intra-mart Accel Platform 2023 Autumn(Hollyhock) リリースノート 第2版 2023-10-31

9.4.5. ViewCreator / TableMaintenance

9.4.5.1. 「Viewの作成」で生成されるSQL文がそのまま実行できない場合があります。

  • クエリ編集画面のカラム一覧で「ソート」の項目が1つ以上設定されると、「Viewの作成」で生成されるSQL文にORDER BY句が含まれます。
    データベース製品やそのバージョンによっては、CREATE VIEWの中でORDER BYを使用できない場合があります。
  • 生成されるCREATE VIEW文の中で利用されるView名にはクエリ名が利用されます。
    半角スペースや2バイト文字、SQLの予約語等がクエリ名に利用されている場合は実行できないSQLが生成されることがあります。

    適宜、SQL文を編集してから実行してください。

9.4.5.2. TableMaintenance および ViewCreator でCLOB型フィールドへの入出力は UTF-8 のみ対応します。

  • CLOB型のフィールドに対して以下の機能でデータの入出力を行う場合、
    入力データおよび、出力されるデータの文字コードは UTF-8 で固定です。

    ・TableMaintenance のレコード編集画面におけるCLOB型フィールドへのテキストデータのダウンロードおよびアップロード
    ・TableMaintenance のテーブル・エクスポート機能
    ・TableMaintenance のテーブル・インポート機能
    ・ViewCreator のリスト集計におけるCSV出力機能

    UTF-8 以外のテキストデータを入力データとして使用された場合は、文字化けが発生します。

9.4.5.3. ViewCreator・TableMaintenance で扱うことのできるテーブル名、ビュー名、フィールド名等に関する制限があります。

  • 各データベース製品の仕様にともない、テーブル名、ビュー名、フィールド名等に
    以下で示す文字以外の文字が使用されている場合は、ViewCreator・TableMaintenanceで正しく扱うことができません。

    ■Oracleの場合
    ・半角大文字の英字
    ・半角数字
    ・アンダースコア

    ■PostgreSQLまたはSQLServerの場合
    ・半角小文字の英字
    ・半角数字
    ・アンダースコア

    また、下記に該当する場合もサポート対象外です。
    ・SQLの予約語が使用されている場合
    ・英字で始まっていない場合

9.4.5.4. テナントIDとシェアドデータベースの接続IDが重複している環境において、 ViewCreator、および、TableMaintenance が利用できない場合があります。

  • ViewCreator、および、TableMaintenance の各種機能において、テナントIDと同じ接続IDを持つシェアドデータベースの設定が存在する場合はシェアドデータベースへの接続を優先的に利用されます。
    このような環境では、ViewCreator および TableMaintenance の機能を正常に利用できない場合があります。

9.4.5.5. ViewCreatorにおいて、クエリとデータ参照の更新・削除時に排他制御が行われません。

  • ViewCreatorにおいて、クエリとデータ参照の更新・削除時に排他制御が行われません。このため、複数のユーザが同一のクエリやデータ参照の更新を行った場合は、後から操作を行ったユーザが送信したデータで更新されます。

9.4.5.6. TableMaintenanceにおいて、レコードの新規登録・更新・削除時の排他制御が行われません。

  • TableMaintenanceの以下の画面において、レコードの新規登録・更新・削除時の排他制御が行われません。
    ・サイトマップ > TableMaintenance > テーブル一覧 > 任意のテーブル名
    ・サイトマップ > TableMaintenance > テーブル・インポート
    ・サイトマップ > TableMaintenance > テーブル・キャプション登録
    このため、複数のユーザが同一のテーブルの同一のレコードに対して操作を行った場合は、後から操作を行ったユーザの内容が適用されます。

9.4.5.7. ViewCreatorにおいて、抽出条件や検索設定にバイナリ型のカラムを利用する事はできません。

  • 次の機能において、バイナリ型のカラムを利用する事はできません。
    ・クエリ編集画面の抽出条件
    ・データ参照編集画面の抽出条件、検索設定
    バイナリ型についての定義は、「ViewCreator管理者操作ガイド」の「対応するフィールドの型」を参照してください。

