IM-BPM for Accel Platform IM-BPM プロセスデザイナ 操作ガイド 第8版 2023-10-01

4.3.5.8. コールアクティビティ

外部に定義されたプロセス定義を参照実行します。
サブプロセスとの違いは、異なるプロセス定義ファイルに定義されたプロセス定義を呼び出すことができます。
そのため、複数のプロセスで共通の処理がある場合、共通処理のフローを記述したプロセス定義ファイルを作成し、他のプロセスからコールアクティビティを使って呼び出すことができます。
設定可能な項目は以下のとおりです。

4.3.5.8.1. コールアクティビティの配置

  1. 「パレット」から、「icon_palette_task」にカーソルを合わせます。

  2. 「パレット」の右側に現れる一覧から、「icon_call_activity」をドラッグ&ドロップの操作でキャンバス上に配置します。

    ../../../../_images/call_activity_arrange01.png

4.3.5.8.2. 基本情報の設定

基本情報の設定について解説します。
  1. エディタ上で設定を行いたいフローエレメントをクリックします。

  2. プロパティエリアから「基本情報」タブを選択します。

    ../../../../_images/common_basic_information9.png
プロパティの詳細は以下のとおりです。
項目名 必須/任意 入力形式 説明
ID 必須
任意の文字列を設定します。
英数字と一部の記号のみ使用できます。
フローエレメントを一意に特定するためのIDを設定します。
名前 任意
任意の文字列を設定します。
EL式による設定が可能です。
フローエレメントの名前を設定します。
プロセス定義で表示されます。
デフォルトフロー    
同じフローエレメントから複数のシーケンスフローが接続されている場合に表示されます。
他のシーケンスフローの条件式が、全てfalseと評価されている場合に進行するシーケンスフローの設定です。
「通常」の場合という意味ではなく、「それ以外」の場合を表します。
実行モード     非同期実行を行うための設定です。
制御モード     排他制御を行うための設定です。
オプショナル    
チェックを入れた場合、オプショナルタスクとして扱われます。
オプショナルタスクは、シーケンスフローの始点・終点にできないなど、いくつかの制約があります。
詳細は「IM-BPM 仕様書」 - 「オプショナルタスク」 - 「制約」を参照してください。
実行中のタスクを複数追加可能にする     チェックを入れた場合、実行中のタスクが既に追加済みであっても、再度追加できます。
タスク追加時のパラメータ    
タスク追加時に設定できるパラメータ情報を定義します。
定義したパラメータ情報は、タスク追加時に追加したタスクからのみ参照できるエグゼキューション変数に格納されます。
チェックを入れて、「上へ」「下へ」ボタンをクリックすることで順番を変えられます。
「編集」リンク、または、「追加」リンクをクリックすると、「タスク追加時のパラメータ」ダイアログが表示されます。

4.3.5.8.3. 「タスク追加時のパラメータ」ダイアログ

「タスク追加」画面で表示されるタスクの順番を変えます。

../../../../_images/optional_task_add_parameter.png
項目名 必須/任意 説明
表示名 必須
任意の文字列を設定します。
オプショナルタスク追加時に表示される入力フォームで対象の業務項目を表示する際のラベルに使用されます。
変数名 必須
変数を一意に特定するためのキーを定義します。
エグゼキューション変数の変数名として利用されます。
入力タイプ 必須 業務項目の入力方法のタイプを設定します。
列挙ID 必須
入力タイプに「列挙値」を設定した場合に表示されます。
IM-Repositoryの列挙型IDを指定します。

コラム

入力タイプに設定できるものは以下の通りです。
  • string : 文字列
  • alpha : 英字
  • alphanumeric : 英数字
  • numeric : 数字
  • date : 日付
  • boolean : 真偽値
  • textarea : 複数行の文字列
  • user : ユーザ検索
  • users : ユーザ検索(複数)
  • department : 組織検索
  • enum#%IM-Repositoryの列挙型のID% : 列挙値

