intra-mart Accel Platform イントロダクション 第16版 2019-08-01

2.1. intra-mart の特長

コスト削減・業務効率化などの”経営を助ける”領域から、”お客様の本業であるビジネス促進をサポートする”領域へと、ITに求める要件がシフトしてきています。システム基盤 intra-mart Accel Platform では、まさに皆様のビジネスを加速させる仕組みが備わっています。

2.1.1. ビジネスを加速するICT基盤

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これまでのIT投資で主に対象とされていたのは、コスト削減を目的とした基幹系や情報系といった分野でした。
しかし、そこだけではなく、お客様の企業競争力を左右するビジネス領域までをIT活用することによって、売上増大を期待できる可能性が高まってきました。この領域は、顧客との接点が多い領域です。
これまでイントラマートは、IT基盤の重要性を提唱してきましたが、これからはこのビジネスを促進する領域までを、同一のIT基盤で実現することができます。つまり、顧客からバックエンドまでを一気通貫で情報をつなげていくことにより、これまで以上にITがビジネスに貢献できるようになるのです。
ビジネスを加速するIT基盤の要件としては、4つのポイントがあります。

2.1.2. ソーシャルモバイル

革新的なソーシャルの流れはビジネス分野でも無視できない状況です。
intra-martはいち早く、このソーシャル技術をシステム基盤に組み込み、お客様や従業員、システム等のあらゆる情報ソースのメッセージを統合し、リアルタイムな情報を受け取り、判断し処理するという流れを実現します。
intra-mart Accel Platform で強化されたコラボレーション機能「IMBox」は、リアルタイムで必要な情報を取り出せる全体最適のWebフロント、つまり企業内で発生するコミュニケーションメッセージの集積場所です。
intra-mart Accel Platform 上で動作するシステム(アプリケーション)のデータをウォッチしているため、フォローすることにより自分から欲しい情報を自動で取り込むことができます。
また、ユーザをフォローしてコミュニティを広げたり、グループを作成してメンバー間でメッセージやファイルを共有したり、様々なコミュニケーションの場として活用できます。
そして、スマートフォン・タブレット対応もしており、ワークフローやグループウェアだけでなく、ユーザ様個別の業務システムでスマートフォンを利用したい場合もすぐに開発・活用が可能です。スマートフォンの機種依存を抑える仕組みも持っているため、幅広い機種対応やテスト費用の削減に寄与します。

2.1.3. マルチテナント

intra-mart Accel Platform では、マルチテナント環境を構築する方法を2種類提供しており、マルチテナント環境において、多様な要件に対応可能です。
  1. バーチャルテナントによる複数テナント
1つのWARファイル内で、論理的にテナントを分割するバーチャルテナント機能により、メモリ等のリソースを有効に利用した収容率の高いマルチテナントが構築可能です。
WARファイルでのマルチテナントと同様に、各テナントで利用するアプリケーションは同一でも、テナント毎にデータベースの接続先やストレージ領域などは、個別に管理、運用できます。
また、アプリケーション開発時には、この機能を意識して作り込む必要はありません。このような“ 真のマルチテナント” の実現には、PaaSの存在が欠かせません。
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  1. WARファイルによる複数テナント
1 で述べたバーチャルテナントによる複数テナントでは、同一のアプリケーションでマルチテナントが実現されるため、個社ごとのカスタマイズができません。そこで、Webアプリケーション(WARファイル)単位で各テナントを管理し、データベースの接続先もWARファイル単位で管理することで、個社ごとの独自性あるクラウドが展開できます。
(WAR ファイルでモジュールを個別管理できるため、テナントごとに別々のアプリケーションを導入するということが可能です。)
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このように、2つのタイプを組み合わせることで、集約できるアプリケーションは徹底的に共通化し、また個社ごとの独自性があるアプリケーションは柔軟性、拡張性を重視するということを、統一された同一基盤上で実現できます。

コラム

詳細については、「 マルチテナント型システムの構築 」を参照してください。

2.1.4. 複数会社対応

intra-martでは、複数企業を束ねる複数会社への対応が標準で実装されています。
これまでは各テナントでアプリケーションを共通利用するものの、データベースについてはそれぞれの企業単位でスキーマを分けて運用管理する方式でした。しかし、 intra-mart Accel Platform では、一つのテナントの中(ひとつのデータベーススキーマの中)で複数の企業を対応させることも可能です。
また、認可機能により、会社毎での情報を論理的に分けることができ、必要な情報は、各会社間で共有し、各会社で固有の情報は、各会社内のみに留めるといったことが可能です。これらにより、従来よりも多くの企業がアプリケーションを共用できるため、上記のマルチテナントと複数会社対応により、アプリケーションの利用効率の向上と集約化を進めるメリットをもたらします。

またこれにより、複数のグループ会社をまたがったワークフローの導入も実現できます。例えば、シェアード会社によるグループ全社横断的なバックオフィス業務のアウトソーシングも可能になり、これはグループ全体の業務効率化に寄与することができます。
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2.1.5. 拡張性

IT基盤というのは、一度構築すると完成するというものではありません。
モバイルやクラウドなど常にでてくる新しい技術要素を積極的に取り込んでいきながらブラッシュアップしていくことで、自社にとって最適な基盤へと発展していくべきだと考えます。
これまではシステム基盤として複数のバージョンが乱立し、バージョンアップごとに動作検証が必要でしたが、今後は必要とする機能をモジュール単位で基盤に組み込むことが可能なため、アプリケーションもそのまま動作しコストの負担もありません。よって、お客様独自のシステム基盤を確立し長期に継続してお使いいただけます。
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2.1.6. クラウド対応

intra-mart Accel Platform は、オンプレミスだけ、クラウドだけという二者択一の考え方はありません。
それぞれの業務に適した選択が可能なため、オンプレミス×クラウドを組み合わせたハイブリッド利用も可能とします。つまり intra-mart Accel Platform は、システムの場所を選ばずオンプレミスもクラウドも境目の無い全体最適が実現できるのです。さらに他のクラウドサービスなどとも柔軟に接続でき、組み合わせてお使い頂けます。