9.4.5.8. 計算式の編集ダイアログで文字列がダイアログからはみ出して表示されることがあります。

  • データ参照編集画面の計算式入力ダイアログにおいて、計算式文字列とエラーメッセージがダイアログからはみ出して表示される場合があります。

9.4.5.9. バイナリ型のフィールドにデータを登録するには、常にレコード編集ダイアログでファイルをアップロードする必要があります。

  • 下記の手順で新規レコードを作成しようとするとき、バイナリ型のフィールドにデータの挿入は行われません。
    ・パターン1
    レコード編集画面で登録済みのデータを選択する
    主キーの値を変更する
    新規作成を押下する
    ・パターン2
    直接編集モードを利用している場合

9.4.5.10. スマートフォン版のリスト集計において、キャプション(列ヘッダ)文字列として “<” と “>” は表示できません。

  • スマートフォン版のリスト集計において、キャプション(列ヘッダ)文字列として “<” と “>” は表示できません。
    ・”<”と”>”は表示時に取り除かれます
    ・PC版ではこの制限は適用されません

9.4.5.11. スマートフォン版のリスト集計で「Columns...」ボタンによるカラムの非表示機能を利用できない場合があります。

  • スマートフォン版のリスト集計閲覧画面では、以下の条件を両方満たすとき「Columns...」ボタンによるカラムの非表示機能を利用できません。
    ・「グループ化」されたカラムが含まれている
    ・上記のグループ化されたカラムが展開されている

9.4.5.12. シェアドデータベースの接続IDは100文字以内に設定してください。

  • ViewCreatorでシェアドデータベースを利用する場合、接続IDは100文字以内に設定してください。

9.4.5.13. グラフ集計用モジュールを「Highcharts」に切り替えている場合、アップデート時に設定を変更する必要があります。

  • 2016 Summer(Nirvana) 以降にアップデートした環境において、旧アップデートで作成したグラフ集計にHighchartsを標準で適用する場合は下記のように設定を変更する必要があります。

    ・WEB-INF/conf/viewcreator-graph-library-config/im-jfreechart.xml
    libraryタグのdefault属性をfalseに変更してください

    ・WEB-INF/conf/viewcreator-graph-library-config/im-highcharts.xml
    libraryタグにdefault属性を追加し、設定値をtrueにしてください

9.4.5.14. マテリアライズドビューには対応していません。

  • ViewCreator および TableMaintenanceは、マテリアライズドビューには対応していません。

9.4.5.15. シノニムには対応していません。

  • ViewCreator および TableMaintenanceは、シノニムには対応していません。

9.4.5.16. HTML版クエリ編集画面において、デザイナ部分とMinimapで引かれている線に違いがあります。

  • ViewCreatorのHTML版クエリ編集画面において、デザイナ部分ではカラムごとに線をつないで表示しますがMinimap上ではテーブルごとに線をつないで表示されます。

9.4.5.17. HTML版クエリ編集画面でエンティティ一覧、カラム/抽出条件一覧、プロパティを非表示としている場合、特定機能のサイトツアーの説明が表示されません。

  • ViewCreatorのHTML版クエリ編集画面で下記一覧を非表示としている場合、サイトツアーのボタンをクリックしても非表示にしている各々の一覧の説明が表示されません。

    ・エンティティ一覧
    ・カラム/抽出条件一覧
    ・プロパティ

    また、カラム/抽出条件一覧を非表示とした場合、デザイナ部分のサイトツアーの説明も表示されません。

9.4.5.18. ViewCreaterの「ROWNUMBER()」関数は、データ参照設定で複数設定できません。

  • ViewCreaterの「ROWNUMBER()」関数は、データ参照設定で複数設定できません。

9.4.5.19. ViewCreaterの「ROWNUMBER()」関数は、データ参照設定でヘッダ・フッタに設定できません。

  • ViewCreaterの「ROWNUMBER()」関数は、データ参照設定でヘッダ・フッタに設定できません。

9.4.5.20. HTML版クエリ編集画面でサイトツアー表示中に、特定のボタンをクリックした場合、サイトツアーの説明が正しく表示されません。

  • ViewCreatorのHTML版「クエリ編集」画面でサイトツアーを表示中に、以下のいずれかの項目をクリックすると、サイトツアーの説明が端に寄ってしまいます。

    ・エンティティ一覧
    ・カラム/抽出条件一覧
    ・プロパティ

9.4.5.21. データ参照設定のプレビュー画面で日付フォーマットが適用されない場合があります。

  • 以下のすべての条件に当てはまる場合、データ参照設定のプレビュー画面で、キャプションに日付フォーマットが適用されません。

    ・集計タイプがグラフ集計かつ、描画形式がHighchartsである。
    ・データ取得元がリストまたはサマリ集計で、日付項目にフォーマットを適用している。
    ・キャプションカラムにフォーマットを適用した日付項目を指定している。

