IM-BPM for Accel Platform IM-BPM チュートリアルガイド 第19版 2024-04-01

4.1. 基礎編

基礎編のチュートリアルは「事前準備」が完了していることを前提としています。

4.1.1. チュートリアルの概要(作成物のイメージ)

基礎編のチュートリアルでは、IM-BPM プロセスデザイナを用いて、IM-BPM Runtime上で動作する簡単なプロセス定義を作成し、IM-BPM Runtimeへプロセス資材をデプロイし、プロセスを開始するまでを説明します。
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図:プロセス定義詳細

4.1.2. プロセス定義を新規に作成する

プロセス定義を作成します。
  1. 「サイトマップ」→「BPM」→「プロセスデザイナ」をクリックします。

  2. 新規プロジェクトを作成し、 process_plus をクリックします。

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    図:プロジェクト詳細エリア - 新規登録

    コラム

    プロジェクトの作成や認可設定については「IM-BPM プロセスデザイナ 操作ガイド」 - 「プロジェクトの管理」を参照してください。
  3. プロセスエディタが開きます。

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    図:プロセスエディタ
    1. ヘッダメニュー

      プロセスエディタの操作や設定を行うメニューです。
    2. パレット

      キャンバスに配置するエレメントやコネクタの一覧です。
      この一覧からエレメントをドラッグ&ドロップ操作によりキャンバスに配置します。
    3. キャンバス

      エレメントを配置してプロセスを作成する領域です。
    4. プロパティエリア

      エレメントのプロパティを設定する領域です。
    5. コンソール

      プロセス定義のチェック時にエラーや警告が表示されます。
    6. アウトライン

      プロセス全体を俯瞰表示する領域です。
      表示領域の移動や、表示の拡大縮小ができます。
    7. フッタ

      プロセスエディタの動作に関するメッセージを表示します。
  4. 「パレット」にて icon_category_start_event にカーソルを合わせます。

  5. 「パレット」の右側に現れる一覧から、 icon_start_event をドラッグし、「キャンバス」上の任意の位置でドロップして配置します。

    ../../../_images/process_design_basic_3.png
    図:パレット - 開始イベント - 開始イベント
  6. 「キャンバス」の余白をクリックし「プロパティエリア」にて、「プロセス」の「処理対象ユーザ」を設定します。

    プロセスを開始するユーザを設定してください。
    ../../../_images/process_design_basic_4.png
    図:プロセス - プロパティ - 処理対象ユーザ
  7. 「プロパティエリア」にて、「プロセス」の「プロセス管理ユーザ」を設定します。

    プロセスを管理するユーザを設定してください。
    ../../../_images/process_design_basic_26.png
    図:プロセス - プロパティ - プロセス管理ユーザ
  8. 「パレット」から「キャンバス」に「ユーザタスク」を配置します。

    ../../../_images/process_design_basic_5.png
    図:パレット - タスク - ユーザタスク
  9. 「プロパティエリア」にて、「ユーザタスク」の「処理対象ユーザ」を設定します。

    タスクを処理するユーザを設定してください。
    ../../../_images/process_design_basic_6.png
    図:ユーザタスク - プロパティ - メインコンフィグ - 処理対象ユーザ
  10. 「パレット」から「キャンバス」に「終了イベント」を配置します。

    ../../../_images/process_design_basic_7.png
    図:パレット - 終了イベント - 終了イベント
  11. 「シーケンスフロー」で各エレメントを接続します。

    ../../../_images/process_design_basic_8.png
    図:パレット - コネクション - シーケンスフロー
    1. 「パレット」にて、「icon_category_connection」にカーソルを合わせます。

    2. 「パレット」の右側に現れる一覧から「シーケンスフロー」をクリックし、コネクションモードを開始します。

      コネクションモードが開始すると、フッタにメッセージが表示されます。
      ../../../_images/process_design_basic_20.png
      図:フッタ
    3. 「キャンバス」に配置された「開始イベント」をクリック、または、ドラッグして接続を開始します。

      コネクタの接続は、接続元と接続先の2クリック操作、または、接続元からドラッグし接続先にドロップする操作どちらでも行えます。
      ../../../_images/process_design_basic_21.png
      図:接続を開始する
    4. 「キャンバス」に配置された「ユーザタスク」上でクリック、または、ドロップし、「シーケンスフロー」を接続します。

      ../../../_images/process_design_basic_22.png
      図:接続する
    5. キーボードの「ESC」キーを押すか、「パレット」の icon_connection_mode_sequence_flow をクリックし、コネクションモードを終了します。

    6. キャンバス上の「ユーザタスク」を選択します。

    7. 「ユーザタスク」の右上に表示されるツールアイコン「シーケンスフローを引く」をクリック、または、ドラッグし、接続を開始します。

      ../../../_images/process_design_basic_23.png
      図:接続を開始する
    8. 「キャンバス」に配置された「終了イベント」上でクリック、または、ドロップし、「シーケンスフロー」を接続します。

      ../../../_images/process_design_basic_24.png
      図:接続する
  12. 「ヘッダメニュー」から、「ファイル」 - 「名前を付けて保存」をクリックします。

    ../../../_images/process_design_basic_9.png
    図:ヘッダメニュー - ファイル - 名前を付けて保存

    コラム

    「名前を付けて保存」と「名前を付けて保存(チェックなし)」の違い

    IM-BPM プロセスデザイナは、作成したプロセス定義がデプロイ可能かどうかをチェックを行う機能を有しています。
    「名前を付けて保存」を実行した場合は上記チェックが行われ、デプロイ可能と判定されるまで保存できません。
    「名前を付けて保存(チェックなし)」を実行した場合は上記チェックを行わず、保存が可能となる最低限のチェックのみを行って保存できます。
  13. 「名前」を入力して「保存」をクリックします。

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    図:名前を付けて保存
  14. 保存確認ダイアログで「決定」をクリックします。

    ../../../_images/process_design_basic_11.png
    図:名前を付けて保存(保存確認)
  15. 保存されました。

    ../../../_images/process_design_basic_12.png
    図:プロセス保存

4.1.3. プロセス定義を IM-BPM Runtimeへデプロイする

プロセス定義を IM-BPM Runtimeへデプロイします。
  1. 「サイトマップ」→「BPM」→「プロセスデザイナ」をクリックします。

  2. プロジェクトを選択し、 deploy をクリックしデプロイエリアを開きます。

    ../../../_images/process_design_basic_13.png
    図:デプロイエリア
  3. 「デプロイ名」の入力と「プロセス定義」の選択をします。

  4. 「デプロイ」をクリックします。

    ※ デプロイについては「IM-BPM プロセスデザイナ 操作ガイド」 - 「デプロイ情報の入力」を参照してください。
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    図:デプロイ
  5. 確認ダイアログにて「決定」をクリックします。

    ../../../_images/process_design_basic_15.png
    図:デプロイ確認
  6. デプロイされました。

4.1.4. プロセスを開始する

IM-BPM Runtimeにデプロイしたプロセス定義のプロセスを開始します。
  1. 「サイトマップ」→「BPM」→「プロセス開始一覧」をクリックします。

  2. デプロイしたプロセス定義の process_start をクリックします。

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    図:プロセス開始一覧
  3. プロセスが開始されました。

    ../../../_images/process_design_basic_18.png
    図:プロセス開始一覧
  4. 「サイトマップ」→「BPM」→「タスク一覧」をクリックし、ユーザタスクが開始していることを確認します。

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    図:タスク一覧

    コラム

    ユーザタスクの操作については、「IM-BPM ユーザ操作ガイド」 を確認してください。