4.4. スケジュールキャッシュサイズ設定¶
スケジュール機能でのアクセス権判定は頻繁に実行されるため、キャッシュを利用することで処理を高速化できます。ここでは、キャッシュサイズの設定方法について説明します。コラム
キャッシュの詳細については、intra-mart Accel Platform の 「 設定ファイルリファレンス 」 - 「 キャッシュ設定 」 を参照してください。コラム
キャッシュするオブジェクトの上限値に関して、以下の設定方法があります。運用環境に応じて、どちらの設定を採用するか決めてください。
- オブジェクトを格納する際の最大サイズ(max-bytes-XXXX)
- キャッシュするオブジェクトの最大数(max-elements-on-XXXX)
項目
4.4.1. スケジュールアクセス権¶
4.4.1.1. ユーザアクセス権キャッシュ設定¶
4.4.1.1.1. キャッシュ内容¶
・ユーザアクセス権のキャッシュは、会社別のユーザ毎に管理されます。複数会社に所属するユーザの場合、同じユーザでも別のアクセス権情報としてキャッシュされます。・キャッシュされる単位は参照ユーザコードです。参照する側のユーザコードをキーにして、参照される側のユーザコードとアクセス権の有無が1対となってキャッシュされます。・全てのユーザに対して、全ての参照ユーザがキャッシュされるのではなく、アクセス権判定が必要となった参照ユーザのみがキャッシュされます。
4.4.1.1.2. キャッシュサイズの算出¶
キャッシュされる対象のおおよそのサイズは以下の計算で算出できます。キャッシュサイズ(bytes) =(アクセス権) × (参照される側のユーザコード) × (参照される側のユーザ数) × (参照する側のユーザコード) × (会社別ユーザ数)
アクセス権 アクセス権あり・なしのバイト数です。おおよそ 25バイトです。参照される側のユーザコード IM-共通マスタ に登録されているユーザコードより、バイト数を見積もってください。参照される側のユーザ数 キャッシュ対象となる参照される側のユーザ数です。参照する側のユーザコード キャッシュ対象となる参照する側のユーザコードです。 IM-共通マスタ に登録されているユーザコードより、バイト数を見積もってください。会社別ユーザ数 キャッシュ対象となる参照する側のユーザ数です。複数会社に所属するユーザの場合、会社ごとに1ユーザとしてカウントしてください。
4.4.1.1.3. オブジェクト数の算出¶
ユーザアクセス権は、会社ごとのユーザ単位でキャッシュされます。そのため、キャッシュするオブジェクト数は、会社ごとにカウントしたユーザ数の合計です。
4.4.1.2. 施設カテゴリアクセス権キャッシュ設定¶
4.4.1.2.1. キャッシュ内容¶
・施設アクセス権のキャッシュは、ユーザの所属会社毎に施設カテゴリが管理されます。複数会社に所属するユーザの場合、同じユーザでも別のアクセス権情報としてキャッシュされます。・キャッシュされる単位は参照する施設の施設カテゴリコードです。参照する側のユーザコードをキーにして、参照される側の施設の施設カテゴリコードとアクセス権の有無が1対となってキャッシュされます。・全ての施設に対して、全ての参照ユーザがキャッシュされるのではなく、アクセス権判定が必要となった参照施設の施設カテゴリのみがキャッシュされます。
4.4.1.2.2. キャッシュサイズの算出¶
キャッシュされる対象のおおよそのサイズは以下の計算で算出できます。キャッシュサイズ(bytes) =(アクセス権) × (施設カテゴリコード) × (施設カテゴリ数) × (ユーザコード) × (会社別ユーザ数)
アクセス権 アクセス権あり・なしを示す列挙子のバイト数です。おおよそ 25バイトです。施設カテゴリコード 施設カテゴリコードのバイト数です。おおよそ 15バイトです。施設カテゴリ数 キャッシュ対象の施設カテゴリ数です。ユーザコード キャッシュ対象のユーザコードです。 IM-共通マスタ に登録されているユーザコードより、バイト数を見積もってください。会社別ユーザ数 キャッシュ対象のユーザ数です。複数会社に所属するユーザの場合、会社ごとに1ユーザとしてカウントしてください。
4.4.1.2.3. オブジェクト数の算出¶
施設アクセス権は、会社ごとのユーザ単位でキャッシュされます。そのため、キャッシュするオブジェクト数は、会社ごとにカウントしたユーザ数の合計です。
4.4.1.3. 共有グループアクセス権キャッシュ設定¶
4.4.1.3.1. キャッシュ内容¶
・ユーザアクセス権のキャッシュは、会社別のユーザ毎に管理されます。複数会社に所属するユーザの場合、同じユーザでも別のアクセス権情報としてキャッシュされます。・キャッシュされる単位は参照ユーザコードです。参照する側のユーザコードをキーにして、参照される側のユーザコードとアクセス権の有無が1対となってキャッシュされます。・全てのユーザに対して、全ての参照ユーザがキャッシュされるのではなく、アクセス権判定が必要となった参照ユーザのみがキャッシュされます。
4.4.1.3.2. キャッシュサイズの算出¶
キャッシュされる対象のおおよそのサイズは以下の計算で算出できます。キャッシュサイズ(bytes) =(アクセス権) × (参照される側のユーザコード) × (参照される側のユーザ数) × (参照する側のユーザコード) × (会社別ユーザ数)
アクセス権 アクセス権あり・なしのバイト数です。おおよそ 25バイトです。参照される側のユーザコード IM-共通マスタ に登録されているユーザコードより、バイト数を見積もってください。参照される側のユーザ数 キャッシュ対象となる参照される側のユーザ数です。参照する側のユーザコード キャッシュ対象となる参照する側のユーザコードです。 IM-共通マスタ に登録されているユーザコードより、バイト数を見積もってください。会社別ユーザ数 キャッシュ対象となる参照する側のユーザ数です。複数会社に所属するユーザの場合、会社ごとに1ユーザとしてカウントしてください。
4.4.1.3.3. オブジェクト数の算出¶
共有グループアクセス権は、会社ごとのユーザ単位でキャッシュされます。そのため、キャッシュするオブジェクト数は、会社ごとにカウントしたユーザ数の合計です。
4.4.2. スケジュール認可¶
注意
スケジュール認可のキャッシュ設定については intra-mart Accel Collaboration 2017 Spring における以下の要件で修正が行われました。上記要件は過去バージョンへのパッチも提供しております。ご利用の環境に合わせて以下のページを参照してください。