9.4.5.22. クロス集計の検索条件には、タイムゾーンを指定できません。

  • クロス集計では、リスト集計・サマリ集計と同様に日付データ(日付型、タイムスタンプ型)の範囲検索が可能ですが、タイムゾーンは指定できません。

9.4.5.23. リスト集計・サマリ集計における日付データ(日付型、タイムスタンプ型)のタイムゾーン指定機能は、スマートフォン画面からは利用できません。

  • リスト集計・サマリ集計における日付データ(日付型、タイムスタンプ型)のタイムゾーン指定機能は、スマートフォン画面からは利用できません。

9.4.5.24. データ参照画面で日付項目の検索を行う場合、検索条件と出力内容が一致しないように見えることがあります。

  • 以下の条件に両方当てはまる場合、検索条件と出力内容が一致しないように見えることがあります。

    ・検索対象の日付項目の表示フォーマットで時刻を設定していないこと。
    ・データ参照のタイムゾーン設定で、システム・デフォルト・タイムゾーンと異なる値を適用すること。

9.4.5.25. タイムゾーン付き TIMESTAMP 型には対応していません。

  • ViewCreator および TableMaintenanceは、タイムゾーン付き TIMESTAMP 型には対応していません。

9.4.5.26. 「クエリとデータ参照のインポート/エクスポート」を利用した場合、IM-Propagation による伝搬が行われません。

  • 「クエリとデータ参照のインポート/エクスポート」を利用した場合、IM-Propagation による伝搬が行われません。
    ViewCreator管理者操作ガイド」 - 「クエリとデータ参照のインポート/エクスポート」を利用してインポート/エクスポートを行った場合、「IM-Propagation 送受信設定一覧」 - 「IM-Propagation 送信側一覧 - ViewCreator」 による伝搬が行われません。
    製品標準内での影響範囲としては、「Accel Studio」で管理されている以下の定義に不整合が発生する可能性があります。

    ・ロジック - クエリ
    ・画面 - クエリのデータ参照

    不整合が発生すると、例えば以下のような問題が起こります。

    ・「アプリケーション構成情報」-「画面」タブ - 「クエリのデータ参照」カードに表示される名称と、「クエリのデータ参照」の編集画面で表示されるデータ参照名が一致しない。
    ・「アプリケーション構成情報」-「ロジック」タブ - 「クエリ」カードに表示される名称と、「クエリ」の編集画面で表示されるクエリ名が一致しない。

    また、インポートによる変更内容について 「アプリケーション構成情報」画面の「アプリケーション管理ログ」に更新履歴が追加されません。

    発生した不整合については、下記の手順で解消可能です。

    ・「クエリ」で不整合が発生した場合
      ・事象が発生した「クエリ」のカードをクリックする。
      ・「保存」ボタンを押下する。
    ・「クエリのデータ参照」で不整合が発生した場合
      ・事象が発生した「クエリのデータ参照」のカードをクリックする。
      ・「更新」ボタンを押下する。

9.4.5.27. クエリ定義で利用しているテーブルやビューが変更された場合はクエリ定義の再作成が必要です。

  • ViewCreator のクエリ定義には以下の情報が含まれます。

    ・クエリに追加されたテーブルのテーブル名
    ・クエリに追加されたビューのビュー名
    ・カラム一覧に追加されたカラムのカラム名
    ・カラム一覧に追加されたカラムのデータ型
    ・「SQLビルダ」や「WHERE句直接入力」で入力された SQL

    クエリ定義を作成した後、テーブルやビューの構造を変更すると上記の情報について以下のような不整合が発生する場合があります。

    ・クエリ定義に含まれるカラムのデータ型とビューやテーブルで定義されているデータ型が異なる
    ・クエリ定義に含まれるカラムが、ビューやテーブルの定義に存在しない

    上記の不整合は、データ参照を表示できない、CSV出力を実行できない等の事象の原因となる場合があります。
    そのため、テーブルやビューの定義を変更した場合はクエリ定義の再作成を行ってください。
    該当クエリ定義を利用しているデータ参照定義が存在する場合は、それらについても再作成が必要です。