5.11. 休暇管理マスタ¶
本項では、休暇管理マスタの設定方法を説明します。
5.11.1. 概要¶
休暇管理マスタでは、従業員への休暇付与情報、および、残日数/残時間数を調整します。メンテナンス、インポートの2種類の方法でマスタ設定が可能です。項目マスタの項目区分が「休暇種別」として登録されている項目を休暇として管理できます。項目マスタの登録方法は、項目マスタを参照してください。項目マスタに項目区分が「休暇種別」の項目を新たに登録した場合、以下の機能に休暇の種類が追加されます。
勤務表(PC用の画面・スマートフォン用の画面)・帳票PDF集計値の残数管理欄に新たに登録した項目が表示されます。 集計チェック集計チェックの「各種休暇の残数チェック」で集計チェックありの設定にしている場合、新たに登録した項目が残数チェックに追加されます。集計チェックの登録方法は、勤務体系マスタを参照してください。
5.11.2. メンテナンス¶
本項では、メンテナンス機能を利用したマスタ設定方法を説明します。
5.11.2.1. 休暇付与¶
「サイトマップ」→「勤務管理」→「マスタメンテナンス」→「休暇管理」をクリックします。 一覧画面で「検索」をクリックします。休暇種別で選択された休暇の検索結果を、一覧に表示します。コラム
検索欄に検索したい休暇管理の以下の項目を入力して「検索」をクリックすると、結果を一覧に表示します。
従業員コード 従業員名コラム
「休暇種別」で選択した休暇を一覧に表示します。
従業員コード 従業員名 残日数 残時間数コラム
勤務管理設定ファイルの休暇種別設定で休暇付与除外設定に「除外する」が設定されている休暇種別は表示されません。 休暇管理可能な従業員の一覧表示で、休暇付与する従業員をクリックします。
残日数付与日数から休暇取得数を引いた日数です。 残時間数付与日数から休暇取得数を引いた時間数です。コラム
一覧機能の操作方法は、一覧画面の操作を参照してください。 「新規登録」をクリックします。 登録/更新画面で必要な情報を入力し、「登録」をクリックします。
開始日休暇の付与日を入力します。 終了日付与する休暇の有効期限(失効日)を入力します。 付与日数休暇を付与する日数を入力します。 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 休暇付与することができました。
5.11.2.2. 休暇更新¶
「サイトマップ」→「勤務管理」→「マスタメンテナンス」→「休暇管理」をクリックします。 一覧画面で「検索」をクリックします。コラム
検索欄に検索したい休暇管理の以下の項目を入力して「検索」をクリックすると、結果を一覧に表示します。
従業員コード 従業員名コラム
「休暇種別」で選択した休暇を一覧に表示します。
従業員コード 従業員名 残日数 残時間数コラム
勤務管理設定ファイルの休暇種別設定で休暇付与除外設定に「除外する」が設定されている休暇種別は表示されません。 休暇管理可能な従業員の一覧表示で、休暇付与する従業員をクリックします。
残日数付与日数から休暇取得数を引いた日数です。 残時間数付与日数から休暇取得数を引いた時間数です。コラム
一覧機能の操作方法は、一覧画面の操作を参照してください。 登録/更新画面で更新する休暇の編集アイコンをクリックします。 登録/更新画面で必要な情報を編集し、「更新」をクリックします。次の項目は編集不可項目です。
- 開始日
- 付与済み日数
確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 更新することができました。
5.11.2.3. 休暇調整¶
「サイトマップ」→「勤務管理」→「マスタメンテナンス」→「休暇管理」をクリックします。 一覧画面で「検索」をクリックします。コラム
検索欄に検索したい休暇管理の以下の項目を入力して「検索」をクリックすると、結果を一覧に表示します。
従業員コード 従業員名コラム
「休暇種別」で選択した休暇を一覧に表示します。
従業員コード 従業員名 残日数 残時間数コラム
勤務管理設定ファイルの休暇種別設定で休暇付与除外設定に「除外する」が設定されている休暇種別は表示されません。 休暇管理可能な従業員の一覧表示で、休暇付与する従業員をクリックします。
残日数付与日数から休暇取得数を引いた日数です。 残時間数付与日数から休暇取得数を引いた時間数です。コラム
一覧機能の操作方法は、一覧画面の操作を参照してください。 登録/更新画面で更新する休暇の調整アイコンをクリックします。 調整画面で必要な情報を編集し、「登録」をクリックします。
調整後日数休暇調整後の休暇残日数を入力します。 調整後時間数休暇調整後の休暇残時間数を入力します。時間単位年休制度を導入していない場合は「0」を入力します。 適用日調整内容が反映される日付を入力します。有効期間内(開始日から終了日の間)であれば過去日も指定可能です。 調整理由休暇調整を行う理由を入力します。履歴確認(後述)から確認可能です。コラム
