intra-mart Accel Platform ジョブスケジューラ仕様書 第4版 2018-08-01

モニタリング

ジョブスケジューラからジョブネットが実行されるとジョブネットの実行状況を表すモニタが生成されます。
モニタは、現在実行中のジョブネットの監視や過去に実行されたジョブネットの履歴として利用します。
モニタの情報は「ジョブ管理」→「ジョブネットモニタ」画面で参照することが出来ます。

現在の実行状況

現在実行されているジョブネットのモニタには、以下のステータスが設定されています。
ステータス 説明
実行中 ジョブネットが実行中であることを表します。
停止中 ジョブネットが停止中であることを表します。
停止処理中 ジョブネットの実行中に停止要求を受け付けた状態であることを表します。
再開処理中 ジョブネットの停止中に再開要求を受け付けた状態であることを表します。
終了処理中 ジョブネットの実行中、または停止中に終了要求を受け付けた状態であることを表します。

ジョブネットの操作

モニタを利用することで、実行中のジョブネットに対して停止や再開、終了などを行う事ができます。
ジョブスケジューラは、ジョブネットに対する操作要求を受け付けると現在実行中のジョブが完了したタイミングで要求された操作を実行します。

ジョブネットとジョブの構成図に操作を受け付けた時の停止、再開イメージ

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ジョブネットに対する操作は、ステータスによって実行可能な操作が制限されています。
各ステータスと可能な操作の一覧
ステータス 可能な操作 説明
実行中 停止 / 終了 停止処理中、終了処理中にステータスが変更され実行中のジョブ処理が完了すると停止、または終了する。
停止中 再開 / 終了 再開処理中、終了処理中にステータスが変更され停止されたジョブ処理から再開、または終了する。
停止処理中 再開 / 終了 停止処理をキャンセルして再開処理中、終了処理中にステータスが変更されジョブネットをそのまま続行、または終了する。
再開処理中 停止 / 終了 再開処理をキャンセルして停止処理中、終了処理中にステータスが変更され実行中のジョブ処理が完了すると停止、または終了する。
終了処理中 再開 / 停止 終了処理をキャンセルして再開処理中、停止処理中にステータスが変更されジョブネットをそのまま続行、または実行中のジョブ処理が完了すると停止する。

過去の実行結果

終了したジョブネットのモニタには、以下のステータスが設定されています。
ステータス 説明
成功 全てのジョブが正常に終了してジョブネットが完了したことを表します。
エラー ジョブでエラーが発生したためにジョブネットが途中で終了したことを表します。
警告 1つ以上のジョブで警告(継続可能なエラー)が発生してジョブネットが完了したことを表します。
強制終了 ジョブネットの実行中に終了要求をされたために、ジョブネットが途中で終了したことを表します。

注意

モニタからジョブネットを再実行すると、現在ジョブネットに対して設定されている情報で即時実行されます。
終了したジョブと同じ設定で実行されるのではなく、現在の設定で実行される点に注意してください。
実行時の情報を変更する場合は、ジョブ情報画面およびジョブネット情報画面から操作を行ってください。

実行結果の通知

ジョブネットの実行が完了すると、実行されたジョブネットと実行結果などを IM-Propagation で送信します。
IM-Propagation の受信プログラムを作成して設定を行うことで、ジョブネットの実行結果の通知を受け取ることができます。

コラム

IM-Propagation については、「IM-Propagation 仕様書」を参照してください。
IM-Propagation の受信プログラムの作成や設定については、「IM-Propagation プログラミングガイド」を参照してください。
ジョブネットの実行結果の通知を受け取るための情報については、「IM-Propagation 送受信設定一覧」 - 「ジョブネット(実行完了)」を参照してください。