intra-mart Accel Platform 非同期仕様書 第6版 2021-08-01

はじめに

本書の目的

本書では非同期処理機能の仕組の詳細について説明します。

説明範囲は以下のとおりです。

  • 非同期処理機能の構成
  • 動作原理
  • 非同期処理機能を利用した開発をする上で必要となるAPIの詳細

対象読者

本書では次の利用者を対象としています。

  • intra-mart Accel Platformを理解している
  • 非同期処理機能の管理者
  • 以下のいずれかの条件を満たす、非同期処理機能を利用する開発者
    • Java を理解している開発者
    • サーバサイドJavaScript を理解している開発者

本書の構成

本書は以下のような構成です。

  • 概要

    この章では非同期処理機能の概要について説明します。

    • 非同期処理機能の概要
    • 全体的な流れ
    • 構成要素
  • タスク

    この章ではタスクを実装する上で必要な事項について説明します。

    タスクはビジネスロジックを実行するコンポーネントです。

  • 並列処理機能

    この章では複数のタスクを同時に実行可能とする並列処理機能の動作原理と利用方法について説明します。

  • 直列処理機能

    この章では複数のタスク間に厳密な順序関係がある場合に使用する直列処理機能の動作原理と利用方法について説明します。

  • タスク処理

    この章ではタスクの登録方法から実際にビジネスロジックが実行されるまでをタスクの観点から説明します。

  • キュー管理

    この章ではタスクキューの管理方法について説明します。

    ビジネスロジックの情報であるタスクメッセージは一旦タスクキューに登録され、後に実行されます。

  • 終了通知と強制停止

    この章ではビジネスロジックが実行中であるタスクを途中で終了するための方法について説明します。

    何らかの理由によってタスクのビジネスロジックの終了を待たないで停止させたい場合に使用します。

  • ライフサイクル

    この章では非同期処理機能における様々なイベントや状態について説明します。

  • 状態管理

    この章では非同期処理機能の現在の状態を監視する方法について説明します。

  • 設定

    この章では非同期処理機能を利用するために必要な環境の設定情報等について説明します。