3.4.7. 有給休暇自動付与インポート¶
本項では、ジョブを利用した有給休暇自動付与のインポート方法を説明します。
3.4.7.1. 概要¶
有給休暇自動付与インポートでは、有給休暇自動付与ファイル出力で作成した従業員の有給休暇付与データをインポートします。「有給休暇自動付与ファイル出力」の詳細は、有給休暇自動付与ファイル出力を参照してください。コラム
有給休暇自動付与インポートはインポートファイルの開始日、終了日を使用し、有給休暇自動付与ファイル通りに有給休暇が付与されます。
3.4.7.2. ファイル作成¶
インポートするデータを作成し、ストレージにアップロードします。作成するインポートデータの形式は、次の通りです。
ファイル形式ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のファイル形式です。
ファイル名 import.csv 文字コード UTF-8 区切り文字 , 囲み文字 “ データ形式
No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考 1 ユーザコード ○ 100 2 会社コード ○ 100 3 休暇種別コード ○ 100 4 開始日 ○ 10 yyyy/MM/dd形式 5 終了日 ○ 10 yyyy/MM/dd形式 6 付与日数 ○ 3 コラム
休暇種別コードへの設定値は項目ID(項目区分コード(310001) + “-” + 項目コード)を設定してください。項目コードのみを設定した場合は、インポート時にエラーが発生します。データサンプル"aoyagi","comp_sample_01","310001-1","2019/04/01","2021/03/31","20" アップロード先ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のアップロード先です。
ディレクトリ kaiden/generic/master/leaveManagement ファイル名 import.csv コラム
インストール直後などはアップロード先のディレクトリが作成されていません。ディレクトリの作成方法やファイルのアップロード方法は、次のドキュメントを参照してください。
3.4.7.3. ジョブネットの設定¶
ジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「有給休暇自動付与インポート」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-job-master-import-paidLeaveAutomaticGrantImport 勤務管理 / 有給休暇自動付与インポート 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。
3.4.7.4. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値 エラースキップ error_skip 会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。(省略時:false) ロック待ち時間 lock_wait ロックの待ち時間を設定します。(省略時:10秒) 処理対象会社グループセットコード company_group_set_cd 処理対象会社グループコード company_group_cd 処理対象会社コード company_cd インポートを行う会社の会社コードを設定します。(省略時:登録済みの全会社を対象とします。) コンダクター conductor ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。カンマ区切りで複数指定できます。AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。(省略時:コンダクターを使用しません。) インポートモード import_mode インポートの処理モードを設定します。(省略時:4)
1 : 単一期間(差分)モード 4 : 複数期間(差分)モード 開始日 start_date インポート期間の開始日(yyyy/MM/dd)を設定します。(省略時:ジョブの実行日) 終了日 end_date インポート期間の終了日(yyyy/MM/dd)を設定します。(省略時:システムの終了日) シフト日数 shift_date インポート期間の開始日に対する増減日数を設定します。「-2147483648~2147483647」の範囲で設定してください。(省略時:0) インポートファイルのパス file_path インポートファイルのstorage以降のパスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/leaveManagement/import.csv) 処理後のインポートファイルの操作モード file_mode 処理後のインポートファイルの操作モードを設定します。(省略時:1)
1 : 操作なし 2 : コピー(copy) 3 : アーカイブ(move) 4 : 正常終了(警告含)時アーカイブ(move)、エラー終了時操作なし 5 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時アーカイブ(move) 6 : 削除(delete) 7 : 正常終了(警告含)時削除(delete)、エラー終了時操作なし 8 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時削除(delete) アーカイブ先パス archive_path インポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/leaveManagement/import_{YMDHMSN}.csv) 文字コード character インポートファイルの文字コードを設定します。(省略時:UTF-8)
UTF-8 SHIFT-JIS 区切り文字 delimiter インポートファイルの区切り文字を設定します。(省略時:,)
, : カンマ \t : タブ 囲み文字 enclosing インポートファイルの囲み文字を設定します。(省略時:”)
” : ダブルクォーテーション 読込開始行数 start_rows インポートファイルの読込開始行数を設定します。(省略時:0) ガジェットクラス gadgetClass インポートするマスタのガジェットクラスを設定します。有給休暇自動付与インポートの場合は「master」を設定します。 ガジェットバリエーション gadgetVariation インポートするマスタのガジェットバリエーションを設定します。有給休暇自動付与インポートの場合は「leaveManagement」を設定します。{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式