IM-VisualDesigner Migration Tool 移行支援ガイド(互換運用環境用) 第3版 2021-04-01

4.3. IM-FormaDesigner アプリケーションの開発および検証する手順

コラム

IM-FormaDesigner の操作については、「 IM-FormaDesigner 作成者操作ガイド 」を参照してください。

1. IM-FormaDesigner フォーム修正

  1. Forma管理者でログインし、「アプリケーション一覧」画面を開きます。

    imagedevelopment01

  2. 修正対象のアプリケーションの「編集」アイコンをクリックします。

    imagedevelopment02

  3. 「フォーム一覧」タブより、修正対象フォームの「フォーム編集」アイコンをクリックします。

    imagedevelopment03

  4. IM-VisualDesigner フォームのラベルアイテムと入力系アイテムが IM-FormaDesigner の画面アイテムとして存在することを確認します。

    imagedevelopment04

    コラム

    imagedevelopment05

    IM-FormaDesigner のテキストボックスの左側はラベルアイテムではありません。 IM-FormaDesigner の場合、入力系の画面アイテムにラベルと同等のプロパティが付いており、移行時に IM-VisualDesigner の入力系アイテムのアイテム名がそのプロパティに付与されます。
  5. IM-VisualDesigner フォームをもとに、 IM-FormaDesigner フォームの各アイテムの位置調整や装飾を修正します。

    以下は、サンプルとして「休暇届」のフォームの修正を行っています。

    imagedevelopment06

  6. IM-VisualDesigner のフォームで各アイテムに設定していた内容を適宜 IM-FormaDesigner の各アイテムのプロパティに設定します。

    IM-FormaDesigner の各アイテムのプロパティの設定方法については、「 IM-FormaDesigner デザイナヘルプ 」を参照してください。

    コラム

    IM-VisualDesigner で各フォームに対して設定していたクエリーについては、 IM-FormaDesigner のデータソース定義に移行されます。 データソース定義と各アイテムとの紐付け設定を適宜行ってください。

    注意

    IM-VisualDesigner のアクション設定に該当する機能は IM-FormaDesigner では提供されておりません。 IM-VisualDesigner でアクション設定を利用していた場合は、同様のイベント・アクション処理を記述したJavaScriptのソースコードを用意し、画面アイテム「スクリプト」のプロパティに設定してください。
  7. IM-FormaDesigner フォーム修正が完了したら、次の各種設定を行います。

2. 各種設定

  • データソース定義設定

    • IM-VisualDesigner のスキーマ名表示設定を有効にした状態で作成したクエリーについては、データソース定義の移行の際に移行されたSQLの中にスキーマ情報が含まれますので、適宜SQLを修正してください。
  • 承認画面設定

    • アプリケーション種別が「IM-Workflow」の場合、 IM-FormaDesigner 側で承認画面の設定適宜行います。
      1. 「Formaアプリ作成管理」のアプリ一覧画面より、対象アプリケーションの編集アイコンをクリックします。
      2. WF連携設定画面の「WF連携設定」タブを選択し、対象コンテンツの編集アイコンをクリックします。
      3. コンテンツ連携情報画面の「承認画面設定」タブを選択し、 承認画面を登録します。

      コラム

      手順の詳細については「 IM-FormaDesigner 作成者操作ガイド 」-「 WF連携設定を行う 」の 「「承認画面設定登録」画面の機能と各部の説明」を参照してください。
  • 案件プロパティ設定

    • アプリケーション種別が「 IM-Workflow 」、かつ IM-VisualDesigner で案件プロパティ設定を行っている場合、 IM-FormaDesigner 側で再設定が必要です。
      1. 「Formaアプリ作成管理」のアプリ一覧画面より、対象アプリケーションの編集アイコンをクリックします。
      2. WF連携設定画面の「WF連携設定」タブを選択し、対象コンテンツの編集アイコンをクリックします。
      3. コンテンツ連携情報画面の「案件プロパティ設定」タブを選択し、 IM-VisualDesigner で設定していた案件プロパティを登録します。

