4.6. マイグレーション¶
プロセスマイグレーションについて説明します。
4.6.2. マイグレーションを行う際の条件¶
4.6.2.1. マイグレーション先として指定可能なアクティビティ¶
マイグレーション先として指定可能なアクティビティは以下の通りです。
- アブストラクトタスク
- ユーザタスク
- スクリプトタスク
- サービスタスク
- メールタスク
- IM-LogicDesignerタスク
- 申請タスク
- 起票タスク
- マニュアルタスク
- 受信タスク
- コールアクティビティ
- ビジネスルールタスク
- サブプロセス
- イベントゲートウェイ
- タイマーキャッチイベント
- シグナルキャッチイベント
- メッセージキャッチイベント
- シグナルスローイベント
- 無処理イベント
4.6.2.2. 変数¶
マイグレーション実行前、とマイグレーション実行後におけるプロセスインスタンス変数はそのまま受け継がれます。
移行先のプロセス定義実行に必要な変数が不足している場合等は、直接変数を格納しているデータベースを修正する等の対応が必要です。
また、プロセス定義の変数は登録・更新が行われません。
4.6.2.3. リスナ¶
マイグレーション実行時における、リスナの動作は以下の通りです。
マイグレーション元
- アクティビティのリスナは動作しません。
- ユーザタスクのリスナは動作しません。
- プロセス定義の終了リスナは動作しません。
マイグレーション先
- プロセス定義の開始リスナは動作しません。
- アクティビティの開始リスナは動作しません。
- ユーザタスクの開始リスナは動作します。
4.6.2.4. 移行不可能なアクティビティ先¶
マイグレーションにおいて、移行先として利用できないアクティビティは以下の通りです。
- イベントサブプロセスへの移行は行えません。
- イベントゲートウェイの遷移先として指定されているイベントに対しては移行できません。
4.6.2.5. 非同期タスク¶
マイグレーション先が非同期タスクの場合でも、非同期として処理は行われません。
これは移行のための履歴を作成するため同期処理として実行する必要があるためです。
4.6.3. マイグレーションを行うことができないプロセス定義¶
プロセスの定義によっては、マイグレーション先のプロセス定義として指定できない場合があります。
指定できない場合は、例を参考にプロセス定義を変更してください。
以下のケースが該当します。