4.3.2. 作業実績エクスポート¶
本項では、ジョブを利用した外部連携用の作業実績データのエクスポート方法を説明します。
4.3.2.1. 概要¶
作業実績データのCSVファイルを出力します。
4.3.2.2. ジョブネットの設定¶
エクスポート機能用のジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「作業実績エクスポート」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-jobnet-labor-export-dailyWorkData Kaiden! / 勤務管理 / 作業実績/作業実績エクスポート 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。
4.3.2.3. ファイル取得¶
エクスポートファイルを次のエクスポート先から取得します。
エクスポート先ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のエクスポート先です。
ディレクトリ kaiden/会社コード/export/workData ファイル名 daily_work_data_export_実行日時.csv ファイル名には実行日付(「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式)が付与されます。 データ形式
No(列) 項目名 ヘッダー 備考 1 ユーザコード userCd 2 対象日 targetDate yyyy/MM/dd形式 3 連番 tupleId 4 行番号 rowNumber 5 対象年月 targetMonth yyyy/MM形式 6 会社コード companyCd 7 プロジェクトコード projectCd 8 作業種類コード workTypeCd 9 作業種類内訳コード wtBreakdownCd 10 工数 manHour HH:mm形式 11 備考 note 12 分析用タグ1(組織用分析タグ) analyticalTag1 13 分析用タグ2(プロジェクト用分析タグ) analyticalTag2 14 分析用タグ3 analyticalTag3 15 分析用タグ4 analyticalTag4 16 分析用タグ5 analyticalTag5 17 分析用タグ6 analyticalTag6 18 分析用タグ7 analyticalTag7 19 分析用タグ8 analyticalTag8 20 分析用タグ9 analyticalTag9 21 分析用タグ10 analyticalTag10 22 実行者ユーザコード actionUserCd 23 実行日 actionDate yyyy/MM/dd形式 24 予備項目A extensionA 25 予備項目B extensionB 26 予備項目C extensionC 27 予備項目D extensionD 28 予備項目E extensionE 29 予備項目F extensionF 30 予備項目G extensionG 31 予備項目H extensionH 32 予備項目I extensionI 33 予備項目J extensionJ コラム
ユーザコードには、従業員マスタに従業員番号が登録されている場合、従業員番号が出力されます。従業員番号の登録がない場合、IM-共通マスタのユーザIDが出力されます。
4.3.2.4. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値 エクスポートファイル target_file エクスポートファイルのstorage以降のパスを設定します。(省略時:kaiden/{COMPANY_CD}/export/workData/daily_work_data_export_{YMDHMSN}.csv) 文字コード character エクスポートファイルの文字コードを設定します。(省略時:UTF-8)
UTF-8 SHIFT-JIS 区切り文字 delimiter エクスポートファイルの区切り文字を設定します。(省略時:,)
, : カンマ \t : タブ 囲み文字 enclosing エクスポートファイルの囲み文字を設定します。(省略時:”)
” : ダブルクォーテーション ヘッダー出力有無 header_output エクスポートファイルのヘッダー出力有無を設定します。(省略時:true)
true : 出力する false : 出力しない 既存ファイル操作 file_operation 同名のファイルが存在する場合の操作を設定します。(省略時:2)
1 : エラーを出力する 2 : 上書き保存する 会社コード company_cd 作業実績データをエクスポートする会社の会社コードを設定します。(省略時:登録済みの全会社の作業実績を対象とします。) 出力区分 output_div 出力区分を設定します。(省略時:0)
0 : 指定された対象年月の作業実績を全件出力します。(締め完了後に出力する場合に使用します。) 1 : 前回出力からの差分の作業実績を出力します。(日々の作業実績を連携する場合に使用します。) 対象年月 target_month 対象年月を指定します。出力区分が0の場合のみ有効のパラメータです。(省略時:ジョブ実行日時点の締め対象年月より1つ前の期間){YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式{COMPANY_CD}:会社コード作業実績を登録・更新した際の出力例を説明します。
作業実績の登録・更新例
日付 作業時間 作業実績登録 作業実績更新 2016/06/01 8時間 10時間 2016/06/02 9時間 8時間 2016/06/03 10時間 変更なし 上記の登録・更新を実施した場合の作業実績の出力例
日付 作業時間 作業実績登録後に出力した場合 作業実績登録・出力後に作業実績を更新して再度出力した場合 出力区分0(全件出力) 出力区分1(差分出力) 出力区分0(全件出力) 出力区分1(差分出力) 2016/06/01 8時間 8時間 10時間 -8時間10時間2016/06/02 9時間 9時間 8時間 -9時間8時間2016/06/03 10時間 10時間 10時間 出力なし コラム
intra-mart Accel Kaiden! 勤務管理モジュールのモジュール設定において、「作業実績差分登録有無」を1(差分登録する設定)にした場合、出力区分の1(差分の作業実績を出力する設定)が有効な値です。モジュール設定の詳細は『intra-mart Accel Kaiden! セットアップガイド』-「WARファイルの作成」-「intra-mart Accel Kaiden! の設定ファイル」-「intra-mart Accel Kaiden! 勤務管理モジュール」-「モジュール設定」を参照してください。