9.2.20. チケットモジュール¶
9.2.20.1. チケットマスタのカスタムフィールドに指定済みの辞書項目・列挙項目・エイリアスを変更した場合、チケットマスタおよび登録済みチケットが正しく動作しません。¶
チケットマスタのカスタムフィールドに指定済みの辞書項目・列挙項目・エイリアスを変更した場合、画面表示時にエラーが発生するなど、正常に動作しないため、カスタムフィールドに指定したIM-Repositoryの各項目を変更しないでください。以下は変更した場合の事象の例です。
- 列挙に指定している項目を変更・削除した場合、登録済みのチケットに表示される入力済みの項目が「表示文字列」ではなく「値」が表示される
- 辞書項目を削除した場合、削除した辞書項目を利用しているチケットマスタに対して登録したチケットの表示画面でエラーが発生する
9.2.20.2. チケットマスタのカスタムフィールドに対して、重複した値が含まれる列挙項目を指定できません。¶
重複した値が含まれる列挙項目をチケットマスタに指定した場合、チケットマスタ画面およびチケット入力画面に指定したカスタムフィールドの操作ができません。また、履歴・コメント部分に登録されるフィールドの履歴情報に正しい項目が表示されません。
9.2.20.3. チケットモジュールはIM-Repositoryの影響範囲機能に対応していません。¶
チケットマスタのカスタムフィールドに指定している辞書項目、列挙、エイリアスを変更しても、各項目を参照しているチケットマスタは表示されません。
9.2.20.4. チケットマスタのフィールドIDは重複が許可されていません。¶
登録済みのフィールドと同じIDのフィールドを重複して登録することはできません。チケットマスタのフィールド(入力項目)には「標準フィールド」と「カスタムフィールド」を設定できます。フィールドは、フィールドを一意に判別するID(フィールドID)が定義されています。「標準フィールド」は、チケットモジュールにおいて標準で用意しているフィールドです。標準フィールドのフィールドIDとフィールド名は以下の通りです。
フィールドID フィールド名 title タイトル text テキスト priority 優先度 attachFile 添付ファイル assignee 担当者 expiredDate 期限 estimatedTime 予定工数 progressRate 進捗率 executionTime 作業時間 relation 関連チケット checkList チェックリスト「カスタムフィールド」にはIM-Repositoryの「辞書項目」、「エイリアス」が指定できます。カスタムフィールドのフィールドIDは辞書項目ID、エイリアスIDが指定されます。チケットマスタは標準フィールドとカスタムフィールドのIDの区別を行っていないため、上記の標準フィールドと同じIDのカスタムフィールドを利用する場合、フィールドの追加時に「以下のフィールドは既に登録されています。」と表示され、同じIDのフィールドを登録できません。カスタムフィールド同士のフィールドIDの重複も許可されていません。辞書項目とエイリアスが同じIDのカスタムフィールドを登録した場合、意図しない項目が登録されます。