標準では、勤務管理設定ファイルの休暇管理マスタ調整後時間数編集可能項目コードに設定された休暇のみ、調整後時間数が編集できます。項目マスタに新たに登録した休暇の調整後時間数は編集できません。調整後時間数の編集可能項目コードの設定は、intra-mart Accel Kaiden! 勤務管理モジュールのモジュール設定で設定します。モジュール設定の詳細は『intra-mart Accel Kaiden! セットアップガイド』-「WARファイルの作成」-「intra-mart Accel Kaiden! の設定ファイル」-「intra-mart Accel Kaiden! 勤務管理モジュール」-「モジュール設定」を参照してください。 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 休暇残数を調整することができました。
5.11.3. インポート¶
本項では、インポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。
5.11.3.1. インポートデータ作成¶
インポートするデータを作成し、ストレージにアップロードします。作成するインポートデータの形式は、次の通りです。
ファイル形式ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のファイル形式です。
ファイル名 leave_grant_import.csv 文字コード UTF-8 区切り文字 , 囲み文字 “ データ形式
No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考 1 ユーザコード ○ 100 2 会社コード ○ 100 3 休暇種別コード ○ 100 4 有効期間開始日 10 yyyy/MM/dd形式未来互換用の項目です。設定された場合でも使用しません。5 有効期間終了日 10 yyyy/MM/dd形式未来互換用の項目です。設定された場合でも使用しません。6 付与日数 ○ 18 コラム
休暇種別コードへの設定値は項目ID(項目区分コード(310001) + “-” + 項目コード)を設定してください。項目コードのみを設定した場合は、インポート時にエラーが発生します。データサンプル"user_000001","comp_sample_01","310001-1","","","18"コラム
項目を省略する場合でも、「”」で囲んでください。 アップロード先ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のアップロード先です。
ディレクトリ kaiden/import/leave_grant ファイル名 leave_grant_import.csv コラム
インストール直後などはアップロード先のディレクトリが作成されていません。ディレクトリの作成方法やファイルのアップロード方法は、次のドキュメントを参照してください。
5.11.3.2. ジョブネットの設定¶
インポート機能用のジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「休暇付与データインポート」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-job-labor-import-leave_grant 勤務管理 / 休暇付与データインポート 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。コラム
ジョブネットの設定(実行)後、メンテナンス機能でインポートが正しく実行されたことを確認してください。
5.11.3.3. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値 開始日 start_date 有効期間開始日(yyyy/MM/dd)を設定します。(省略時:ジョブの実行日) 終了日 end_date 有効期間終了日(yyyy/MM/dd)を設定します。(省略時:システムの終了日) 処理対象会社コード company_cd インポートを行う会社の会社コードを設定します。(省略時:登録済みの全会社を対象とします。) インポートファイル target_file インポートファイルのstorage以降のパスを設定します。(省略時:kaiden/import/leave_grant/leave_grant_import.csv) 文字コード character インポートファイルの文字コードを設定します。(省略時:UTF-8)
UTF-8 SHIFT-JIS 区切り文字 delimiter インポートファイルの区切り文字を設定します。(省略時:,)
, : カンマ \t : タブ 囲み文字 enclosing インポートファイルの囲み文字を設定します。(省略時:”)
“:ダブルクォーテーション 読込開始行数 start_rows インポートファイルの読込開始行数を設定します。(省略時:0) アーカイブファイル archive_file インポートファイルのアーカイブ先を設定します。(省略時:kaiden/archive/import/leave_grant/leave_grant_import_{YMDHMSN}.csv) ファイル削除判定 delete_flag インポートファイルの削除有無を設定します。(省略時:false)
true : 削除する false : 削除しない{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式