intra-mart Accel GroupMail 移行ツールガイド 第3版 2022-12-01

2. はじめに

本書では IM-社内便 から intra-mart Accel GroupMail (以下 iAG )への移行手順について説明します。

注意

本ドキュメントは IM-社内便 Ver.7.0 または Ver.7.2 から iAG Ver.8.0.0 以降へのアップデートを対象としています。

2.1. iAG へ移行するもの

移行の対象は以下の通りです。

  • IM-社内便 の データベース

    以下の手順で IM-社内便 のデータを変換して iAG のテーブルに登録します。
    ① 移行ツール を実行して移行元 IM-社内便 環境からDML文をエクスポートします。
    ② iAG 環境でDML文を実行します。
  • ストレージ

    Storage Serviceにある groupmail フォルダ以下の構造は変更されていません。
    移行手順で示す場所に、手作業で移動してください。
  • 各種設定ファイル

    IM-社内便 で使用していた設定を im-Juggling 上で iAG の設定ファイルに転記します。
    移行手順中に説明がないものは、intra-mart Accel GroupMail セットアップガイドintra-mart Accel GroupMail 管理者操作ガイドに従って設定してください。

2.2. 移行ツールについて

移行ツール は単体で実行するJavaアプリケーションです。

このツールは IM-社内便 の データベース に直接接続し、 iAG のテーブルに対して実行可能なDMLをテキストファイルに出力します。 出力されたDMLをテナント環境セットアップが完了した データベース に対して直接実行することでデータベースの移行を行うことができます。

また、このツールは IM-社内便 のテーブル以外には関与しません。IM共通マスタなどその他必要になる基盤のデータについては別途移行されていることが前提になります。

注意

移行ツール の生成するDMLは iAG のテナント環境セットアップが完了した直後(テーブルがあり、データが作成されていない)の状態であることが前提になっています。 iAG の運用を開始してしまっている場合、この移行ツールのDMLを使用して移行を行うとデータの不整合が発生する可能性があります。

2.2.1. 検証済み環境

移行ツール はJavaで動作します。
弊社動作検証済みの環境を以下に示します。
条件項目 対応規格
オペレーティングシステム Windows Server 2019 (64bit)
データベース
IM-社内便 : Oracle Database 12c Release 2
iAG : Oracle Database 19c
Javaランタイム Open JDK 11.0.2
JDBCドライバ Oracle Database 19c (19.9) JDBC Driver