はじめに¶
本書の目的¶
本書では認可機構の仕組の詳細について説明します。
説明範囲は以下のとおりです。
- 認可機構に独自のリソースを定義し、連携する方法
- 認可機構で独自のサブジェクトを使用する方法
対象読者¶
本書では次の利用者を対象としています。
- intra-mart Accel Platformを理解している
- Java を理解しており、認可機構を利用しようとする開発者
本書の構成¶
本書では例としてサンプルアプリケーションをもとに、コーディングの例などを説明しています。ここではそのサンプルの仕様や、サンプルを動作させるために必要な手順について説明します。
本書を読むことで実現できることの概要を把握したい場合もこちらを参照してください。
intra-mart Accel Platform で提供しているサブジェクト以外のサブジェクトを追加したい開発者向けです。
この追加を行うことでIM共通マスタだけでなくアプリケーション独自のユーザ情報を使った認可設定を行うことができるようになります。
アプリケーションの認可処理を認可機構と連携して行おうとする開発者向けです。
アプリケーションの認可対象をリソースとして追加するために、独自のアクションを定義する方法やリソースの構成の方法、アプリケーションからの認可要求の仕方などについて説明しています。アプリケーションの管理機能内で認可設定画面を部分的に呼び出す方法についても解説しています。