4.3.5.8.4. メインコンフィグの設定

コールアクティビティのメインコンフィグの設定について解説します。
../../../../_images/call_activity_config01.png
項目名 必須/任意 入力形式 説明
呼び出し対象 必須
プロセス定義キーを設定します。
EL式による設定が可能です。
呼び出す対象のプロセスを指定します。
search」でプロジェクトの検索ができます。
利用するバージョン    
  • 最新バージョンを利用

    呼び出し対象の最新バージョンを使用します。
  • 入力したバージョンを利用

    指定した呼び出し対象のバージョンを使用します。
バージョン番号 必須
呼び出し対象のバージョン番号を設定します。
EL式による設定が可能です。
「入力したバージョンを利用」にチェックを入れた場合に入力します。
業務キーを継承する     チェックを入れた場合、呼び出し元プロセスの業務キーを呼び出し先のプロセスに引き継ぎます。
業務キー 任意
任意の文字列を設定します。
EL式による設定が可能です。
業務キーを設定します。
参照可能な変数を継承する     チェックを入れた場合、呼び出し元プロセスの変数を呼び出し先のプロセスにすべて引き継ぎます。
入力パラメータ    
呼び出し先プロセスに渡すパラメータを設定します。
  • 「追加」で新しく入力パラメータを追加します。

  • property_edit」で入力パラメータを編集します。

  • 「上へ」および「下へ」で入力パラメータを並び替えます。
    並び替えたい入力パラメータを選択した後、「上へ」および「下へ」をクリックしてください。
  • 「選択済みの項目を削除」で選択済みの入力パラメータを削除します。
    削除したい入力パラメータを選択した後、「選択済みの項目を削除」をクリックしてください。
設定の詳細については、入力パラメータの設定を参照してください。
出力パラメータ    
呼び出し先プロセスに渡すパラメータを設定します。
  • 「追加」で新しく出力パラメータを追加します。

  • property_edit」で出力パラメータを編集します。

  • 「上へ」および「下へ」で出力パラメータを並び替えます。
    並び替えたい出力パラメータを選択した後、「上へ」および「下へ」をクリックしてください。
  • 「選択済みの項目を削除」で選択済みの出力パラメータを削除します。
    削除したい出力パラメータを選択した後、「選択済みの項目を削除」をクリックしてください。
詳細については、出力パラメータの設定を参照してください。

注意

「利用するバージョン」について | 「利用するバージョン」、「バージョン番号」は、2023 Autumn(Hollyhock)以降のバージョンから設定できます。

4.3.5.8.4.1. 入力パラメータの設定

../../../../_images/call_activity_input_parameters_config01.png
入力パラメータの設定項目の詳細は以下のとおりです。
項目名 必須/任意 入力形式 説明
ソース種別     呼び出し元プロセスのソース種別を選択します。
ソース変数名 必須 任意の文字列を設定します。
「ソース種別」で「変数」を選択した場合に設定します。
呼び出し元プロセスの変数名を設定します。
ソース式 必須 EL式を設定します。
「ソース種別」で「式」を選択した場合に設定します。
値を式で設定します。
ターゲット変数名 必須 任意の文字列を設定します。
呼び出し先プロセスの変数名を設定します。

4.3.5.8.4.2. 出力パラメータの設定

../../../../_images/call_activity_output_parameters_config01.png
出力パラメータの設定項目の詳細は以下のとおりです。
項目名 必須/任意 入力形式 説明
ソース種別     呼び出し先プロセスのソース種別を選択します。
ソース変数名 必須 任意の文字列を設定します。
「ソース種別」で「変数」を選択した場合に設定します。
呼び出し先プロセスの変数名を設定します。
ソース式 必須 EL式を設定します。
「ソース種別」で「式」を選択した場合に設定します。
値を式で設定します。
スコープは呼び出し先プロセスです。
ターゲット変数名 必須 任意の文字列を設定します。
呼び出し元プロセスの変数名を設定します。