      コラム

      手順の詳細については「 IM-FormaDesigner 作成者操作ガイド 」-「 WF連携設定を行う 」の 「「案件プロパティ登録」画面の機能と各部の説明」を参照してください。
  • 追記設定

    • アプリケーション種別が「IM-Workflow」、かつ IM-VisualDesigner で追記設定を行っている場合、 IM-FormaDesigner 側で再設定が必要です。
      1. 「Formaアプリ作成管理」のアプリ一覧画面より、対象アプリケーションの編集アイコンをクリックします。
      2. WF連携設定画面の「WF連携設定」タブを選択し、対象コンテンツの編集アイコンをクリックします。
      3. コンテンツ連携情報画面の「追記設定」タブを選択し、 IM-VisualDesigner で設定していた追記設定を登録します。

      コラム

      手順の詳細については「 IM-FormaDesigner 作成者操作ガイド 」-「 WF連携設定を行う 」の 「「追記設定登録」画面の機能と各部の説明」を参照してください。

注意

「承認画面設定」「案件プロパティ設定」「追記設定」の各設定(WF連携設定)の注意事項
  • コピーされたフロー定義、コンテンツ定義、ルート定義以外を用いてWF連携設定を行わないでください。
  • コピーされたルート定義内の各ノードに割り振られているノードIDを変更しないでください。
  • IM-Workflow のユーザプログラム修正

    • コンテンツ定義に独自のユーザプログラムを設定している場合、移行支援ツールの実行時に下記の命名規則でパスが変更されます。

      IM-VisualDesigner => IM-FormaDesigner
      スクリプト開発モデル => JavaScript のファイル名の末尾に”_forma”を付与
      JavaEE開発モデル => Java のクラス名の末尾に “4Forma” を付与
    • 変更前のファイルをコピーし、変更後のパスにリネームしてください。ファイルの内容については IM-VisualDesigner に依存した処理を削除し IM-FormaDesigner のコンテンツ定義としても動作する内容に修正してください。

3. IM-FormaDesigner 動作検証

  • 過去に申請された案件(未完了案件、完了案件、過去案件)が IM-FormaDesigner のアプリケーションで開くことができるかを確認します。
    • IM-VisualDesigner から検証用に移行したデータは、 IM-Workflow の処理済案件等から閲覧することはできないため、 IM-FormaDesigner の一覧表示機能から参照画面を表示して確認を行います。
      1. forma-config.xmlの設定
        <CONTEXT_PATH>/WEB-INF/forma-config.xml 内の以下の設定値を false から true に変更します。変更後は再起動が必要です。
        <!-- imw連携情報(設定変更可能) -->
        <imw-setting>
           <!-- アプリケーション種別がim-workflowの場合、メニュー設定タブを表示する場合true/非表示の場合false -->
           <!-- true/falseを設定してください。 -->
           <show_menu_tab>false</show_menu_tab>
           <!-- アプリケーション種別がim-workflowの場合、一覧表示設定タブを表示する場合true/非表示の場合false -->
           <!-- true/falseを設定してください。 -->
           <show_list_item_disp_tab>false</show_list_item_disp_tab>
           <!-- アプリケーション種別がim-workflowの場合、権限設定タブを表示する場合true/非表示の場合false -->
           <!-- true/falseを設定してください。 -->
           <show_auth_setting_tab>false</show_auth_setting_tab>
        </imw-setting>
        
      2. 作成したアプリケーションの編集

        • [権限設定]タブより、確認を行うユーザに対して権限設定を行います。
        • [メニュー設定]タブより、一覧画面のメニューを登録します(確認する画面をメニューに登録します)。
        • [一覧表示設定]タブより、一覧画面に表示するデータのカラムを選択します。
      3. 一覧画面

        • 一覧から確認したいレコードのリンクをクリックして IM-VisualDesigner のレコードを IM-FormaDesigner の画面で確認します。

    コラム

    forma-config.xmlの設定を行うと、フォーム設定画面に[権限設定]タブ、[メニュー設定]タブ、[一覧表示設定]タブが表示されます。