4.3.6.4. イベントゲートウェイ¶
イベントゲートウェイは他のゲートウェイと分岐の仕方が異なり、シーケンスフローで接続したキャッチイベントの状態を評価します。
接続先のキャッチイベントが実行状態になった時に、trueと評価します。
最初にtrueと評価された1つのシーケンスフローだけを継続して次の処理に進む事を表します。
イベントゲートウェイで分岐を行うためには、イベントゲートウェイから複数のキャッチイベントにシーケンスフローを接続する必要があります。
設定可能な項目は以下のとおりです。
4.3.6.4.1. イベントゲートウェイの配置¶
4.3.6.4.2. イベントゲートウェイによる分岐¶
次のようにイベントゲートウェイで分岐を行う場合には、キャッチイベントを配置しシーケンスフローで接続している必要があります。
ここではタイマキャッチイベントとシグナルキャッチイベントに接続しています。
イベントゲートウェイに到達すると、タイマキャッチイベントとシグナルキャッチイベントがそれぞれ待機状態に変わります。タイマキャッチイベントに設定された期間が経過すると、シグナルキャッチイベントの処理は中断されタイマキャッチイベントからのシーケンスフローだけが次に進みます。
タイマキャッチイベントに設定された期間が経過するより早くシグナルキャッチイベントがシグナルを受信した場合は、タイマキャッチイベントの処理が中断されシグナルキャッチイベントからのシーケンスフローだけが次に進みます。
4.3.6.4.3. 基本情報の設定¶
基本情報の設定について解説します。
エディタ上で設定を行いたいフローエレメントをクリックします。
プロパティエリアから「基本情報」タブを選択します。
プロパティの詳細は以下のとおりです。
項目名 | 必須/任意 | 入力形式 | 説明 |
---|---|---|---|
ID | 必須 | 任意の文字列を設定します。
英数字と一部の記号のみ使用できます。
|
フローエレメントを一意に特定するためのIDを設定します。 |
名前 | 任意 | 任意の文字列を設定します。
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フローエレメントの名前を設定します。
プロセス定義で表示されます。
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