6.21.3.2. ファイルの電子化申請を実施する方法(ファイル明細(汎用)ガジェット)¶
本項では、ファイル明細(汎用)ガジェットを使用して外部から取得したファイルの電子化申請をする方法を説明します。電子化申請を実施するには、以下の手順が必要です。
- 関連マスタの設定
- ファイルの取得
- ガジェットのインポート
- コンテンツ定義の作成
- ルート定義の作成
- フロー定義の作成
6.21.3.2.1. 電子化申請の実施準備手順¶
6.21.3.2.1.1. 関連マスタの設定¶
外部から取得したファイルの電子化申請を実施する場合、以下のマスタの設定が必要です。
マスタ 概要 必須 受領方法マスタ ファイルの受領方法を管理します。○ ファイル分類内訳マスタ ファイルの分類の内訳を管理します。
6.21.3.2.1.2. ファイルの取得¶
外部からファイルを取得するために、以下の機能を用意しています。ファイル明細(汎用)ガジェットを使用する場合、ファイル管理の利用は任意です。ファイル検索から取得したファイルを使用して申請する場合、事前にファイル管理への登録が必要です。ファイル明細(汎用)へファイルをアップロードする場合、ファイル管理は使用しません。
機能 概要 ファイル管理 ファイルのアップロード・管理を実施する機能です。
6.21.3.2.1.3. ガジェットのインポート¶
電子化申請を実施する場合、以下のガジェットのインポートが必要です。ガジェットの定義ファイルは「%システムストレージ%/kaiden/generic/gadget」に格納しています。『intra-mart Accel Kaiden! GadgetBuilder 設定ガイド』-「基本」-「設定の流れ」-「動作確認」-「GadgetBuilder定義インポート」を参照して実施してください。
ファイル名 ガジェット名 必須 fileDetail_v02.xml ファイル明細(汎用) ○ searchFile_v01.xml ファイル検索 ○
6.21.3.2.1.4. コンテンツ定義の作成¶
コンテンツ定義を作成する際は、インポートしたガジェットを選択してください。コンテンツ定義の作成方法は、コンテンツ定義を参照してください。
コンテンツ定義作成時、利用ガジェット設定で、「ファイル明細(汎用)」、「ファイル検索」を選択してください。 入力/表示設定で、対象の画面の設定の「確認」を入力に変更します。コラム
「確認」は、画面種別が「処理」以外の画面で入力が設定されていても入力できない項目です。コラム
多段階承認する場合、「確認」は、一次の承認で入力する設定にしてください。 必須/任意設定で、入力対象の画面の設定の「確認」を必須に変更します。
6.21.3.2.2. 電子化申請の種類¶
ファイルの電子化申請の方法は以下3種類を用意しています。いずれかの方法で実施してください。ただし、ファイル明細(汎用)へアップロードしたファイルは、精算、請求書払の申請書と紐づけることはできません。
電子化をする申請書と精算または請求書払を実施する申請書の2段階で申請します。ファイルを確認する申請書と精算または請求書払を行う申請書を分けることが可能です。 精算または請求書払を実施する申請書のみで電子化申請と精算申請を同時に行います。精算又は請求書払を実施する申請書にファイル明細ガジェットを含めます。ファイル明細ガジェットと精算又は請求書払を実施する明細ガジェット両方にファイルを添付してください。1個の申請書で電子化申請と精算又は請求書払が実施できます。ファイル明細ガジェットにファイルを添付することで、申請書内で明示的にファイルをチェックさせることができます。 精算または請求書払を実施する申請書のみで電子化申請と精算申請を同時に行います。精算又は請求書払を実施する申請書にファイル明細ガジェットを含めません。精算又は請求書払を実施する明細ガジェットのみにファイルを添付してください。1個の申請書で電子化申請と精算又は請求書払が実施できます。