作成」をクリックし、フロールーティング定義を作成します。
- 作成したフロールーティング定義の認可を設定します。認可の設定内容として、「基礎編 - ファースト・ステップ」-「ルーティングの認可を設定する」と同様に、「認証済みユーザ」に対して「許可」を設定します。
作成したフロールーティング「tutorial/flow_variable/auth」の行のSPECアイコンをクリックし、Swaggerの画面を表示します。
以下の内容でロジックフローを実行します。
- 実行結果として、Swaggerを介してロジックフローを実行したユーザ名(本チュートリアルではテナント管理者名)がコンソール上に出力されていることを確認してください。